前巻の最後で、リューさんとともに、なんと37階層という『深層』に、心身ともにズタボロ状態で取り残されてしまったベルくん。
二人はどうやって地上へと帰還するのか?
それとも「二人ともに」は無理なのか?
救援は来るのか?
それはゼノス?
ロキ・ファミリア?
あるいは・・・
ということで、スペース、空けときます。
いやー、とにかく凄かった!
怒涛の620頁!
優に、いつもの2冊分!だよ!
で、何が凄いか、って、その620頁を一気読みさせる密度!
てか、どこかで一息つくとか、全く無理w
いやまぁ、厚さにしても、密度にしても、結局のところ、ベルくんの戦闘シーンの連続なので、もうグイグイグイグイって具合に、頁はどんどん繰られていく「だけ」といえば、「だけ」なんだけどね。
相変わらず、作者は上手いなー、と思うのは、もう、絶体絶命のピンチの連続なので、どこかで援軍がやってくるんじゃないのかな?、誰が来るの?ねぇ、誰?て感じで、その期待も込みでどんどん頁が進むわけだったのだが。。。
でも、そんなのは、もー、完全に期待ハズレも期待ハズレw
なにしろ、ベルくん、結局、全部、自分でなんとかしちゃったんだよね!
先走っちゃうと、これ、もう、ベルくん、マジで「2階級特進」、ありえるんじゃない?
てか、これで、レベル5になってなかったら、さすがにおかしいでしょ?
だって、まさに、ギリギリのところで生き残ったのだから。
今回の、深層における「冒険」こそ、本当の冒険でしょ。
その意味では、あのロキ・ファミリアの面々を魅了した猛牛との初戦のときに匹敵する「ヤバさ」でしょ。
いや、実のところ、全くあの比ではないんだけど。
それにしても、あー、ここはマジでゲーム空間なんだなぁ、と思ったのは、前回の引きで、満身創痍だったベルくんたち、一体全体どうするんだろう?と思っていたら、なるほど、リューさんの治癒魔法かぁ!って、わりと素直に驚いたんだよね。
その手があったかぁ!とw
しかも、魔法は「精神(マインド)」に依拠する能力で、しかも、マインドの場合、一旦底をついても、休息をとれば、ある程度は回復する、というしかけ。
であれば、マインドさえ尽きなければ、あるいは、マインドさえ回復できれば、満身創痍であっても、だましだましなんとかやっていける、わけで。
もちろん、深層においては、その休息を取る、ということがそもそも困難なわけだけど、ともあれ、ソロではなくツーマンセルであれば、なんとかすることもできる。
ということで、結局、ベルとリューの二人で生き延びてしまったからなぁ。
マジでびっくり。
しかも、その勝利の仕方が、全くご都合主義的に見えないのが凄い。
いや、ところどころ、ご都合主義的展開はあるにはあるんだけど、でも、その「都合の良さ」を忘れさせるくらい、深層の脅威がハンパない。
あれだけシビアな世界なら、若干くらいは主人公補正がなされても気にならない。
実際、一度は、本気で、あー、ここでリューさん、死んじゃうんだぁ・・・、って思ったもの。
それは、リューからすれば、未来に繋ぐための冷静で合理的な判断の結果から生じた「自己犠牲」だったわけだけど、それを、我らがベルくんが、見過ごすわけもなくw
でも、裏返すと、決死の「自己犠牲」であったはずのリューの想いを踏みにじるものでもあったわけで。。。
でも、そんなベルくんの行動を「正当化」してしまうマジックワードが、
だって、ベルは《愚者》だから、だったりして。
そう、彼は、後先考えずに手を差し出してしまう《愚者》なわけだが、その《愚者》を強調することで、例のゼノスの一件が、単にベルくんを成長させただけでなく、この「ダンまち」という物語自体を(都合よく)振り回すために必要なエピソードだったんだなぁ、と思わせるよね。
その上で、今回の、リューさんのかつての仲間の心意気を回想するシーンから、しかし、そんな愚行の結果、理想を成し遂げしまう人としたら、それはもはや『英雄』と呼ぶしかない、という流れも、納得がいくよね。
つまり、ベルは、ゼノスの一件で『愚者』となり、
しかし、リューさんのかつてのパーティメンバーたちからは『英雄』とみなされることになる。
しかも、その『英雄』たる理由を知るのは、リューさんのみ、というのだから。。。
そりゃ、リューさんも、年上だけど、ベルくんにゾッコンになるはずだよね。
裏返すと、作者のあとがきではないけれど、エルフを落とすには、ここまで体を張らないとダメなのか、って思うよなぁwww
こうなると、この先、気になるのは、やっぱり、リューさんのヘスティア・ファミリア入りだよなぁ。
いや「派閥連合」という、実質的な「拡大ヘスティア・ファミリア」というのもありはありだと思うのだけど。
だって、この際、ダフネやカサンドラもいれたいじゃん。
もちろん、アイシャもw
命のように、レンタル移籍、ってのでもいいとは思うのだけど。
あ、そうか、「派閥連合」のままにしておいたほうが、今回、満を持してダンジョンに潜った「豊穣の女主人」チームも、ほんとに必要になったら参戦!ってしやすいのかもね。
あ、でも、それなら、やっぱり、リューさんは、ヘスティア組入りしたほうがいいのかな?
春姫がいるから、なんだかんだいってベルたちに目をかけているアイシャのように。
で、そうそう。
もう一つ驚いたのは、ベルに置いてけぼりをくらった「派閥連合」チームが、結局、独力でなんとか階層主を破ったこと。
なので、蓋をあけてみれば、12、13、14巻と続いた「冒険」は、ヘスティア・ファミリアの面々の、強制的レベルアップ・イベントだった!ってことね。
特に、ヴェルフの、砕けない魔剣とかね。
前から思っていたけど、いい加減、ベルを除いたヘスティア・ファミリアのレベルを底上げしないことには、全然、話が進まなくなってきていたので。
なので、レベルアップ・イベントはマストだったのだけど、そのためには、ベルがいないのが手っ取り早いってことで。
そこで、数少ない男性メンバーのヴェルフがまずは頭一つ抜け出した、ってことだよね。
さっきの、あー、治癒魔法があったかー!ってのと同じくらい、
え、現場で得物、つくっちゃうわけ? ってやっぱり驚いたからね。
それはそれでやっぱ、チートだしw
でもさ、12巻での冒頭でフェルズにベルくんが言われていたように、「最下層を攻略しないことには、ゼノスたちに未来はない」わけだから、最下層に辿り着こうと思うなら、ヘスティア・ファミリアが全体としてレベルアップしないと絶対無理だからね。
あー、その意味では、やっぱり、派閥連合というよりは、「大ヘスティア・ファミリア」が誕生するのかなぁ。アイシャやダフネ、カサンドラ、そしてリューが加わるところから始まる感じで。
ともあれ、もう、とにかく14巻、凄かった!
細かいところは、実際に読んでみてw
とにかく、あー、スゲー試合だったよ!とか、スゲーコンサートだったよ!ってのに近い感覚。
しかし、こうなると次巻がマジで楽しみだなぁ。
かつての8巻のノリで、きっと、いろいろと今回のダンジョンの間の小話とか、後日譚とかやるんだろうな。
まぁ、とにかく、リューさんの今後が、気になる。
あとは、微妙に、前巻では右腕が切り落とされ、本巻では左腕を「作りなおす」ことになった、ベルくんの両腕が気になる。
なんか、実は、スゴイ「魔力」的なものが宿ってしまってたりはしないのかな?
多分、レベルアップとともに、また、「スキル」が足されているような気もするので。
15巻、急ぎ気味でよろしく!
あ、でも、来月には、ソード・オラトリアの新刊も出るのか。
あっちはあっちで、これから、どうするんだろうねぇ。。。
二人はどうやって地上へと帰還するのか?
それとも「二人ともに」は無理なのか?
救援は来るのか?
それはゼノス?
ロキ・ファミリア?
あるいは・・・
ということで、スペース、空けときます。
いやー、とにかく凄かった!
怒涛の620頁!
優に、いつもの2冊分!だよ!
で、何が凄いか、って、その620頁を一気読みさせる密度!
てか、どこかで一息つくとか、全く無理w
いやまぁ、厚さにしても、密度にしても、結局のところ、ベルくんの戦闘シーンの連続なので、もうグイグイグイグイって具合に、頁はどんどん繰られていく「だけ」といえば、「だけ」なんだけどね。
相変わらず、作者は上手いなー、と思うのは、もう、絶体絶命のピンチの連続なので、どこかで援軍がやってくるんじゃないのかな?、誰が来るの?ねぇ、誰?て感じで、その期待も込みでどんどん頁が進むわけだったのだが。。。
でも、そんなのは、もー、完全に期待ハズレも期待ハズレw
なにしろ、ベルくん、結局、全部、自分でなんとかしちゃったんだよね!
先走っちゃうと、これ、もう、ベルくん、マジで「2階級特進」、ありえるんじゃない?
てか、これで、レベル5になってなかったら、さすがにおかしいでしょ?
だって、まさに、ギリギリのところで生き残ったのだから。
今回の、深層における「冒険」こそ、本当の冒険でしょ。
その意味では、あのロキ・ファミリアの面々を魅了した猛牛との初戦のときに匹敵する「ヤバさ」でしょ。
いや、実のところ、全くあの比ではないんだけど。
それにしても、あー、ここはマジでゲーム空間なんだなぁ、と思ったのは、前回の引きで、満身創痍だったベルくんたち、一体全体どうするんだろう?と思っていたら、なるほど、リューさんの治癒魔法かぁ!って、わりと素直に驚いたんだよね。
その手があったかぁ!とw
しかも、魔法は「精神(マインド)」に依拠する能力で、しかも、マインドの場合、一旦底をついても、休息をとれば、ある程度は回復する、というしかけ。
であれば、マインドさえ尽きなければ、あるいは、マインドさえ回復できれば、満身創痍であっても、だましだましなんとかやっていける、わけで。
もちろん、深層においては、その休息を取る、ということがそもそも困難なわけだけど、ともあれ、ソロではなくツーマンセルであれば、なんとかすることもできる。
ということで、結局、ベルとリューの二人で生き延びてしまったからなぁ。
マジでびっくり。
しかも、その勝利の仕方が、全くご都合主義的に見えないのが凄い。
いや、ところどころ、ご都合主義的展開はあるにはあるんだけど、でも、その「都合の良さ」を忘れさせるくらい、深層の脅威がハンパない。
あれだけシビアな世界なら、若干くらいは主人公補正がなされても気にならない。
実際、一度は、本気で、あー、ここでリューさん、死んじゃうんだぁ・・・、って思ったもの。
それは、リューからすれば、未来に繋ぐための冷静で合理的な判断の結果から生じた「自己犠牲」だったわけだけど、それを、我らがベルくんが、見過ごすわけもなくw
でも、裏返すと、決死の「自己犠牲」であったはずのリューの想いを踏みにじるものでもあったわけで。。。
でも、そんなベルくんの行動を「正当化」してしまうマジックワードが、
だって、ベルは《愚者》だから、だったりして。
そう、彼は、後先考えずに手を差し出してしまう《愚者》なわけだが、その《愚者》を強調することで、例のゼノスの一件が、単にベルくんを成長させただけでなく、この「ダンまち」という物語自体を(都合よく)振り回すために必要なエピソードだったんだなぁ、と思わせるよね。
その上で、今回の、リューさんのかつての仲間の心意気を回想するシーンから、しかし、そんな愚行の結果、理想を成し遂げしまう人としたら、それはもはや『英雄』と呼ぶしかない、という流れも、納得がいくよね。
つまり、ベルは、ゼノスの一件で『愚者』となり、
しかし、リューさんのかつてのパーティメンバーたちからは『英雄』とみなされることになる。
しかも、その『英雄』たる理由を知るのは、リューさんのみ、というのだから。。。
そりゃ、リューさんも、年上だけど、ベルくんにゾッコンになるはずだよね。
裏返すと、作者のあとがきではないけれど、エルフを落とすには、ここまで体を張らないとダメなのか、って思うよなぁwww
こうなると、この先、気になるのは、やっぱり、リューさんのヘスティア・ファミリア入りだよなぁ。
いや「派閥連合」という、実質的な「拡大ヘスティア・ファミリア」というのもありはありだと思うのだけど。
だって、この際、ダフネやカサンドラもいれたいじゃん。
もちろん、アイシャもw
命のように、レンタル移籍、ってのでもいいとは思うのだけど。
あ、そうか、「派閥連合」のままにしておいたほうが、今回、満を持してダンジョンに潜った「豊穣の女主人」チームも、ほんとに必要になったら参戦!ってしやすいのかもね。
あ、でも、それなら、やっぱり、リューさんは、ヘスティア組入りしたほうがいいのかな?
春姫がいるから、なんだかんだいってベルたちに目をかけているアイシャのように。
で、そうそう。
もう一つ驚いたのは、ベルに置いてけぼりをくらった「派閥連合」チームが、結局、独力でなんとか階層主を破ったこと。
なので、蓋をあけてみれば、12、13、14巻と続いた「冒険」は、ヘスティア・ファミリアの面々の、強制的レベルアップ・イベントだった!ってことね。
特に、ヴェルフの、砕けない魔剣とかね。
前から思っていたけど、いい加減、ベルを除いたヘスティア・ファミリアのレベルを底上げしないことには、全然、話が進まなくなってきていたので。
なので、レベルアップ・イベントはマストだったのだけど、そのためには、ベルがいないのが手っ取り早いってことで。
そこで、数少ない男性メンバーのヴェルフがまずは頭一つ抜け出した、ってことだよね。
さっきの、あー、治癒魔法があったかー!ってのと同じくらい、
え、現場で得物、つくっちゃうわけ? ってやっぱり驚いたからね。
それはそれでやっぱ、チートだしw
でもさ、12巻での冒頭でフェルズにベルくんが言われていたように、「最下層を攻略しないことには、ゼノスたちに未来はない」わけだから、最下層に辿り着こうと思うなら、ヘスティア・ファミリアが全体としてレベルアップしないと絶対無理だからね。
あー、その意味では、やっぱり、派閥連合というよりは、「大ヘスティア・ファミリア」が誕生するのかなぁ。アイシャやダフネ、カサンドラ、そしてリューが加わるところから始まる感じで。
ともあれ、もう、とにかく14巻、凄かった!
細かいところは、実際に読んでみてw
とにかく、あー、スゲー試合だったよ!とか、スゲーコンサートだったよ!ってのに近い感覚。
しかし、こうなると次巻がマジで楽しみだなぁ。
かつての8巻のノリで、きっと、いろいろと今回のダンジョンの間の小話とか、後日譚とかやるんだろうな。
まぁ、とにかく、リューさんの今後が、気になる。
あとは、微妙に、前巻では右腕が切り落とされ、本巻では左腕を「作りなおす」ことになった、ベルくんの両腕が気になる。
なんか、実は、スゴイ「魔力」的なものが宿ってしまってたりはしないのかな?
多分、レベルアップとともに、また、「スキル」が足されているような気もするので。
15巻、急ぎ気味でよろしく!
あ、でも、来月には、ソード・オラトリアの新刊も出るのか。
あっちはあっちで、これから、どうするんだろうねぇ。。。