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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

カッコウの許嫁 第135羽目 『そんなにおかしいかな…』 感想: おー、ついに凪兄の宗助が登場したか!

2022-11-16 10:39:12 | カッコウ
ようやく凪の実兄でエリカの探し人だった天野宗介が登場!

それも、自らエリカたちの家にやってくるとは。

しかも、凪やエリカよりも先に、よりにもよって幸に会ってしまうとか。

ひろとエリカとの急接近から、幸やあいも含めて、急速に五角関係に目覚めようとしている凪の心も揺さぶる展開だよね。


しかし、これどう見ても、今後、幸と宗助を互いにダブらせながら描いていく、ってことだよね。

だって、最後に幸が言っていた「家族から始まって結婚する(そしてまた家族になる)」という考え方が、そのまま宗助とエリカの間にも当てはまる関係なわけでしょ?

そのあたり、宗一郎が、ホントのところどう考えているのか、気になるところ。

というか、宗一郎と宗助のあいだにどういう父子喧嘩があったのか。

おいおい描かれていくのだろうな。

しかし、この作品、キャラの配置とそれぞれの心理の動きを描くの上手いよね。

結構、びっくりしている。


だって、エリカ好きなだけのダメダメなどこぞの御曹司かと思っていた理人が、思いの外、常識人で、しかも、彼の登場から一気に天野家の秘密?闇?に切り込む展開になってきているのだから。

ていうか、理人、ものすごく重要人物じゃんw

凪父の宗一郎との会話で、なにげに凪の現状が五角関係wであることを整理してくれたり。

凪兄の宗助のこともリアルに知っていることを匂わせてくるし。

マジで、理人、この先のナビ役じゃんw

ていうか、『かのかり』における八重森ポジだねw


なのに、そんな理人への好評価の流れをぶった切るように、いきなり宗助が現れるのだから。

これはやられたよー。

この流れもものすごくナチュラルだったからね。

なにしろ、前回の最後に幸が自腹切ってでも沖縄に行こうとしている描写が挟まれ、さらに凪たちがすでに東京に帰ろうとしている描写が描かれた上での、まさかの宗助登場だからね。

まぁ、まだ最後の男が宗助と確定したわけではないけれど。

でも、とにかく、この一連の流れは、ちゃんとサスペンスしていてさすが、と思ったよ。

いまどき、ちゃんとプロットがあるのが素晴らしい。

にしても、沖縄からの帰りのプライベートジェット、ひろとエリカの間に挟まれた凪は完全に針のむしろ状態だったのは笑えるw

はたして、凪と宗助は、どういう出会い方をするのだろう?

でも普通に考えて、

理人が、凪とエリカとの関係、
宗助が、凪と幸との関係

を凪に問い詰めさせるための仕掛けであることは間違いないはずで。

そうなると、これは、やっぱり最後は、エリカvs幸の凪争奪戦、ということになるのかな。

そうなると、ひろとあいの立ち位置が難しくなってくるけど。

でも、少なくとも、凪とは30歳までに結婚できればいいと公言している、いわば愛人ポジション、静観ポジションにあるあいは、このさき、独自に動いて、理人や宗助の本心を探る役になっていくようなきがする。

あー、そうすると、むしろ、ひろは、凪のセコンド役になっていくのか。

なんとなくこの先の展開が見えてきたような気がするw

しかし、ホント、キャラの心情の揺れをちゃんとお話に落として、その上、その動きを、ギャグ込みでマンガとして描いているのだから、やっぱり、この作者、スゴイかも。
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