BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

とある魔術の禁書目録II 第20話 『猟犬部隊(ハウンドドッグ) 』

2011-02-26 13:23:32 | 超電磁砲/禁書目録
素直に面白いじゃないか。
最初からこのクオリティでやっててくれよ、全くw

ま、登場人物にしても設定にしても、駒が揃ったからこそ、のことかもしれないけれど。

原作未読だから、この先どうなるのか、全然わからないけど、
それでも舞台設定としては俄然面白くなった。

単純に、科学(学園都市)側と魔術(ローマ正教?)側との対立という構図の中で、

上条さん+ラストオーダー と
一通さん+インデックス が

シャッフルして物語が進むのはいいね。
そのまま、物語のクロスオーバーを示唆してるし。

それに、ラストオーダーを通じてビリビリとも関わるところが。

あとは、今回の木原とかがとくにそうだけど、
学園都市側って、基本、個人本位というか、上からの命令だからやる、
でも、やるときは好きなようにやらせてもらう、って感じが強くて、
なんだか、みんなサラリーマン的。
面従腹背まではいかないところが、特に。

それに対して、魔術側は、基本、みんな信念ベースで動いている。
上条さんをわざわざ敵「認定」して、仕掛けてくるほどだから。

だから、一応、この両組織の面々の動きの違い、というのも
一つの鍵なんだろうね。物語的に読み進める上では。

学園都市の暗部がどうこうってのは、とりあえず、いいとして、
敵味方、相乱れる感じ、とか、
互いに互いの思惑に気づいたり気づかなったり、ってのも
現状を、必要以上に混乱させる要素なんだろうな。

なによりも、上条さんがラストオーダーをかばい、
一通さんがインデックスを気遣う、という対比も、
両者が本質的には同じ、コインの裏表、とかを表しているのだろうし。

とにかく、このグチャグチャに物語がなってしまった感はいいね。

とりあえず、このクオリティで3月まで突っ走ってくれることに期待。

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夢喰いメリー 第8話 『夢回廊』

2011-02-26 12:44:54 | Weblog
これは、不思議な話。

前々から気になっていたのだけど、この作品は映像が素敵。

ちょっと前の、清々しい感じの、邦画にあったような構図が多数使われていて、
物語もさることながら、

遠景のショットと
そこに当てられたちょっと環境音楽っぽいBGMで

なんだか、ぼうーっとした、それこそ、夢うつつな感じがする。
多分、このぼうーと感は狙ってやってるのだろうけど、

実は、とても贅沢な映像を見ているように思うのだよね。

裏返すと、それなりに見るときに、違う意味で「構え」が必要になるというか、
こちらも、ちょっとひと心地ついたかな、という時でないと、見られない。

とにかく、不思議なんだよなぁ。

まさに映像のショットだけで雰囲気を作ってその世界に没入させようとする。
これ、やっぱり、ちょっと新しい感じの演出なんじゃないのかな。
基本はアニメ絵なんだけど、情感溢れる構成、ってね。
アニメが何で出来ているのか、見直すのにいい作品なのかもしれない。
うん、とても映画的。

映像、というのでいけば、OPで、メリーが壁にパステル調の画で映りこみながら駆け抜けていくところは、
初見の時も、あぁ、うまいことするなぁ、と思った。
映像として、素朴に綺麗だよね。
ピュア、というか・・・

あの映像に相当するものが、本編の方にも適宜埋めこまれている気がする。
丁寧な作り、というのかな。

原作未読なので、果たして、この雰囲気が原作にのっとったものなのか、
それとも、映像化スタッフによる独自の試みなのか、判然としないのだけど、
多分、映像側の解釈というか、トライアルなんだよね、きっと。

癖になりそうな作品。

あとは、実際に、この夢うつつの世界の中で、
メリーや夢路がどう振舞っていくのか、そのお話がどう展開するのか、
そこが気になる。

あ、そうか、風が吹き上げるショットが上手いんだな。
風が何かを運んでくる、という気持ちにさせて。

ホント、心地良い。。。

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魔法少女まどか☆マギカ 第8話 『あたしって、ほんとバカ』

2011-02-26 02:47:40 | まどマギ
さやか~

まさかホントにダークサイドに落ちるとは・・・

とはいえ、このために、まどかに代わって杏子がさやかに寄り添う役を担う展開って、
構成としてはホント、上手いなぁ。
その分、この二人が揃って退場する可能性も高まったわけだけど・・・


それにしても、恐ろしいくらい、情報開示の回だった。

しかも、概ねここまで想定していたことが「間違っていない」ことが明らかになったわけで、だとすると、ここから先はその都度新たに情報を加えつつ、終幕に向けてダッシュをかける、ということだから、今まで以上にやばい展開となることが想定される。

いやー、一体、どこまで連れていかれるのやら。

わかったこと、というよりは確認されたことは:

ほむらの魔法は時間操作系。
魔法少女は魔女の幼体。
キュゥべえとは(そのための)「インキュベーター=孵化器」。
ほむらは、心底、まどかを救いたいと思っている。
しかし、どうやら、そのことを口にするのは禁じられているらしい。

・・・というあたり。

それにしても、さやか・・・
予想に違わず、ダークサイドに落ちていった。
このことは、むしろ、王道的展開で、そのまんま落ちたってことで。

あとは、前回も書いたけど、さやかと杏子の関係は、ホント、もう、不良少女、の話だね。

まさか、作中でベタにキャバ嬢のことが言及されるとは思っていなかったけど、
ここは、衒いもなく、むしろ、わかりやすさ全開できたところが、
虚淵クオリティ!ってことなんだろうな。 いやー。

最後の魔女化する件は、完全にもう裏世界に落ちた少女たちが最後の一線を越えてしまう、ってことだよね。


そして、魔法少女→魔女、という変化がこの世界の理だとすると、
まどかの魔力が想像を絶するということは、
要するに、まどかは「最大規模の魔女」になるポテンシャルがある、ってことだよね。
それが「神にもなれる」といことの意味なんだろうな。
世界を破壊しつくすことは、同時に創造することと変わらない。

そして、インキュベーターというのだから、キュゥべえの役目は、
魔法少女を魔女にするための孵化器ということか。

魔法少女を魔女に退治させるのは、いわば失敗作としての魔女を処分して、再利用するためってことだよね。そうやって、最大の魔女に可能性のある子をスカウトしていく。

ってことは、やはり、まどかは、キュゥべえ的には、さやか以上に、
呪いを貯めこんで魔女になる可能性が高い、ということか。

そして、キュゥべえがほむらに、かまかけたのはそこだったわけだ。

つまり、まどかは、呪いを貯めこんで魔法少女から魔女に変わってしまう。
そして、そのまどかは、ヴァルプルギスの夜と何らかのシンクロを行う。

ほむらが考えている最善のルートは:

まどかの契約を阻止 → 魔法少女にならない → 魔女化を防ぐ

一方で、災厄のもととしての、ヴァルプルギスの夜、を退治する。

となると、まさに第一話冒頭に戻る、ということになる。

あそこでは、契約をしていないまどかがいて、
ほむらが一人ヴァルプルギスの夜と闘っている。

ということは、さやかと杏子は、前の世界では、
そのヴァルプルギスの夜との決戦場面には登場していなかったことになる。

で、その状況は、今度はどうなるか、ということだね。
そのあたりが次回の山場なんだろうな。
さやかと杏子の不良少女コンビがどうなるか。

一番ありえるのは、相討ちだよね。
魔女化したさやかを、杏子が倒すものの、杏子も深手を負って
しかも、修復不能に状態になって退場。

あるいは、杏子がさやかをぎりぎりで救う。
ただし、そのさやかと杏子を救う必要がどうしてもでてきて、
さて、まどかは・・・ ってな展開。

キュゥべえがほむらをイレギュラーと呼んだのは、
多分、ほむらと契約したキュゥべえは一度ほむらに殺害されていて、
それで、ほむらに関する情報=記憶が抜け落ちている、ってことかな。

そうなると、最後に登場したキュゥべえは一応、三代目ということになって、
キャラ的にも、今回まででてきた二代目とは異なってもおかしくない。
より、悪役キャラ全開になってくる気がするな。

それにしても、今回のほむらは、必死だった。
まどかに対しても、懇願、哀願の姿勢になっていたから。
今まで心を鬼にして、まどかに厳しい口調で当たってきた、ってことだよね。
ほむらの心中やいかばかり・・・

ところが、それがわかったところで、まどかはどん引き状態で逃げ帰る・・・

このまどかの空気が読めない感じもなぁ。。。

それにしても、

魔法少女=少女 → 魔女=大人

という構図では、もう、前々回のまどかママンの「早く大人になっちゃえ」発言は、
むしろ、ヤバい方向に焚きつけたって感じになってしまって、
ホント虚淵テイストの底意地の悪さを感じないではいられないw

次回も楽しみ!

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