BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法少女まどか☆マギカ 最終話 補足

2011-04-23 15:03:19 | まどマギ
というか、思いついたこと。

いろいろ終わってざっくり考えると、

要するに、あれれと皆が思ってしまった鬱展開的な、魔法少女世界を
まどかの、魔女化防止策によって、従来からある、魔法少女世界に戻した、

ってことだよね。

つまり、

正義=魔法少女=魔女=悪、つまり、正義=悪、

というマッチポンプ的な、どうにもやりきれない世界を

魔女化阻止によって、魔法少女はダークサイドに落ちないようにした上で、
悪=魔獣、正義=魔法少女、という二項対立的な世界を確定した。

でも、それは、従来あった通りの、魔法少女の世界。


ということで、

これは、JJエイブラムスの『スター・トレック』みたいな世界だよね。

本来あるスタートレックの物語=正史を改変しようとする動きがあって、それを未来から来たスポックが阻止する。
でも、阻止したところで、従来からあるスタートレックの物語は何にも変わらない。
だから、壮大な無駄な話だった。

で、まどマギにおけるスター・トレックは、いわゆる魔法少女ものの物語、ってことになる。


ついでに言えば、ループ化した世界を描いた果てで、
時空の動きのない論理空間を用意するところは『LOST』と似ている。

ということで、結構、エイブラムス的展開だったんだなと思ってきたり。


あと、魔獣は、まどかが改変する前の世界には存在しなかったわけだから、
魔獣は、まどかによる、悪を封じ込めた創造物ってことなんだよね、きっと。

つまり、まどかが、魔法少女の魔女化を阻止するために、
最後に引き受ける「呪い」を集約させたところから生じるのが多分、魔獣。

となると、実は、魔法少女vs魔獣、という、正義と悪を峻別した構図そのものが、
まどかによる創造ということになる。

・・・てなこと。

最終話の最後の、改変後の世界で、ほむほむが魔獣と戦う場面は、
いろいろと想像が可能であることに気付いた。

また、考えてみるかも。


そうそう、「円環の理」って、要するに「まどかの法則w」ってことだよね。
円=まどか、円=環、で。

その意味で、「まどかは概念になった」ってことだよね。

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魔法少女まどか☆マギカ 最終話 『わたしの、最高の友達』

2011-04-22 18:22:29 | まどマギ
「すべての魔女を生まれる前に消し去りたい。
すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女をこの手で。」

まどかが最後に願ったことは、
「希望から絶望に反転することで生じる魔女」が存在しない世界を創ること。

それは、魔法少女となった子たちが、希望を希望のままにして終える世界を維持すること。

そして、おそらくは、この願いにたどり着いたのは、
ほむほむが、彼女の願い=まどかを守ること、を無理だと思ったとたん、
ソウルジェムがグリーフシードへと変わり、魔女に転じてしまうから。

実際、まどかが現れた場面は、ほむほむ魔女化の一歩手前のところだったわけで。

だから、結局、このシステム改変を願い、かつ、その改変を可能にすることができたのは、

ほむほむの、自分を迷子と呼ぶくらいのループの繰り返しの賜物、ということになる。

つまり、この最終話の結末は、ほむほむとまどかの共同作業になったってこと。
だから、改変後の世界で、ほむほむの得物、というか魔法が、
従来の時間制御のものから、
まどかの弓矢を受け継いだものになったということだろうし、
それは同時に、ほむほむはまどかでもある、ということの表れだよね。


まどかが魔法少女/魔女システムを改変し、それによって、作中で神的存在となるのは、
そもそもQBによって何度も、その可能性が言及されていたので、
全くの想定内だったし、だから、全然驚くことはなかった。
(当のQBは一応マジで?、という具合に驚いていたようだけどw)

むしろ、システム改変に向かって、
それこそ、映像的にはベタに宇宙を描写するまでになったのはびっくりしたけどね。

マミさんの指摘のとおり、

まどか=魔女を滅ばす概念

として抽象的に、時空の流れを超越した存在になってしまったわけだけど。


こうなると、ワルプルギスの夜、という魔女自体も、
魔女の存在がどうこうというよりも、
ひたすら、ほむほむを追い詰める、というのが登場の意義だった、ってことになる。

なにせ、「概念まどか」wからすれば、ワルプルギスの夜も、
魔女化する前の段階で救うべき存在となるわけだから。

もう、慈悲とか慈愛とかのレベルで、敵対関係なんか最初から存在しなくなる。


それもあって、ワルプルギスの夜への対応はあっという間。

で、さやかのことになって。
さやかの願いそのものは消せないから、魔女化シナリオがない以上、
普通に「消滅=死」を迎えるしかなかったってことだよね。


で、最後は、ほむほむの物語として、幕を閉じる。
仕方ないよね、OPの主題歌がほむほむの心情を歌ったものだからw

もっとも、このほむほむは、「まどかほむほむ」だからw


ところで、

まどかが魔女化を阻止したけど、代わりに魔獣が登場する。
だから、まどかは別に世界を変えてしまったわけではない。
あくまでも、魔女化の阻止だけ。

その一部のシステム改変によって、希望が絶望に転じるような救われない世界ではなく、
とりあえず、魔獣のように、悪は悪である、というような存在に、
悪が最初から封じられた。というか、特徴付けられた。

だから、この改変後の世界が良い世界なのか、といったら、
単に、戦う当事者としての魔法少女にとって多少マシぐらいな世界に過ぎない。

絶望はないが、だからといって魔法少女が絶対安全圏にあるわけではなく、
彼女らには死も振りかかる。
負ければ死んでしまう(魔女となって災厄と化すことはなくなるが)。

なので、この改変をどう評価するかで、この物語自体の評価も左右されるような気がする。

その意味で、QBはまどかを神といったけど、

この神は、唯一絶対神、という存在ではなく、

むしろ、アポロンの宮殿に集まる、神話の神々の一人ぐらいのイメージだよね。

いわば魔法少女の守り神。





ということで、ホントに終わり。

繰り返しになるけど、システム改変は、ある意味、ループを持ったシナリオでは
定番的解決になるから、最後は、実はとても陳腐に終わったことになる。

ただ、これがホントにTrue Endだったのかな、という疑問は残る。
いや、もろもろの社会情勢を踏まえて、むしろ予定調和的な終幕に
土壇場でそれこそ「書き換えた」のではないかな、ってね。

もっとも、当初から想定された終わり方であったとすれば、
むしろ、途中退場したさやかの存在は、
この、まどか=概念化=汎神化、のために用意されていたとも言えるので。
つまり、まどかだけが、この世から消えた終わり方にならないように、
いわば、まどかとともにあちら側に行く?仲間としてさやかを配していた、という気もする。
この点は、もうちょっと落ち着いて考えないとよくわからないのだけどねw

そうだとすれば、さやかの消滅=死、といういわば確定シナリオが、
物語を支える一つの背骨になってるってことなのだけど。


ただ、もう一段目線を上げてみると、

この数年あった、ゲーム的展開、つまり、自分たちがあるゲームボードの上に入ることをあるタイミングでわかった上で、そのゲームのルールから変えることで、ゲームのあり方そのものを変える、

という展開の、見事なまでの反復が、このまどマギだったってことになる。

で、この戦略は、多分、これで終りになるんじゃないかな。

こう捉えると、まどマギは、途中まで想定されていた、2010年代の新しい物語を始める物語、という評価ではなく、むしろ、2000年代のゲーム的シナリオ展開の物語を終わらせた物語として記憶されるようになるのではないかな。

つまり、10年代を先導するのではなく、ゼロ年代に引導を渡す物語。

この点は、当初の想定と真逆の存在になったと思う。

ゲーム的見た目だけなら、それこそ『Angel Beats! 』なんかと変わらない。
魔法とみえたものは異世界の科学である、というのは、『禁書目録』と変わらない。
現在進行形の『ネギま』の展開だって、ほとんど同じ。
そういう感じ。

なので、思っていた以上に、定番の終わり方な気がするんだよね。
だからこそ、これがTrue Endだったのだろうか?という疑問は残る。

ま、このことは、もうちょっと時間をかけながら考えたいところだけど。

とはいえ、最高に面白かった作品であることは間違いない。

それだけに、この作品が終了したことの意義を余計に感じる。

気がついたら、また書いてるみる。

あー、それから、スピンオフも含めて、この世界は継続しそうなので、
実は第二期もそのうち出てきそう。
もしそうなら、その第二期の展開のさせ方にこそ、
本当の、10年代のオリジナリティが生まれてくるような気がするし、
そうなってくれることに期待したい。

というか、最終話の最後のパートの、ほむほむと魔獣の戦いは、
普通に考えたら、あれでもう一つ、お話を創るって感じだよね。
てか、魔獣ってなにさw
最終コーナーで、そんなもの、新たに出すかねw


まー、なにはともあれ、  面白かった! 楽しかった!!!

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魔法少女まどか☆マギカ 第11話 『最後に残った道しるべ』

2011-04-22 16:54:04 | まどマギ
待ちに待った最終二話の前半。

だけど、確かにこの内容だと、あのタイミングで放送するのは日本社会的に無理があったね。納得。
10話のほむほむのループの時の描写からこういう内容になるのは予想できたけど。
避難勧告が出て体育館に皆がいる、というシチュエーション自体、恐ろしいまでの時代とのシンクロで。

正直なところ、10話から間があいたこと、
そして、その間に世の中、いろいろあったことで、
この11話も、本来の、レギュラーな見方だったら可能だった鑑賞の仕方を失ってしまったと思う。
どこか、覚めた目で見てしまったから、
10話までのグイグイ画面に引き込まれる感じはしなかった。
どこかで、物語を客観的に見てしまってるんだよね。

それは、やっぱり残念なことなのだけど、
とはいえ、何であれ作品は、作り手と受け手の共同作業で受容されるから、
この状態も致し方ない、という感じ。

で、物語自体は、ついに来たワルプルギスの夜!ってことなのだが、
それを、大量火力で応戦するほむほむだけど、
通常火力の投下という、人間が用意したもので対戦しているのだから、
はなから勝てる気がしない。

ほむほむの奮闘は、まどかによるイレギュラーな終結方法のための、
前座、前口上にしか見えないところが辛いな。

ただ、QBが冒頭に言ったことで、
このループの世界においては、
ほむほむが今まで行なってきたことの意義、のようなものも、
随分、クリアにされた。

とりわけ、ループを繰り返すことで、まどかのあり方(因果?)に影響を与え、
予想を越えた、破天荒な魔力が期待される、という件は、
ループを繰り返す、という、ほむほむの孤独な試みが、
ある種の蓄積効果を生み出していることに繋がってるということで、
なるほど、と思った。

その蓄積効果が吉と出るか凶と出るかが、最終話に委ねられた、ということだけど。

とはいえ、どんな結末であれ、それは、

ほむほむ と まどか とによる共同作業

というのが明らかにされた、ということで。

これはこのループで初めて達成されたことということで、
よかったのではないかと思っている。

あと、この最終段階で、ママンが改めて絡んできてるけど、
ママンの口から、誰か(=QB)の口車に乗せられていないか、という
(視聴者ももつ)疑問をきちんと言葉にして問い直し、
それに対して、まどかが明確に、違う、と応えたところは名場面。

ママンは、この場面でまどかからこの言葉を引き出すために配置されたといってよい。
それくらい、いい場面だった。

さて、この流れを受けて、最後はどこへ向かうのか。

続きは、最終話を見てから。

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魔法少女まどか☆マギカ 放送休止を聞いて

2011-03-24 12:34:35 | まどマギ
残り二話、確かに楽しみにしていたけど、
むしろ、放送休止を決定してくれてサバサバした。

どう考えても制作の現場は大変だろうし、
その中で、中途半端なものを世に送り出して欲しくもない。

それに、他の作品でも見られるけど、
もしかしたら、残り2話は、今、見せられると、
いろいろと面倒なことも起こるのかもしれない。
津波とか、爆発とか、その他もろもろ。

もちろん、表現に過ぎず現実ではないよ、ということもできるだろうけど
だんだん、世の中がささくれだってきてるのも確かだろうから、
ここは、ちゃんと休みをとって、
見る側の気分も多少は落ち着いたところで、
それこそ、当初予定していた通りの、おそらくは絶望的に暗いw結末を
ちゃんと描いてほしい、と思う。

物語は物語だからね。

こんなご時世にならずとも、
まどマギは10年代の始まりを告げる傑作になっていたと思うけど、

こんなご時世になったからこそ、
より、その傑作性は増したように思う。

なんたって、まどマギの背後にあるのは、宇宙規模のエネルギー問題だから。

そんなものを言い当てていたという制作サイドの想像力こそ、賞賛に値すると思う。

しかも、そのエネルギー問題を、人の業で処理させようとするのだから。

これほど、時代性とシンクロするとは、制作者だって思わなかっただろうけどねw


公式の発表では4月中には放送を、ということのようだから、
その時を楽しみに待ちたいと思う

それにしても、10話で休止とは・・・
また、タイミングのいいところで休みに入ったものだ。
これが、9話であったら、事態は全然違ったからね。

しばらくの間、終幕に向けて、妄想を逞しくしてw
あれこれ考えてみる余裕ができた、ということだし。

ということで、4月の再開を楽しみにしたいと思う。

もう傑作であることは確定済みだから、
どれだけ、記憶に残るものとなるのか、そこにこそ期待をかけたい。

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魔法少女まどか☆マギカ 第10話 ニコ動版の修正等

2011-03-19 22:40:32 | まどマギ
まどマギ10話、ニコ動で修正版を見た。

シャフトの本気に驚いた。

もっとも、修正版といってるのは、もっぱらネットユーザーで、
シャフトしては、おかしかったところを直しているだけのようだが。
それにしてもね。

今までは、制作が放送直前のギリギリまで行っていることについては、
あまり気にしたことはなかったのだけど、
今回のを見ると、プロ魂ってものはホントにあるのだな、と思った。

この画力に賭ける熱意という点でも、まどマギは10年代のスタートを飾る作品になるのだろうなと痛感。

これでは、確かにBD版ではどれだけ修正を加えてくるんだ?という気になるのもわかる。
すごいよ、ホントに。

物語の感想については前に書いたとおりだけど、やはり

ほむほむ vs QB

の構図が明確になった

あと、まどかの性格がループごとに微妙に違うのも。

いや、それをいったら、マミ、さやか、杏子、らの関わり方も微妙に異なるから、
ホント、ゲームのように、各ループごとに、微妙にパラメータが変わっているように見える。

随所に埋め込まれた分岐点をどう選択するかで、ENDが変わってしまう。
そのプレイヤーがほむほむ、ということだよね。

で、そのループを動やったら抜けられるか。

それは、ほむほむがまどかを救うことができた時ということになるのだろうが、
問題は、それが、まどかの契約を回避するということが前提条件になるのかどうか。

いまのところ、ほむほむの方針は、その一点に集中している。
ついでにいえば、誰にも頼らない、ということも。

その、いわば意固地なままで、ループを突破することができるのか、

それとも、ほむほむの考える「一人で」に代わる条件を見出すことができるのか。

杏子との共闘をQBが阻止したのは、実際、二人が協力すればワルプルギスの夜に勝てるかも、
とQBが思ったからだろうし。

だから、当然、期待として高まるのは、魔法少女達による共闘だよね。

ただ、それはもうこのループでは期待することができない。。。のか。

もう一つは、まどかが魔法少女として契約したら、必ず災厄の魔女になるルートしかないのか、ということ。

これらをどうにか解決する方法もあるように思えるのだが。

それは、超ウルトラC級の、針の穴を縫うような策なのだろうな。

でも、一旦は否定された、まどかママンによる
「早く大人になっちゃえ」「あえて間違う」、というような助言が
改めて功を奏すってことはないのかと思ってしまうのだよね。

夢もキボーもありゃしない、というのは別の物語での常套句だがw

それを突破する方向もあるんじゃないカナと、思いたい。

とはいえ、とにかく残り2話。

否が応でも期待は募るのだ!

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魔法少女まどか☆マギカ 第10話 『もう誰も頼らない』

2011-03-12 22:22:17 | まどマギ
そうかー、OPの歌詞は、まどかではなくほむらの心情を歌ったものだったのか。
いやー、ラストにOPが流れたときには、ガツン!と来ましたよ、これは!

さらにいえば、OP最後のカット、
今までは、まどか、さやか、マミ、の三人だったのが、
そこに、ほむらと杏子も加わった五人バージョンに変わっていた。
それもあって、切ないね。

今回描写されたように、ほむらが経験してきたループの中では、
五人が異なる出会い方もしていたわけだから。
特に、魔女化したさやかを4人で倒した時の後とかね、
マミが杏子を倒し、そのマミをまどかが倒したりと。
加えて、ほむら自身の手で、魔女化を拒むまどかを殺害したりと・・・と。

これはね・・・、ほんとに切ない。

今回は、ほむら回として、今まで秘密にされてきたほむらの過去を紹介した回だが、

それ以上に、今まで登場した魔法少女の揃い踏み、オールスター、というのが、
先週、さやかと杏子がともに離脱した直後だけに
視聴者の願望を鷲掴みにして・・・、ニクイ演出ったらこの上ない。

加えて、もはや本編では見ることはないだろうと思っていたw
「魔法少女まどか」の姿をこの機に見せてしまう、というのもうまい演出。

で、このどん詰まりのまどかたちの将来を見せられてしまったら、
残り回でまどかが契約するのかどうかも微妙になってきたね。
どちらも展開としてはありえるわけだが。。。

今回は、パーツパーツで目を見張るものばかりで、
終始、うなりっぱなしだった。

いや、ほむらを気の弱い(そして心臓も弱い)メガネっ娘としておきながら、
ある決断を契機に、今のクールな人物になる。

というか、時間停止能力を何とか活用するために、
ほむら自身が爆発物を調合するって・・・
加えて、暴力団事務所に忍びこんで、銃火器を奪いに行くとか。。。

こういうメガネっ娘を、このタイミングで出してきていじるのも底意地が悪いし。

でも、最大のポイントは、ほむらにとってみれば、
他の三人の魔法少女がいても、ただひとり、まどかだけを思ってるというところ。
それも結構びっくりかな。他の三人との死別については、もう完全に割り切っている。

いずれにしても、ほむらの転身にも鬼気迫るものがあった。

あー、もう書くことがまとまらない。。。それくらいインパクトがあった。

そういえば、QBさん、最後に「ノルマは達成されたから・・・」とかいってたね。
もう完全に、下っ端の営業員w
これじゃ、事態の収集方法なんて、彼が知ってるはずがない。
いやー、QBもどんどん予想通りの小物になってくのがまたなんとも。

こんな下っ端の小物に左右される魔法少女の人生、ってホント、ひどい、
って思うしかないじゃないか。
虚淵クオリティ、恐るべし。

とはいえ、とにかく、この10話の構成は凄い。
今まで9話で徐々に明かされてきたものを全て放りこんで、
しかも、今の時間軸の出来事を、ほむら目線で再度解釈する。

というか、一話冒頭で、まどかが「夢オチか・・・」といった直前で、
まどかは一度、最悪の魔女になってしまって、
そこから、ほむらが決断して本シリーズの時間軸の物語が起こっているわけで。

もうなんだかね。

まどかは、ワルプルギスと戦うと、死ぬか、魔女化、のどちらかで、
こうなると、ほむらからすると、契約そのものを阻止する以外に手がなくなる。

結局、ほむらが本当の主人公だった。
とはいえ、魔法少女の時のまどかも、今の時間軸のまどかと違って、
とてもハキハキして、あまりいい子過ぎる。
これも、残りの話数でこの時間軸でも表現されるのかな・・・

厳しいのは、ワルプルギスとの戦いを魔法少女で迎えると、
もう一度、視聴者も?、ほむらとともに物語の最初に戻ってしまう。。。
怖いのは、それがむしろ、刹那的なハッピーエンドに見えてしまうところだな。
うーん、切ない。

いやー、うーん、ホント、全くまとまらない。
興奮してるからだな、きっと。

頭を冷やして、また書くかも・・・w



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魔法少女まどか☆マギカ 第9話 補足 マクスウェルの悪魔

2011-03-08 13:50:39 | まどマギ
QBが「悪魔」なのは、マクスウェルの悪魔の意味でだ、というのもどうやら可能なので、これもちょっと悪乗りしてみようw

マクスウェルの悪魔でいう状況って、

ここにぬるいお湯があります。
これを、熱いお湯と冷たい水に分けられますか、ってこと。

で、熱い=振動数の多い分子と、冷たい=振動数の少ない分子とを、
仕分ける目を持つのが「マクスウェルの悪魔」って言われていたはず。

で、これは不可能だといってるのが、エントロピーの法則。
つまり、熱いお湯と冷たい水を混ぜたら温いお湯として均一なものになりますね、ってこと。

で、この枠組で考えれば、

もともとは、願いも呪いも、希望も絶望も、楽観も悲観も、適度に混在させた状態で日々生活しているのが、人間の普通の状態だけど、

QBは、この状態に「魔法少女契約」というきっかけを与えることで、

願いと呪い、希望と絶望、楽観と悲観、・・・

を綺麗に仕分ける仕組みを作る。つまり、温いお湯から、熱いお湯の部分だけを切り出すことをまず行う。
その上で、その熱いお湯=願いに満ちた魔法少女を、冷たい水=呪いに溢れる魔女、に貶めることで、本来なら温い状態として、その場に留まってしまう熱量=エネルギーだけを、取り出すようにする。

で、こういう、いわばマクスウェルの悪魔、のようなことを、人間の感情について行ってしまっているのがQB、ということになる。
なので、QB=悪魔。

確かにこうみると、まどかが言うように、魔法少女=消耗品、だよね。
いわば燃料みたいなもの。

で、昨日も書いたように、この熱いと冷たいの間を揺れないように、とにかく感情に揺れが生じないように自制しているのが、ほむら、ということになる。

それで、こう考えてくると、例のさやかのソウルジェムを投下する、という暴挙をまどかが引き起こすきっかけになった、まどかママンの「大人は大変だよ」という言葉も改めて生きてくるような気がしている。

つまり、QBは、(多分、彼ら種族に感情がないからだろうけど)、感情を二分し、願いを持つのが少女=子供、呪いを持つのが大人、というような捉え方をしているように思うけど、普通に考えたら、呪いだけに留まる人も、十分「子供」だと思う。

だから、QBの理解とは裏腹に、魔女も実は魔法「少女」のBバージョンでしかない。だって、お菓子が大好き!とか、音楽だけ弾く!とか、ひとつの感情だけに依拠した「破壊?」行動しかしていない。むしろ、衝動だけからなる。

で、ママンが言っていたことは、全然フェーズが違う。

ママンは、いわば、願い/呪いの両極端の感情があることを認めた上で、時に自ら、どちらかを敢えて選ぶことで、状況を自分の意図からは外れるかもしれないけれど、とはいえ全く制御できない状況下には置かない、ということを選ぶことを示唆していたように思えるし、それが「オトナになる」ということなのだと思う。

で、これは、やっぱり、願い/呪い、の両極しか「定量的に」しか捉えていないQBは、絶対見落としていることだと思う。
QBが感情の綾や、表現≒言葉の綾について、全く理解出来ない、というのは、いままでの彼のセリフから既に分かっていること。

つまり、QBとママンの大人の捉え方の違い、が、終盤での物語展開の鍵を握るのではないかなー、と思ってきている。

で、その意味では、9話では一度否定された、杏子の「最後は愛と正義が勝つ」、という言葉が改めて効いてくるのではないかと思う。

実際、ほむらも、大分、感情の制御が怪しくなってきてるし。

ということで、残り数話に期待したところだが・・・

でもなー、虚淵クオリティで行くと、とことん奈落の底へ落ちる、超バッドエンドもあるからなぁ・・・。

温いハッピーエンドぐらいならバッドエンドがいい、というのがデフォルトだとして、さらにそれを逆転させる、超ハッピーエンドにも解釈可能な、超絶バッドエンドに期待したいw

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魔法少女まどか☆マギカ 第9話 補足: エントロピーと時間

2011-03-07 17:22:14 | まどマギ
第9話でQBから開陳された魔法少女システムを支えるエントロピーの話、
ネットではマクスウェルの悪魔まで参照されて盛り上がっているみたいだけど、
昨日のSTAR DRIVERでも登場してしまったのでw
これはネタとわかっていても、ちょっと考えてみたい。

で、いきなり結論めいたことを言うと、
やっぱり、まどマギの文脈で、QBが言う、
エントロピーの(増大の)法則に逆らう方向で考えると、
大なり小なり、時間に関わることになると思ったりする。

通常、エントロピーの話は、増大の一途をたどるものと想定される。
つまり、秩序→無秩序、の拡散、もしくは散逸と言われる方向。

で、QBによると、この法則に逆らうのが、魔法少女システムを通じた
希望→絶望のギャップから生じる心的エネルギーの取り出し、ということ。

だから、QBからすると、魔法少女は、一種の「発電機=ダイナモ」にあたる。

で、魔法少女→魔女、のいわば相転移によって起こることは、
ソウルジェムがグリーフシードに転じることが対応する。
つまり、ソウルジェムに凝縮された魔法少女の「魂」が、
絶望という過程を経て、「嘆き」の種=グリーフシードに変わる。
そして、魔女は、基本的には(劇団イヌカレーが描くw)異空間に巣食うことになる。

で、魔女が、その異空間に潜んでいて出てこない、ということであると、
これは、魔法少女→魔女、の過程で、いわば空間転移をすることになる。

しかも、魔法少女=希望/願い、魔女=絶望/呪い、という仕分けでいくと、
これは、個人にとっての、両極端な「主観」の純度を高めたことに当たる。

つまり、魔法少女の「目」からみると全ては希望に満ちた楽観的な世界、
一方、魔女の「目」からみると全ては絶望からなる悲観的な世界、ということ。

この楽観「空間」と悲観「空間」を移動する際にエネルギーが放出される。

ただ、この時に起こってることは、さやかの成れの果ての魔女に、
まどかたちが遭遇することができたことを踏まえると、
空間移動はしても、時間軸は変わらない、ということになる。

つまり、二つの両極端な主観世界を移動するが、時間は変わらない。

ただ、エントロピーの法則に逆らうというのであれば、やはり、
この時間軸は変わらない、というところに抵抗しないと意味をなさない。

ここで、時間といえば、ほむらの「時間停止」の魔法。

で、先に入っておくと、QBは「魔法」と入ってるけれど、
例の「複雑な科学は魔法のようにみえる理論」を引用すれば、
QBいうところの「魔法」は実質「科学」といっていいだろう。

となると、ほむらの「時間停止」の科学、となる。

おそらくは、これがQBが「イレギュラー」といったところなのだと思う。

そして、QBの発言で興味深いのは、その「時間停止」の魔法を思いついた時点で、
ほむらは、別の時間軸の存在だ、と言い放ったところ。

つまり、QBの科学で、は、時間は絶対の基準としてあって、
時間停止が出来る存在は、もともとの時間軸から遊離した存在であることが要件となる、ということ。
すなわち、外部の存在でないといけない。

で、そのことは、きっと、希望空間から絶望空間へ転じることに見られる、
絶対的な主観性を排除しなくちゃいけないことになる。

ということで、ほむらが冷徹無比な、いわばマシンのように感情を表に出さないのは、
感情に飲み込まれた瞬間に、彼女自身も、時間転移の魔法を失って、
ただの武闘派魔法少女になるか、もしくは、魔女になるかするしかない。

つまり、ほむらは、希望と絶望の相転移の「ヘリ」にいるからこそ、
空間を超越して時間停止を利用出来る。

とはいえ、彼女といえでも、時間を「停止」するのがせいぜいで、
停止しても、結局、時間は流れていく。
エントロピーが増大することは変わらない。

そして、これだけでは、ほむらはおそらく時間軸の間の転移は自身だけでは出来ない。

で、そうなると、時間を遡る魔法=科学を発動させる人が必要で、
それが、まどか、ということになるのではないか。

・・・ってあれ、エントロピーの話がどこかに行っちゃったね。

エントロピーに関わることで、気になるのは、
第一にネゲントロピー(否定のエントロピー)で、
それが生物だといわれていたけど、今ではちがうことはわかってる。

もう一つは、エントロピーは情報量と関わるということ。

で、多分、QB理論は、むりくりで、この情報量理論と感情の爆発を
強引にくっつけて、かつ、人間=ネゲントロピーの塊=魂、という
等式を作って、まどマギ世界を考えているのではないかな、と。

うーん、やっぱり、ちょっとよくわからないな(苦笑
書き始めたらなんとかなるかと思ったけど、あまり上手くいってないな、どうも。
もう一度、考えてみるか。

でも、理屈はどうあれ(笑)、多分、まどかが時間遡行と関わって、
それが、QBの想像を超えるもの、ってことになるのだと思う。
なんたって、理論上ありえない、といっているわけだから。

もっとも、エントロピーはネタだろうからね、きっとw

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魔法少女まどか☆マギカ 第9話 『そんなの、あたしが許さない』

2011-03-05 07:53:07 | まどマギ
そうか、QBさんは

対有機生命体コンタクト用「小動物w」インターフェース

だったわけね。なんだかなぁ~。

もしかしたらそうかなーとは思っていたものの、
しかし、QBがホントに宇宙人という設定に笑った。
あれは、長門みたいなものだとw
対人間接触用インターフェースとしての小動物。 悪意ある設定だ。

で、宇宙が絡むと俄然全体の見え方がハルヒっぽくなる。
実際、まどかは、神にもなれる、とか言ってるし。
ま、今回のQBの説明によれば、
ビッグバン並?のエネルギーを
まどかが、魔法少女→魔女、の転落の時に発するってことだよね。

となると、どこまで狙ってるかわからなくはあるが、このまどマギは、
結構真剣に、先行作品を批評的に捉えてるってことなのかもしれない。
それも、単に、魔法少女もの、だけじゃなくて、
この5年くらいの主流の物語構成に対して。

それにしても、本編は むむむ・・・ 予想的中。

さやかの成れの果ての魔女を杏子が相討ちで倒す。

予想的中過ぎて怖い。
というか、ここから先は王道の、オーソドックスな展開もありえる、ってことだよね。

今回の杏子の動きがそうだけど、前にも書いたように、
この物語には、随所に、不良少女もののモチーフが埋めこまれている。
ヤンキーで裏道に落ちた女子=杏子が一番実は情にもろい。
まどかを仁王立ちになりながら守りつつ、元さやかの魔女と対決するさまは、
彼女の得物が槍だからってこともあるかもしれないけど、
なんだか、弁慶と義経の関係を見てるような気がした。
自分から仕掛けておきながら、相手の気高さの方にほだされてしまって、
つまりは、さやかのために、自らの命をさし出しても構わないと思うあたり。

いや、ホント、不良少女ものの定番的展開じゃないか。

で、まどマギが凄いのは、マミの時もそうだけど、
ほとんどタメがなく、あっさり退場させてしまうところ。
その分、展開が加速する。

しかし、それにしても、QB。
三代目は悪役全開でいくのだろうとは思ったけど、
それも予想を超える勢いで、本音ぶちまけモード。
まどかを言葉攻めで苦しめ、
杏子は、ウソにならない範囲でさやか救済を焚き付け、
それよって首尾よく杏子退場を達成し、
ほむらの計画を頓挫させようとする。

ほら、チェックメイトだよね、明美ほむら、って感じ。

いやー、QB、マジで策士で悪役だ。
QBもほむらを消すために本気モードだね。

ほむらの能力もわかったところで、

ほむら vs QB

が明らかになり、
ポーカーよろしく、レイズとコールを繰り返す、心理戦を行ってる感じ。

で、二人の間で、手札を見せるショーダウンも近い。

それにしても、希望と絶望、祈りと呪い、の間のギャップの大きさが産み出すエネルギーが宇宙の安定に寄与する、とは、また、とんでもない理屈をだしてきたものだ。

杏子は、魔法少女システムを食物連鎖と入っていたけど、
それ自体を飲み込む、さらに大きな食物連鎖=エネルギー/エントロピー連鎖があった
ということか。

現代風にすると、悪魔は宇宙人設定でいいということになる。
で、宇宙人QBだからこそ、人間の感情は観測できるが理解不能、と平然の言いのけられる。

いろいろと考えている。

とはいえ、杏子からは「何不自由なく幸せに暮らしてるあんた」と言われ、
QBからは、魔法少女システムの全貌について聞かされてしまったまどかは、
魔法少女になるための賭金がまた更に釣り上がってしまった。

今回で、さやかと杏子も退場し、この先は、ほむらとまどかとQBしかいない。
前回までにあった伏線や予感は今回すべて回収されてしまったので、
次回は、そもそも、一体どこから話が始まるのか、とても気になる。

今回、杏子の口からまどかは、
ワルプルギスの夜が近々到来することを知ってしまったから、
そのことでほむらに迫ることになるのだろう。
もちろん、ほむらはそのことの説明は最初は拒むだろうけど、

その過程で、
なぜほむらがまどかを救いたいのか、
ほむらとまどかとは別の時空でどのような関係にあったのか
(特に、OPに登場する黒猫との関係・・・)
そのあたりのことが明らかにされていくのだろう。

というか、次回はもう10話だからね。
ほむら回として、ほむらのことに焦点が当たるのは多分間違いない。

そういえば、元さやかの魔女のフィールドには、
上条くんみたいな人物の影があったけど、
あれは、ホントにただの影なのかな。

ここから先、新たな登場人物が現れるのは想像しにくいから、
場合によると、仁美や上条くんも、物語に絡んでくるのかもしれない。

とにかく、今回は物語の中締めとしては、とてもよかった。

最後は、杏子の独白と一人芝居だったけど、
それが逆にグッときた。
カッコよかった。
あれだけ憎まれ役で登場したのがウソのようだ。

とにかく、次回も刮目して待つ!ことにするw  楽しみ!

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魔法少女まどか☆マギカ 第8話 『あたしって、ほんとバカ』

2011-02-26 02:47:40 | まどマギ
さやか~

まさかホントにダークサイドに落ちるとは・・・

とはいえ、このために、まどかに代わって杏子がさやかに寄り添う役を担う展開って、
構成としてはホント、上手いなぁ。
その分、この二人が揃って退場する可能性も高まったわけだけど・・・


それにしても、恐ろしいくらい、情報開示の回だった。

しかも、概ねここまで想定していたことが「間違っていない」ことが明らかになったわけで、だとすると、ここから先はその都度新たに情報を加えつつ、終幕に向けてダッシュをかける、ということだから、今まで以上にやばい展開となることが想定される。

いやー、一体、どこまで連れていかれるのやら。

わかったこと、というよりは確認されたことは:

ほむらの魔法は時間操作系。
魔法少女は魔女の幼体。
キュゥべえとは(そのための)「インキュベーター=孵化器」。
ほむらは、心底、まどかを救いたいと思っている。
しかし、どうやら、そのことを口にするのは禁じられているらしい。

・・・というあたり。

それにしても、さやか・・・
予想に違わず、ダークサイドに落ちていった。
このことは、むしろ、王道的展開で、そのまんま落ちたってことで。

あとは、前回も書いたけど、さやかと杏子の関係は、ホント、もう、不良少女、の話だね。

まさか、作中でベタにキャバ嬢のことが言及されるとは思っていなかったけど、
ここは、衒いもなく、むしろ、わかりやすさ全開できたところが、
虚淵クオリティ!ってことなんだろうな。 いやー。

最後の魔女化する件は、完全にもう裏世界に落ちた少女たちが最後の一線を越えてしまう、ってことだよね。


そして、魔法少女→魔女、という変化がこの世界の理だとすると、
まどかの魔力が想像を絶するということは、
要するに、まどかは「最大規模の魔女」になるポテンシャルがある、ってことだよね。
それが「神にもなれる」といことの意味なんだろうな。
世界を破壊しつくすことは、同時に創造することと変わらない。

そして、インキュベーターというのだから、キュゥべえの役目は、
魔法少女を魔女にするための孵化器ということか。

魔法少女を魔女に退治させるのは、いわば失敗作としての魔女を処分して、再利用するためってことだよね。そうやって、最大の魔女に可能性のある子をスカウトしていく。

ってことは、やはり、まどかは、キュゥべえ的には、さやか以上に、
呪いを貯めこんで魔女になる可能性が高い、ということか。

そして、キュゥべえがほむらに、かまかけたのはそこだったわけだ。

つまり、まどかは、呪いを貯めこんで魔法少女から魔女に変わってしまう。
そして、そのまどかは、ヴァルプルギスの夜と何らかのシンクロを行う。

ほむらが考えている最善のルートは:

まどかの契約を阻止 → 魔法少女にならない → 魔女化を防ぐ

一方で、災厄のもととしての、ヴァルプルギスの夜、を退治する。

となると、まさに第一話冒頭に戻る、ということになる。

あそこでは、契約をしていないまどかがいて、
ほむらが一人ヴァルプルギスの夜と闘っている。

ということは、さやかと杏子は、前の世界では、
そのヴァルプルギスの夜との決戦場面には登場していなかったことになる。

で、その状況は、今度はどうなるか、ということだね。
そのあたりが次回の山場なんだろうな。
さやかと杏子の不良少女コンビがどうなるか。

一番ありえるのは、相討ちだよね。
魔女化したさやかを、杏子が倒すものの、杏子も深手を負って
しかも、修復不能に状態になって退場。

あるいは、杏子がさやかをぎりぎりで救う。
ただし、そのさやかと杏子を救う必要がどうしてもでてきて、
さて、まどかは・・・ ってな展開。

キュゥべえがほむらをイレギュラーと呼んだのは、
多分、ほむらと契約したキュゥべえは一度ほむらに殺害されていて、
それで、ほむらに関する情報=記憶が抜け落ちている、ってことかな。

そうなると、最後に登場したキュゥべえは一応、三代目ということになって、
キャラ的にも、今回まででてきた二代目とは異なってもおかしくない。
より、悪役キャラ全開になってくる気がするな。

それにしても、今回のほむらは、必死だった。
まどかに対しても、懇願、哀願の姿勢になっていたから。
今まで心を鬼にして、まどかに厳しい口調で当たってきた、ってことだよね。
ほむらの心中やいかばかり・・・

ところが、それがわかったところで、まどかはどん引き状態で逃げ帰る・・・

このまどかの空気が読めない感じもなぁ。。。

それにしても、

魔法少女=少女 → 魔女=大人

という構図では、もう、前々回のまどかママンの「早く大人になっちゃえ」発言は、
むしろ、ヤバい方向に焚きつけたって感じになってしまって、
ホント虚淵テイストの底意地の悪さを感じないではいられないw

次回も楽しみ!

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