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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

聖女の魔力は万能です 第12話 『帰還』 感想: いい終わり方。なんとなく「なろう」が受ける理由もわかった気がする。

2021-06-23 15:58:06 | Weblog
いい締め方だったので、これは2期を希望。

てか、こういうのでいいんだよw

確かに、セイがホーク様wに向ける「愛」が、聖女の魔力の源泉!ってのは、こっ恥ずかしいけどw

でも、それくらいベタな方が、見てる方は安心できる。

まぁ、これで、この後、セイが、所長さんやユーリの危機に、助けたい!って思って、同じく聖女の魔法が発動する、なんてことがあったら、大騒ぎになるけどw

でも、一人の男性への愛ではなく、広く民への愛が「聖女」の由来だと思うので、そういうオチになってもいいかなぁ、と。


ともあれ、これは、今期の中で、数少ない安心して見れたもののひとつ。

あと、「なろう」が受ける理由や、その反対に電撃文庫ものがことごとく空振りに終わる理由もわかってきた気がする。

結局、良くも悪くも、日本のテレビでまともに見れるものがアニメくらいしかなくなってしまって、アニメの中に、かつてテレビドラマで取り上げられていたような内容を盛り込んでほしい、ということなのだろうな、と。

だから、なろうの主人公は社会人が多い、ってことなのだろうし、それなりに社会人経験が活かされるような異文化シチュが与えられる、ということなのだと思う。

その意味では、会社人生なり社会人人生のシミュレーション。

でも、ドラマって、以前は、そういうものだったんだよね。

それが、ドラマもいつしか漫画や小説が原作のものを焼き直すようになってきて、かつてのドラマらしさが失われていった。

で、そうした物語の空白を埋めようとして素人が書いた物語が掲載される場が、「なろう」とかの投稿サイトだった、と、ひとまず言えるように思う。

だから、セイは社会人、なんだよね。

そういう意味では、電撃文庫は、もはや一昔前のキモオタや厨二病患者向けのラインナップにしかなっていない、ということなんだな、と。

で、アニメが引き受けなきゃいけない視聴者の裾野が広がった分、電撃文庫ものは周縁化されるしかないのだろうな、と。ニッチすぎるから。

あとは、視聴者が求める主人公は、高校生ではなくて、社会人だということ。

これは、アニメの視聴者が海外に広がっていることも含めての変化だと思う。

その意味では、成人した社会人が、ゲームのノリで異世界に転生する、というのは、受け入れやすいはず。

少なくとも、日本の高校で制服を着た子どもが繰り広げる物語よりも間口は広い。

そう思って、納得したのが、ダイナゼノンの最終回で、蓬が、「不自由を選択する」と言ったところね。

否応なく社会人になってしまうことも含めて、まずは選択してしまったところで、何をするのか、何ができるのか、そういうことに取り組もうぜ、いつまでも自由を謳歌する、なんてことを言ってないで、ってことなのだと思う。

だから、あの蓬の言葉に、なろうが受けて、電撃がコケる理由も表明されていた、ということ。

そういう意味では、セイのような女性の主人公が、異世界で、自分の役割を少しずつ自覚しながら、周りと強調しつつ物語を紡いでいく、というのは、思い切りお花畑wのお話だけど、観る側にとっては入っていきやすい、ということなのだろうな、と。

そういう意味でも、2期に期待したいところ。

もう少し、セイが飛ばされた異世界の秘密についても知りたいところだしw
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