なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
お花好きな方もコメントどうぞ。

カントウタンポポ見つけたよ

2022年01月18日 17時09分55秒 | 野草

キク科のカントウタンポポです。

 本州の関東地方から中部地方の一部に分布する多年草です。

 関東に多く分布するので「カントウタンポポ」とよばれます。

 本年最初のカントウタンポポを見つけました。

 葉は株からロゼット状に広がります、長さは10センチから20センチで細長く、羽状に裂けて変異が多くあります。

 株の中央から、高さは20センチから30センチの花茎が立ち上がります。

 花茎は中空です、黄色の花弁を持った舌状花が多数集まります。

 茎と花弁の付け根は緑色の総苞があります。

 何枚かの総苞片が集まって漏斗状になります。

 一番下側の総苞片が反り返るのは「セイヨウタンポポ」で、反り返らず滑らかなのが日本在来のタンポポの特徴です。

 房総でも街中や住宅地などでは見られなくなってきました。

 「カントウタンポポ」は年に1回しか花がさきません、見つけたら大事にしてください。

 


オニノゲシ

2022年01月16日 10時44分13秒 | 野草

キク科のオニノゲシです。

 ヨーロッパ原産の越年草、世界に分布を広げているそうです。

 畑や空き地、道ばたでも見られます。

 高さは50センチから1メートル、葉は下部に集まります。

 葉の基部は茎を巻きます、10センチから30センチにのび切れ込みや大きな鋸歯があります。

 鋸歯は多数つき、先はとがるのが「ノゲシ」とのちがいです。

 茎の上部で花枝が分かれて花がさきます。花は黄色の筒状化が多数集まります。

 花が終わると総苞片の先が閉じ花柄側が三角錐にふくらみます。

 総苞片の中で種子が熟すと開いてタンポポのような綿毛のついた種子が風に乗って飛んでゆきます。 

 


マンホール

2022年01月15日 16時14分17秒 | 日記

「館山おさかな大使」、「″渚の駅″たてやま名誉駅長」の「さかなクン」のマンホールカードをもらいにゆきました。

 下が「さかなクン」のマンホールです。

 所在地は、渚の駅の正門前です。正面の建物と同じ図案です。

 こちらが「マンホールカード」です。

 ねこじいじがもらいにいってきました。なっちゃんに送ります。

 マンホールカードのほしい方は「さかなクン」が渚の駅、「館山市」のカードは館山駅東口観光案内所で配布しています。

 一人1枚で無料配布しています。

 


ヒメウズ

2022年01月13日 10時54分54秒 | 野草

キンポウゲ科のヒメウズです。

 関東地方以西の本州から四国、九州に分布する多年草です。

 他の植物がのびる前の草地や土手などで見られます。

 地下に不定形の塊茎を持ち、根出し葉と花茎がのびます。

 高さは10センチから30センチ、枝分かれして茎の先で下向きに花がさきます。

 葉は3出複葉、小葉は卵形で先が3枚に分かれ、分かれた先にも割れが入ります。

 葉の付け根から枝分かれして、枝の先に花がさきます。

 花は下向きにさき、白色の花弁に見えるのは萼で先が5枚に分かれます。

 花の中に薄く黄色に見える筒型のものが花弁です。

 雄しべは10個前後、雌しべは2本から5本です。

 名前の「姫烏頭」は、烏頭(トリカブト)によく似て小さいので姫がついたそうです。


コハコベ

2022年01月11日 10時42分50秒 | 野草

ナデシコ科のコハコベです。

 北海道から本州、四国、九州に分布する越年草、少し湿った畑や空き地、土手などで見られます。

 茎は枝分かれして立ち上がります、高さは5センチから20センチ。

 葉は対生、上部の葉は葉柄が無く、下部の葉は葉柄を持ちます。先のとがった卵形で縁はなめらかです。

 茎の上部で多数のつぼみをつけ、数個づつの花がさきます。つぼみや茎には多数の毛があります。

 花弁は白色で10枚に見えますが根元はつながっています、5枚の花弁が深く割れて10枚に見えるのです。

 雄しべは5本、雌しべの花柱は3本に分かれます。これが5本に分かれるのは「ウシハコベ」です。

 下は茎が緑色なので「ミドリハコベ」、花の雌しべはコハコベと同じく3本に分かれています。

 コハコベの近くにあったのですが、一応分類は違うそうです。

 通称「ハコベ」というのは、コハコベとミドリハコベをさすこともあるそうです。

 春の七草です。