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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法少女まどか☆マギカ 第11話 『最後に残った道しるべ』

2011-04-22 16:54:04 | まどマギ
待ちに待った最終二話の前半。

だけど、確かにこの内容だと、あのタイミングで放送するのは日本社会的に無理があったね。納得。
10話のほむほむのループの時の描写からこういう内容になるのは予想できたけど。
避難勧告が出て体育館に皆がいる、というシチュエーション自体、恐ろしいまでの時代とのシンクロで。

正直なところ、10話から間があいたこと、
そして、その間に世の中、いろいろあったことで、
この11話も、本来の、レギュラーな見方だったら可能だった鑑賞の仕方を失ってしまったと思う。
どこか、覚めた目で見てしまったから、
10話までのグイグイ画面に引き込まれる感じはしなかった。
どこかで、物語を客観的に見てしまってるんだよね。

それは、やっぱり残念なことなのだけど、
とはいえ、何であれ作品は、作り手と受け手の共同作業で受容されるから、
この状態も致し方ない、という感じ。

で、物語自体は、ついに来たワルプルギスの夜!ってことなのだが、
それを、大量火力で応戦するほむほむだけど、
通常火力の投下という、人間が用意したもので対戦しているのだから、
はなから勝てる気がしない。

ほむほむの奮闘は、まどかによるイレギュラーな終結方法のための、
前座、前口上にしか見えないところが辛いな。

ただ、QBが冒頭に言ったことで、
このループの世界においては、
ほむほむが今まで行なってきたことの意義、のようなものも、
随分、クリアにされた。

とりわけ、ループを繰り返すことで、まどかのあり方(因果?)に影響を与え、
予想を越えた、破天荒な魔力が期待される、という件は、
ループを繰り返す、という、ほむほむの孤独な試みが、
ある種の蓄積効果を生み出していることに繋がってるということで、
なるほど、と思った。

その蓄積効果が吉と出るか凶と出るかが、最終話に委ねられた、ということだけど。

とはいえ、どんな結末であれ、それは、

ほむほむ と まどか とによる共同作業

というのが明らかにされた、ということで。

これはこのループで初めて達成されたことということで、
よかったのではないかと思っている。

あと、この最終段階で、ママンが改めて絡んできてるけど、
ママンの口から、誰か(=QB)の口車に乗せられていないか、という
(視聴者ももつ)疑問をきちんと言葉にして問い直し、
それに対して、まどかが明確に、違う、と応えたところは名場面。

ママンは、この場面でまどかからこの言葉を引き出すために配置されたといってよい。
それくらい、いい場面だった。

さて、この流れを受けて、最後はどこへ向かうのか。

続きは、最終話を見てから。
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