長らく続いた魔法世界編がようやく終了。
とはいえ、あまりにも淡々とした幕引きで正直拍子抜け。
リライトされた魔法世界の住人があまりにもあっさり戻ってしまって。
もう少し、感動の再会があっても良かったと思うな。
アリアドネーの委員長にしても、トサカにしても。
既に赤松健のTwitterでも告知されていたように、ここから話が分岐して、一つのルートが映画に、もう一つのルートが次号からの展開、ということらしいが・・・。
裏返すと、このタイミング合わせに、過去約一年程、休載等を含めて付き合わされたわけで。
どうなんだろうね、こういう展開。
確かにルートが分岐して、アナザーストーリーを映画でやります、あ、でも、映画も連載もどちらもネギま!です!、っというのはね。そもそも『ネギま!?』が一種の別解釈ワールドだったわけだから、既にそういう試みはしているといえばしているのだけど。
試み自体は面白いと思うけど、だからといって、それで本編連載まで帳尻合わせることになるのでは本末転倒ではないか?と思ってしまう。
こう思うのも、今回の幕引きがあまりにあっさりし過ぎてるからなのだけど。
あっさりし過ぎ、の失望には二つあって。
一つは「消された=死んだ」という事実が余りにも簡単に受け止められていること。
少なくとも、アリアドネーの委員長がユエをかばって消された時は、ユエとともにその消失に絶望させられた、という感じに対して、その復活はあまりにもあっさりしている。
もう一つは、ついつい前回からの勢いで忘れがちだけど、こんなに明日菜がオールマイティーでいいの?ということ。
というのも、リライトされ消失した魔法世界人を救うために、のどかたちが必死になってグランドマスターキーの奪取に注力し、その奪取のためにどれだけ死線をくぐりぬけてきたか・・・、というかその描写をさんざんここまで読まされてきたものからすると、一体のどかやユエたちの努力は何だったのか、ということ。
何が言いたいかというと、復活の儀式を行う主役は、誰よりもリライトされた人たちの復活を望んでいるのどかやユエ、村上たちであるべきだったのが、「うん、全部わかってるから」ということで、明日菜が全てさらっと復活させてしまったところ。
これじゃ、今までの物語は一体何だったんだ?と思う。
いや、これでいいなら、そもそもグランドマスターキーの話なんてすっ飛ばして、要するに、明日菜に、明日菜がアスナであることを伝えて、自らをガードさせるよう仕向けるのを怠ったラカンら『赤い翼』の生き残りの責任じゃない?って思ってしまったりして。
で、何が気になるかって、こうした物語展開上の穴が、どうも映画公開の日程に合わせて調整されたんじゃないの?と思わされるところなんだよね。
今まで何回か書いたけど、この半年ほどのネギま!は休載もさることながら、個々のエピソードがどうにも間延びしているものが多かった。フェイトとの戦闘シーンなんてその最たるもので。
そもそもネギま!はバトル漫画じゃなかったよね、とまではいわないけれど、たとえばラカンとの武闘会は、ネギとラカンの間の駆け引きや、ネギ自身の成長、ということもあって、それなりにきちんとカタルシスがあった。あと、勝たないと奴隷にされたクラスメートを救えない、という動機もきちんとあったし。
でも、この魔法世界編最終決戦では、そういう動機づけが途中から空回りして、あとから振り返ると、よくわからないけど、ネギが闇の魔法の侵食を克服してフェイトを凌駕した、ってだけでしょ。
その多くは、今後の分岐ルート連載編で明らかにされていくのだろうけど、そういうタネ明かし的な話が途中で看過されてきたのは、どうもね。
というか、「魔法無効化」ってだけでもワイルドカードな裏技なのに、その上、魔法世界の再生もできる、ってやっぱり明日菜、マイティーすぎると思うんだよな。
文字通り、機械仕掛けの神、というか。
もちろん、こうした構成の全てが作者自身の望んだものとは限らないだろうから、その点では、次回以降の新展開で、今まで映画準備で抑圧されていたものをかなぐり捨ててくれることを期待するけどね。
とりあえずは、ネギの魔法世界救済策がどうなるのか、ってことだよね。
あとは、今回のアリアドネー委員長の復活からもわかるように、「消えた人が復活した」事例が大量にそこらじゅうで起こったわけで、そのことから、この世界が造られた魔法世界であると、魔法世界住人に伝えるのかどうか、というところかな。
わざわざネギを今回の騒動を鎮めた英雄として一般公開するのも、彼の口からそうした事実を伝えて、魔法世界の存続を皆で取り組みましょう、ということかもしれない。
つまり、今まで魔法世界でタブー視されていた「この世界は作り物」というのを、外からやって来た英雄の口を通して伝える・・・、という感じ。
とにかく、映画縛りから解放されて、またはっちゃけたネギま!になってくれることに期待。
とはいえ、あまりにも淡々とした幕引きで正直拍子抜け。
リライトされた魔法世界の住人があまりにもあっさり戻ってしまって。
もう少し、感動の再会があっても良かったと思うな。
アリアドネーの委員長にしても、トサカにしても。
既に赤松健のTwitterでも告知されていたように、ここから話が分岐して、一つのルートが映画に、もう一つのルートが次号からの展開、ということらしいが・・・。
裏返すと、このタイミング合わせに、過去約一年程、休載等を含めて付き合わされたわけで。
どうなんだろうね、こういう展開。
確かにルートが分岐して、アナザーストーリーを映画でやります、あ、でも、映画も連載もどちらもネギま!です!、っというのはね。そもそも『ネギま!?』が一種の別解釈ワールドだったわけだから、既にそういう試みはしているといえばしているのだけど。
試み自体は面白いと思うけど、だからといって、それで本編連載まで帳尻合わせることになるのでは本末転倒ではないか?と思ってしまう。
こう思うのも、今回の幕引きがあまりにあっさりし過ぎてるからなのだけど。
あっさりし過ぎ、の失望には二つあって。
一つは「消された=死んだ」という事実が余りにも簡単に受け止められていること。
少なくとも、アリアドネーの委員長がユエをかばって消された時は、ユエとともにその消失に絶望させられた、という感じに対して、その復活はあまりにもあっさりしている。
もう一つは、ついつい前回からの勢いで忘れがちだけど、こんなに明日菜がオールマイティーでいいの?ということ。
というのも、リライトされ消失した魔法世界人を救うために、のどかたちが必死になってグランドマスターキーの奪取に注力し、その奪取のためにどれだけ死線をくぐりぬけてきたか・・・、というかその描写をさんざんここまで読まされてきたものからすると、一体のどかやユエたちの努力は何だったのか、ということ。
何が言いたいかというと、復活の儀式を行う主役は、誰よりもリライトされた人たちの復活を望んでいるのどかやユエ、村上たちであるべきだったのが、「うん、全部わかってるから」ということで、明日菜が全てさらっと復活させてしまったところ。
これじゃ、今までの物語は一体何だったんだ?と思う。
いや、これでいいなら、そもそもグランドマスターキーの話なんてすっ飛ばして、要するに、明日菜に、明日菜がアスナであることを伝えて、自らをガードさせるよう仕向けるのを怠ったラカンら『赤い翼』の生き残りの責任じゃない?って思ってしまったりして。
で、何が気になるかって、こうした物語展開上の穴が、どうも映画公開の日程に合わせて調整されたんじゃないの?と思わされるところなんだよね。
今まで何回か書いたけど、この半年ほどのネギま!は休載もさることながら、個々のエピソードがどうにも間延びしているものが多かった。フェイトとの戦闘シーンなんてその最たるもので。
そもそもネギま!はバトル漫画じゃなかったよね、とまではいわないけれど、たとえばラカンとの武闘会は、ネギとラカンの間の駆け引きや、ネギ自身の成長、ということもあって、それなりにきちんとカタルシスがあった。あと、勝たないと奴隷にされたクラスメートを救えない、という動機もきちんとあったし。
でも、この魔法世界編最終決戦では、そういう動機づけが途中から空回りして、あとから振り返ると、よくわからないけど、ネギが闇の魔法の侵食を克服してフェイトを凌駕した、ってだけでしょ。
その多くは、今後の分岐ルート連載編で明らかにされていくのだろうけど、そういうタネ明かし的な話が途中で看過されてきたのは、どうもね。
というか、「魔法無効化」ってだけでもワイルドカードな裏技なのに、その上、魔法世界の再生もできる、ってやっぱり明日菜、マイティーすぎると思うんだよな。
文字通り、機械仕掛けの神、というか。
もちろん、こうした構成の全てが作者自身の望んだものとは限らないだろうから、その点では、次回以降の新展開で、今まで映画準備で抑圧されていたものをかなぐり捨ててくれることを期待するけどね。
とりあえずは、ネギの魔法世界救済策がどうなるのか、ってことだよね。
あとは、今回のアリアドネー委員長の復活からもわかるように、「消えた人が復活した」事例が大量にそこらじゅうで起こったわけで、そのことから、この世界が造られた魔法世界であると、魔法世界住人に伝えるのかどうか、というところかな。
わざわざネギを今回の騒動を鎮めた英雄として一般公開するのも、彼の口からそうした事実を伝えて、魔法世界の存続を皆で取り組みましょう、ということかもしれない。
つまり、今まで魔法世界でタブー視されていた「この世界は作り物」というのを、外からやって来た英雄の口を通して伝える・・・、という感じ。
とにかく、映画縛りから解放されて、またはっちゃけたネギま!になってくれることに期待。