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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

グレイプニル 第83話 『終わらせる者』 感想: あー、これは池内をネタにした打ち切りエンドの始まりだな。

2022-11-21 17:30:57 | グレイプニル
うーん。
これはないわー。

これ、池内が完全に、デウス・エクス・マキナの位置づけだよね。

もちろん、池内の登場で事態は何も解決されてはいないのだけど。

でも、池内を使ってほのかの悪意を全部集約せたことで、どうやら「スーパーヴィラン・池内」とでもいうべき悪意の総体が爆誕!したから、あとは、もう後先考えずに、この「スーパーヴィラン・池内」を叩けば終了!ってことにしたみたいw

つまり、ほのかのことをどうすればいいのか、半ばグダグダな展開になっていたのを、池内を討伐すればスカッと解決!ってことになったってこと。

いや、どうせ、「俺みたいは弱者はどうすればいいんだ・・・」とか、定番の「弱者を虐げるな!」コールも強調されていたから、心のやさしい修一&クレアは、きっとこんなクズ野郎の池内でも救おうとしちゃうのだろうけど。

多分、吉岡の魂がやってきて、池内くん、やめてー!!!、とか叫んで、腐った池内の心を浄化してやる、とかのオプションが付くとは思うけどw


いや、でも、もう、なんかメチャクチャだよねw

ここまで物語が破綻するとは思ってなかった。

この土壇場で池内を出すなら、100枚のコインのことをヤツなりに考えさせて、何らかの策を携えてから、登場させろよ!ってさすがに思うかな。

あと、何がムカつくかって、あれだけ、この物語を、幼いときに山田塾に通った修一たち6人が特権的に解決のカギを握る存在として描いた物語にしておきながら、この土壇場で、いわば完全なる部外者である池内に、物語の行く末を委ねるような展開に落としてしまうのだから。

今頃、直人は、この事態をどう見てるのだろう、とか思うじゃない。

いや、池内みたいなモブが、俺たちにも役割をよこせ、とか言って、承認欲求を満たさせてくれ、とか懇願するのはわかるけどさ、それを、いま、ここでやるかなぁ。

だったら、前回も思ったけど、吉岡が消える場面とか、ちゃんと描いておけよ、って思うじゃない。

これもう、物語、メチャクチャじゃない。

もちろん、部外者という意味では、クレアがほのかをそそのかしてやらかしたところがあるのは認めるけど、でもさ、クレアは修一とともに主人公で、しかもエレナによって記憶が抹消されていた、という設定がちゃんとあったじゃん。

そういう描写の積み重ねがあったから、修一とエレナの山田塾6人集の内輪の物語に介入する権利をもっていたけどさ。

池内にはそんなかかわり、なんにもないでしょ。

ただ、吉岡が修一に惹かれているに嫉妬した、イケてないモブ男子でしかないじゃん。

なんでこんな奴に、物語の終盤のカギを握るような役をまかせるのか、まったくわからない。

これ、よっぽど驚嘆させられるようなオチで終わらせてくれない限り、この池内の登場でこの作品はただの駄作になった、といってもいいくらいの流れだよ。

いや、実は、すでに海斗による修一の学校襲撃の時点で、あれれ?とは思ってたけどさ。

でもね、これはさすがに擁護する余地が皆無。

超ガッカリ。
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