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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想2: 「豊穣の女主人」という場はフレイヤ・ファミリアにとっての第2の家だった!

2023-09-15 14:21:36 | ダンまち
感想1から続く)

それにしても、19巻の中身は、ベルくんにとっては、これまでの足跡を振り返り、これから向かう先に備える、という、大きな「移行期」の話だったので、それを考えると、ソード・オラトリアの13巻で、『学区』についての基本的な説明がなされていたのは、ほんとに良かった。

本編19巻を読んだ後だと、外伝13巻は『学区』の設定資料編でもあったのだな、と思った。

でもあそこで先行して『学区』とは何か、というのが一通り説明されていたからこそ、本編19巻では、ベルくんの成長を振り返り、ベルくん学ぶ側から教える側へ、導かれる側から導く側へ移ったことに、物語の大筋を定めることができた。

『学区』についてすでにある程度予備知識があったことで、舞台設定の説明でもたつかないで済んでよかった。

実際、学区出身のレフィーナによる学生時代の回想も含めた学区の導入は自然だったし、そのときに19巻でのベルの行動もある程度先見せされていたのもよかった。

なぜなら、本巻は、ベルくんの来し方行く末を確認するもので、18巻までの彼の足跡をたどるものでもあったから。

その点では、エイナさんの妹のニイナの登場は絶妙だった。

ベルくんが自分の学んだことを教える相手としても。

そして、一通り年上女性の攻略が終わったところでの「妹キャラ」の登場としてもw

ニイナの登場は、物語のフェーズが変わったことの象徴だった。

将来的には、エイナとニイナの姉妹の間でベルくん争奪戦が始まるというただれぶりだけどw


とまれ、その年上女性の攻略の完成の象徴として登場したのがリューw

なにしろ、本巻でやっと待望のリューさんのヘスティア・ファミリア入りが実現されたw

その代わりに、といってはなんだけど、リューのポンコツぶりに拍車がかかってきたw

たしかに、リュー=アストレアでは隠す気ないよねー。

その前の、リュー=クラネルも大概だけどw

ヘスティア・ファミリア入りしたことで、どうやら今後はポンコツエルフであることが日常化していくみたい。

まさに「釣った魚になんとやらw」というメタ的扱いw もちろん作者がねw


しかし、それにしても、まさかそのリューが抜けた「豊穣の女主人」を切り盛りすることになったのが、シルと元フレイヤ・ファミリアの面々になるとはw

一瞬、面食らったけど、でも冷静に考えると、ミアかあさんからしてもともとフレイヤ・ファミリアの団長だったのだから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの面々が寄り集まる場所としては、確かにうってつけだよな、と思って。

ここでも巧妙な設定に驚いたw

しかも、16巻17巻18巻、の流れからすれば、ファミリアの原点は、フレイヤとミアの出会いにあって、ミアは一歩先に、フレイヤ=シルが帰ってくるまさに「家」を作ることになっていたわけで。

だから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの眷属が「豊穣の女主人」に集まるのも、ある意味で予定調和な出来事だった。

でも、その結果、まさに美神フレイヤが街娘シルへとジョブwチェンジしたように、あの鬼気迫る形相の「こわーい」フレイヤ・ファミリアの眷属たちがこぞって客商売のフロントに立つことになったのだからw

やくざ者の更生措置としてこんなに教育的なものもないw

しかも結果的に、シルだけでなく、ヘレンやヘイズまで女給として登場し、その流れで今後もベルくんの周りをウロウロすることになるのだろうしw

しかし、いくらフレイヤ・ファミリアの男性団員がアレだったとはいえ、ヘレンはともかくヘイズまでベルくんラブになるとは思ってなかったw

すでにもう、ヒーラーとして、ベルくんを巡って、ヘイズとニイナの間で小競り合いが生じるのが目に浮かぶw

そんなふうに思うのも、戦争遊戯の結果、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを傘下に従えたwからなのだけど。

正確には、フレイヤ=シルが、ヘスティアの従属神になるという手打ちによって、ヘスティア・ファミリアの傘下にフレイヤ・ファミリアが収まった形になり、シル=フレイヤの指示には絶対忠実な元眷属たちの特性から、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを使役する立場になってしまったというw

ヘスティア・ファミリア、すごすぎ

そのおかげで春姫やリューが守られているというのだから。

ベルくんの、シル=フレイヤに対する「騎士宣言」は、同時にフレイヤの眷属をも手中に収めることに繋がったw

もっとも、フレイヤ・ファミリアの面々からみたとき、実はベルも自分たちのファミリアの一員だったようなものだから、それなりにみな親愛の情を抱いてしまっているというのがねw

ベルくん、愛されすぎw

てか、もうヘグニとか、勝手にベルのことマブダチだと思ってるしw

そのヘグニのベルくんラブに乗じて、シルがベルくんの監視をさせているのだから、始末に負えない。

実はベルくんだけに限れば、あまり状況はフレイヤ・ファミリアに取り込まれていた17巻の状況と変わらないのかもしれないw

ベルくん、常時監視され状態w

まわりにもうヤバい人しかいないじゃんw


で、こうしたベルくんを巡る人間関係の再配置が進められる背後で、物語全体の流れを大きく変える動きも生じている。


感想3へ)
感想1へ)

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想1: 新章開始! というか《第2部》開始! 行くぜ『学区』! レッツ☆アオハル!!!

2023-09-15 14:18:59 | ダンまち
前巻である18巻で、実は1巻から続いていたシル/フレイヤとの因縁に決着を点けたベルくんたちヘスティア・ファミリア。

その次の展開が『学区編』。となることは、すでに、外伝「ソード・オラトリア」の13巻で先見せさせられていた。

あのレフィーナの苦闘の裏で、ベルくんは何をしていたのか?

学園船に乗り込んだベルくんの、今更ながらの、レッツ☆アオハル!!! 開幕!

ということで、スペース、空けておきますw











































色々な意味で新章の幕開け! だが『学区編』はその序章に過ぎなかった! ってのが読了直後の感想。

てか、ものすごく続きが気になるw

それくらい、今後の展開にかかわる仕込み=伏線がこれでもか!って具合に出てきてた。

といっても、まずは、やっぱりこれでしょw

ベルくんが学生になった!っていう、斜め上からの展開。

今更ながらの学園編だけど、今更だからな分、新鮮だったねw

ていうかさ、学校で「学ぶ」というシチュエーションを通じて、ベルくんがこれまでの(といってもまだ半年ちょっとだけどw)歩みを振り返る、っていう展開になるのだからニクい!

レベルアップした後は、身体能力の向上に精神がついていかない、という説明が以前あったけれど(だから慣らし運転としての模擬戦とかが重要)、あれにならえば、まさに経験を知恵に変えていくための熟成期間として、純粋に「学ぶ」機会が必要だ、ということだよね。

そして、経験を知恵として客観させるために欠かせないのが、自ら学んだことを第三者に「教える」こと、それによって経験は知識に変換され、その知識を使って振る舞うことでそれは時に現実的な突破口を広げるための「知恵」になる。

これまで、アイズ、リュー、ヘディン、あるいは、ティオナやフィン、さらにはフェルズといった先達から学ぶ一方だったベルくんが、とうとう後輩に教える立場になる。

感無量だよねぇw

それだけで作中の時間経過の密度、濃さを実感させる。

なんていうか、あぁ、気がつけば遠くまで来たもんだなぁ、って感じ。

そりゃエイナももうベルくんに教えることはない(だからあたしは用済みかなぁ。。。)って思うのも仕方がない。

ただそう思わせておきながら、いきなりエイナの妹のニイナを登場させ、ヘスティア・ファミリア入りを熱望するすでにレベル2の冒険者候補を登場させて、エイナにとってもベルくんとは、切っては切れない縁に改めしてしまうのだから、ほんとに作者はズルい。

新章幕開けの本巻は、こんな感じで、全編において、これまであった関係性のメンテとリセットがなされていて。

その意味では、単に新章開始、というよりも「第2部」開始というほうが適切。

それくらい物語のステージが変わった感じがする。


そのステージの変化を実感させるための物語が本巻だったってことw


しかも、そのベルくんの「振り返りの時間」が読者としても共有できてしまうところが、愛おしさひとしお!なんだよね。

そこで、イズンさまのレッツ☆アオハル!なんだものw まったくもってズルい!

そういう意味では、終盤の「修学旅行」全般の展開は、ちょっとしたこれまでのベルくんの決死行の回想にもなっていて、ホントにずるい。

まだリリとヴェルフの三人でダンジョンに潜っていたときのゴライオスから逃走や、18層のアンダーリゾートを拠点にしてさらに下層に下って遭遇したジャガーノートとの一件、そうしたものが自然と思い出される展開になっていた。

ゴライアスからはうまく逃げおおせてあっさり18層にたどり着けたかと思ったら、さらにその下に行って、そこでちゃっかりアルゴウェスタまで使ってブルードラゴンを倒してヒーローしちゃうんだから。

しかもボールズとか、もうベルが瞬殺してくれて当然、とか思っているしw

で、実際、ブルードラゴンを瞬殺して、ニイナたちを守っちゃうんだもの。

そして、ニイナは晴れて冒険者を目指すという夢を抱くわけでしょ。

このシーンは、完全に、第1巻の、ミノタウルスに襲われたベルくんがアイズに助けられたところの反復だよね?

とにかく目の前でものすごい力量で救ってもらえた、という衝撃的な経験が、その後の冒険者としての運命を決めちゃうわけでしょ?

もらう一方だったベルくんが、名実ともに「与える」側にもなった瞬間だよねw

だって、その結果、ニイナの人生、変えちゃったんだからw

ニイナのヘスティア・ファミリアへの加入、今から楽しみだな。

ちょうどヒーラーが欲しい、と軍師リリルカwも言っていたことだし。

『アルゴノゥト』のことを思うと、てっきりレフィーナが、ゆくゆくはヘスティア・ファミリアに移籍して後衛の魔道士を受け持つと思っていたのだけど、どうやら「ハーフエルフ」属性のほうが優先されて、ニイナがベルくんの妹分として治療師枠としてファミリア入りすることになるみたいw

もちろん、魔道士枠でレフィーナがヘスティア・ファミリアの後衛を務めるときが来るかもしれないけれどw

そのあたりの、あれ、レフィーナじゃなくてニイナなの? というところも、うまい具合に『アルゴノゥト』をずらしてきている。

いやー、ホントよく作り込まれた「第2部」の序章だった。

感想2へ続く)

感想3へ)







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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ 感想: 新作「世界が見つめる先で示すもの」の内容が驚愕すぎるのですけど!!!

2023-06-17 22:57:25 | ダンまち
最後に新規で書かれた、本編19巻以降の話である「世界が見つめる先で示すもの」の中身がすごすぎる!

いや、本当にびっくり!

だってさ、ジャガーノートが転生した異端児(ゼノス)だよ?

いや、それ、本当にいいの?って思うじゃない。

ジャガーノートだよ? ジャガーノート?

確かに、ベルくんはレベル5に、リューはレベル6にランクアップしたから、次に対戦したら、以前ほど苦労せずにジャガーノートも倒せるのかもしれないけれどさ。

あれだけ苦労して倒した相手が転生する、しかもゼノスで。

ってことは、最終的には対話もできるかも、だし。

一体、何話すんだよ?

当面は、フェルズたちの管理下に置かれるようだけど。

どうなるんだろうなぁ、最終的にはベルくんの好敵手として、ベルくんを助ける側になるのかなぁ。。。

しかも、ゼノスを生み出しているのが、37階層のコロシアムとは。。。

マジで、ダンジョン、どうなってるの?

あまりにもあとづけにしか見えない超重要情報のバレで、びっくりしつつ、ちょっと呆れているw


しかし、まさかベルくんとリューが再び37階層に行く日が来ようとは。

しかも護衛にヘディンとヘグニとアルフリッグ4兄弟がついてくるなんて、もう、どんな夢パーティだよw

フレイヤ・ファミリアは解体されたわけだけど、もちろん、元眷属たちのフレイヤ=シルへの忠誠は変わらずw

だから、シルの意向で、ヘディンたちにベルの護衛まで頼めてしまう。

シルは、知っての通り、ベルとリューの二人をかけがえのない相手と思っているから、これ、事実上、フレイヤ・ファミリアの猛者だけを、必要なときに助っ人として借り出せるようなものじゃないw

ものすごいベルくんの友軍ができてしまった。

この先、きっと、ロキ・ファミリアの冒険者たちよりも、ヘディンやヘグニのほうが、ベルくんと近くなりそう。

てか、もう、ヘグニは、ベルくんラブw全開だしw

そのノリでいけば、ヘディンはベルに対して完全にツンデレだよなw

しかもズルいのは、ヘディンとヘグニについては、同じエルフとして、リューとも接点ができてしまうので。

この先、ベル&リューのコンビに、ヘディン&ヘグニが両脇を固める、ってケース、増えそうだなw


ということで、本編とは異なる外伝、というか、本編の過去のボーナスポイントだとばかり思っていたら、とんでもない新情報が、オラリオ・ストーリーズには含まれていた!

マジで驚愕!

そういう意味では、フレイヤ・ファミリアの解体、って「ダンまち」的には、今後の物語の方向性をも変える一大事だったんだなw

これでまだ、ベルくんラブのヤンデレ・ヘルンが控えているからね。

なんか、こうなってくると、実はベルくんも「魅了」を使えるんじゃないの?とか思ってしまうw

ということで9月に出る本編19巻がマジで楽しみになってきた!

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 第22話 『星華(ルヴィア)』 感想2: 実は結構、原作18巻までの内容をふまえたものに改変されていたんだね。

2023-03-21 00:59:21 | ダンまち
まぁ、改変といっても、主にはリューとアストレア・ファミリア絡みのことだけど。。

22話の最後で、入院中のリューのもとにヴェルフたちがやってきて、ベルを救ってくれたことに感謝をする場面があるけれど、ここでリューが返した言葉は、実は原作にはなかったもの。

ベルが、もう死を覚悟してしまった自分(←リュー)を諦めずに、最後まで救おうとしてくれたことに感謝していたところね。

かつてアリーゼたちに守られたときはできなかったことが、ベルが守ってくれたときには、彼の言葉に触発されてできた、そのことをリューは感謝していた。
その結果、アリーゼたちの死がきっかけで、半ばトラウマのように、ずっと自責の念に苛まされていた、その悩みもベルの言葉によって解消できたこと。

このあたりの感謝は、原作14巻では実は明確には言葉にされてはいなかった。

ただ、ここまでリューの感謝の気持ちがはっきりしたのは、原作18巻の内容を踏まえたからという気もして。

というのも、18巻でリューは、史上初の2段階ランクアップを果たしてレベル6になるのだが、その際に「アストレア・レコード」という名の新たな魔法を得ることができた。

この魔法は、アリーゼを筆頭に亡くなったアストレア・ファミリアの眷属が使っていた魔法をリューが使えるようになったもの。

でもこの魔法って、多分、今回、リューが、一つ一つのルミナス・ウインドの光玉にファミリアの仲間の姿を重ねていたことがきっかけのように思えてしまう。

そして、ジャガーノートの息の根を止めたことでアリーゼたちの悲劇から解放されたことで、その偉業への応えとして与えられたのが「アストレア・レコード」だった、ということなのじゃないのか。

そのあたりを意識して、最後のリューのセリフも、あのように、アリーゼたちと同じ状況でベルをサポートし二人で生き延びることができた、そのことを明確にするために、死を覚悟した友をそのまま放置しなかったベルの心根に感謝し、同時に称えたのだと思う。

それが改変として加えられた。

だから、シリーズ構成としては、トータルでリューの信条の変化に寄せて終えた、という感じかな。


しかし、18巻までの内容を踏まえて、ということなら、リューを看病しているシルのことがもう気になって気になってw

だって、あれ、姿はシルだけど、中の人はフレイヤなわけじゃない。

そうしたら、あの病室でシルが語っていることはみんなフレイヤの言葉だからねw

なんかね、もうね、グッとくるんだよw

何話か前に、ミアに対して、行方がわからなくなったリューのことを何か知らないかと、聞いて、ミアから「あんたが知らなければ私が知ってるわけがない」的なことを答えていたけど、あそこで、雇い主であるミアのほうが「あんた」呼ばわりしているんだから、最低限、ミアとシルは同等な立場にあるんだな、ってわかっちゃうよねw

それが、フレイヤ・ファミリア元団長とフレイヤ本人の会話というのだから、恐れ入る。

あのとき、シル=フレイヤは、もうほとんどオッタルやアレンたちに捜索してきてくれ、と命じるところだったんだろうな。

だって、シル=フレイヤからしてみたら、ベルもリューもかけがえのないぞんざいなわけだし。

というか、やっぱり不思議なのは、シルがリューを助けたことだよね。

きっと、ベルのように本来は白い心だったのが、すごく薄汚れてしまっていることを憂えて、シルはリューを「豊穣の女主人」に連れて行ったのだろうな。

そう考えると、実は、原作はかなり初期から「豊穣の女主人」のミアとシルによって物語が制御されていたことがわかる。

「豊穣の女主人」は、まさにホットスポットだったんだよ。

もっといってしまえば、シル=フレイヤが、物語の重要なところに介入していた。

そういう意味では、ベルが最初に「豊穣の女主人」で食事を取っている時に、ロキ・ファミリアがやってきたのとかも、あまりにうますぎるよね。

ということで、細部を見ると4期の最終話はいろいろ考えちゃうんだよね、いい意味でw

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 第22話 『星華(ルヴィア)』 感想: うん、いいね、最後にようやく妖精のリューがデレてくれたよw

2023-03-18 02:24:06 | ダンまち
あー、やっぱり、今回で最終回だったか。

AパートでVSジャガーノート戦に決着をつけて、
Bパートでオラリオに戻ってベルとリューがようやく休息を得られた回。

そして、最後に見事リューさんがデレた回w

まぁ、このあとしばらくは情けないほどのポンコツエルフになるわけだけどw

とはいえ、ちょっと全体的に駆け足で終わって感があって、ちょっとだけ残念。

あと5分ほど尺があったら良かったのだけど。

そうしたら、ジャガーノートとの戦いも、もう少しためが作れて緊迫感を出すことができただろうし、地上に戻ってリューがベルの病室に駆けつけるところ場面ももう少しコミカルに表現できたんじゃないかな、と。

そういう意味では、気になった人は是非、原作の14巻を読んでみたらいいと思う。

あちらの終盤は、本当に息を呑む感じで盛り上がっていたから。

特に、最後のリューがルミナス・ウィンドを使って、アストレア・ファミリアのみんなと一緒になってジャガーノートを倒すところの濃密さは、文章で読んだほうがグッと来るはず。

結局、あの場面はすべて、リューからしてみれば、アリーゼのときの失敗を繰り返さずにベルとともに生き残るために死力を尽くしたところだったので。

そうした切実さは、原作のほうがよかった。

ついでにいえば、最後のリューがデレたところも。

尺の都合でいろいろネグってしまったり、情報を伝える人が変わってしまったりと、だいぶ簡略化が図られてしまったので。

なので、あと5分、尺が欲しかったというのが本音。


しかし、深層篇、終わってしまったかぁ。

もう1話あるかな、って思っていたのでかなり残念。

4期は分割2クールだったから、なんだかんだいって、9ヶ月の間、この深層篇の物語をもう1回ゆっくり咀嚼することができたので、なんだかんだいって楽しかった。

その分、ちょっと虚脱感があるかなぁ。

でも、さすがは人気ナンバーワンのリューがメインのエピソードなだけはあって、3期と比べて段違いに作画が良かったのは素晴らしかった。

あと、全体の構成も、うまくリリたちの階層主戦と、ベルとリューの決死行が並行して描かれていて、分断した感じがなくなったのはよかったかな。

この4期の満足度は高かった。

あと、途中で、あ、そうか、あの場面ってこういうことだったのか、改めて納得するところもいくつかあったりして。

特に、ヴェルフの魔剣づくりの意義と、アリーゼたちアストレア・ファミリアの姿が具体的にイメージできるようになったのはよかった。

『アストレア・レコード』のイメージもだいぶ変わった気がする。

やっぱり、キャラが実際に動くのって重要なんだね。


しかし、あー、ホントに終わってしまった。

5期は今度、いつになるのだろう?

実は、作者の中では、今回の4期から次の5期は、物語としては『豊穣篇』として一つの大きな括りになっているので、あまり時間をあけずに制作してくれるといいのだけどw

多分、5期の中身を考えた時、皮肉にも、リューがベルに対して明確に好意を抱いてしまったことが、シルというかフレイアというか、彼女(たち)を本気にさせちゃったはずなので。

その意味では、この最終話では、シルの言動が一番、気になったしw

あー、リュー、シルを本気にさせちゃったよー、ってねw

ともあれ、5期、早くよろしく。

原作は、どうやら12ヶ月連続刊行に挑戦中なので、まだこの先6冊でるんだよねw

6冊が出終わった今年2023年の秋あたりに、5期の制作の発表かなw

もっとも、この先は『アストレア・レコード』や、『ソードオラトリア』の方を、つなぎ的に映像化しておく展開もありなのかも。

特に『ソードオラトリア』の12巻では、この深層篇の後のベルくんたちヘスティア・ファミリアも大活躍するので、そういう意味では、5期以後の本編の展開でも必要になるから。

ということで、とにかくいろいろとこの先の『ダンまち』が楽しみでならないw

いや、ホントにどんどん面白くなってきている気がするんだよねw

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 第21話 『優しい嘘(デイドリーム)』 感想: これはリューさんがベルくんに惹かれても仕方ないよね。

2023-03-11 01:26:16 | ダンまち
つかの間の休息。

未開拓領域のセーフティポイントでベルくんとリューさんの二人きり。

そして、ようやく抜け出せるかと思ったら、ジャガーノートちゃんwがしっかり待ち伏せしてお出迎え。

そりゃ、デイドリームだよ。

上げて落とす展開だから、リューさんの心が折れても仕方ない。

でも、この状況下で諦めないのだから、ベルくん、マジで英雄じゃないか。

これで、次回、ようやくジャガーノートとの戦いに決着か。

これ、次回で終わり?

それとも、次回でジャガーノートとの決着をつけて、次次回で、地上に戻ってのエピローグかな。

そうあってほしいな。

地上に戻ってからのエピソードは、それでそれで名場面が多いはずなので。

それにしてもこの深層篇、作画、いいな。

これは制作陣からもリューさんが愛されていることの証左なんだろうなw

でも、だとすれば、やっぱり後2話、あるものと信じたい。

次回、楽しみだ。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 第20話 『散華(アストレア・ファミリア)』 感想: これまでの『ダンまち』の中で一番の神回だよね、これは!

2023-03-04 02:29:05 | ダンまち
うわー、ちょっと今回は、最初から最後までしびれた。

まさか、ここまで克明にアストレア・ファミリアの最期を描いてくるとは思ってなかったので、見ていて本気で厳しかった。

だって、ホントにイレギュラーで発生したジャガーノートにファミリア全員がほとんど瞬殺なんだもの。

それで、最後は、アリーゼ、輝夜、ライラの3人が、ただリオンを生かしたい、という一念だけで、いわば特攻をかけてしまうわけでしょ。

この間でた、原作の18巻で、リューは「アストレア・レコード」という魔法を得て、アリーゼたちの魔法を継承して大活躍をしたのだけど、今回描かれたファミリアの最期を知ると、なんていうか、言葉に詰まる。

この深層の決死行で、ベルくんに救われたからこその「アストレア・レコード」の継承だったわけだけど、真面目な話、このトラウマだらけのリューを救ったベルくんはほんとにスゴイね。

なんかね、いろいろと今、感極まっていて、書きたいことはたくさんあるのだけど、どうにもまとまらないので、ちょっと間を空けて書きたいと思ってる。

ただ、今回の話は、多分、今までの『ダンまち』の中で一番の神回だったことは間違いないと思う。

もちろん、物語としてね。

最初から最後まで見入ってしまったから。

多分、一つ一つのシーンに色々と紐づく感情や記憶があるからだと思うのだけど。

リューが赤くなってデれているところですら、ようやくちゃんとデレることができるようになったんだね、リュー! って思ってしまう。

なんかね、そういうところがね、とにかく良かった。

あー、マジで神回だよ。震えたよ。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 第19話 『闘技場(コロシアム)』 感想: ベルくん、ホントに英雄にすぎてしびれる。

2023-02-25 01:33:31 | ダンまち
アバンのライラの助言があまりにも今のリューの行動とダブって見えて、リューはリューで、アストレラ・ファミリアの団員たちから、いろいろと学んで、それを今はベルくんに伝えている。

リューにとって、在りし日のアストレア・ファミリアがどれだけ自分を育ててくれたか、噛み締めてひとりでやってきたんだな、って思うよね。

リューこそ、自罰的で自傷癖のある冒険者になっている。

でもそれを、「英雄」のベルくんが救出する。

でも、今のベルくんを英雄と呼ぶべき基準も、生前のアリーゼから教えられていた、というのが、なんともいえない。

結局のところ、今のリューの行動や思考のすべてがアストレア・ファミリアで築かれた。

それは同時に彼女にとっては軛でもあって、それを、この深層脱出劇で、いい意味で破壊して地上に戻る。

そう思うと、この深層決死行って、リューにとって長かった喪から抜け出すためのものでもあったんだな。

まさに黄泉にもぐり、そこから戻ってくることで、心身ともに清めてくる旅程。

まぁ、煉獄的な苦境、ってことだけど。

でも、この過酷な旅を経て、新たなパートナーとしてベルくんを見出すこと出来たからこそ、原作18巻では、神アストレアのもとにでむくことができた、ということだよね。

そこは心理的につながったので、ものすごく納得。


にしても、コロシアム、ひどいね。

でも、こうやって映像にしてくれると理解しやすい。

原作を読んだときは、ここまではイメージできてなかったのでw

とはいえ、まだ、まれで災厄が終わらないのだから、本当に深層は酷い。

まだ3話くらい残っているはずだしね。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 第18話 『迷宮決死行(デスパレート)』 感想: ベルとリューの2人に対して深層の所業が過酷すぎる!

2023-02-18 02:05:42 | ダンまち
ゼノスとアーニャたちがともにリリたちのもとにたどり着いて、ようやく、リリたちがほっとできる展開に。

春姫とウィーネが再開する場面はホントいいよね。

3期の後半、地上にいったん出ざるを得なかったリトたちだったけど、その時、ベルたちヘスティア・ファミリアの助けを得て、なんとかダンジョンに戻ることができた。

その時、たしかに、ベルたちが危機に陥ったら助けに行こう、とゼノスどうしで誓っていて、その時が今だった、ってことで。

いやー、いいよね、そういう恩に報いる、という展開。

3期を見直すとわかるけど、今回救援に来たゼノスたちは、実際、あの時にベルたちに助けてもらった面々なんだよね。

しかも、細かいことだけど、このゼノスの中にいたユニコーンの角で作った短剣をつかって、ベルくんは解毒していたわけで。

地味に、今回、ベルくんもゼノスのお陰で窮地を脱していたんだよね。

・・・っていっても、ベルくんとリューの危機は全然終わってないわけだけど。。。

でも、これでようやく本丸まで辿り着いた、という感じ。

次回はどうするのだろう、1回で決着をつけるのか。

それとも、リューの回想を増やして2回に分けるのか。

とにかく、原作の14巻を読んだときは、コロシアムの場面は絶望に次ぐ絶望だったように記憶しているので、できればそれを丁寧に描いてくれることを期待したいのだけど。。。

にしても、ダンまちもここまで来ると、過去のエピソードの蓄積のお陰で、一つ一つの場面が凝縮された意味を持ってくるので見ごたえがある。

4期、作画もほとんど崩れないし、素晴らしい。

やっぱり読者一番人気のリューが主役のシリーズは、手を抜けないよねw

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア13 感想: 黒竜討伐に向けて『学区』を通じてオラリオの外を描く新章がキックオフ!

2023-02-16 11:13:44 | ダンまち
前の12巻から実に3年半ぶりの13巻。

本編の方も2年ぶりに出た18巻で、ようやくフレイヤ様のベルくんに対する執念にもひとまず決着がつき、刻一刻と「黒竜討伐」に向けて、オラリオの外にベルくんたちが旅立つときが近づいてきた。

いや、もちろん、まだダンジョンの最下層の攻略、という悲願は残っているのだけど。

でも、この黒竜討伐とダンジョン攻略はきっと裏表の事業となるのだろうから、今後も並行して進んでいくはず。

となると、そろそろオラリオの外の世界の描写も必要な頃合いで、この外伝18巻はいろいろな意味で「新章開始」を告げるものだった!

もっとも、本編あとがきにあった『学区』編が、さきに外伝の方で始まるとは思っていなかったけどw

ということで、とりあえずスペース、空けときます!


にしても、はいむらきよたかがイラストを描いていることもあるのだけど、『学区』の話は、もう『禁書目録』の学園都市にしか思えなかったw









































で、最初に表紙のイラストを見たときは、このショートヘアの娘は誰?とマジで思った。

後でも触れるけど、はいむらきよたかがイラストを担当しているから、どうしても『禁書目録』のことが思い浮かんでしまって、あちらは多くの場合、表紙に使い捨てのその巻限りの新キャラを表紙イラストに使ってくるので、なんだ、『ダンまち』もそれかぁ、どういう新キャラだよ?って思っていたのだが。

まさか、髪を切ったレフィーヤだとは思わなかったよw

素朴にびっくりしてしまった。

でも、12巻のラストにあった彼女の慟哭を思い出せば、あー、そりゃ、これくらい心境の変化があってもおかしくないかー、と思ったのだった。

で、その時点で、なるほど、今回は、奈落の底に落とされたレフィーヤが這い上がっくる物語なのね?と察しがついた。

実際、そういう展開だっだし。

本編のほとんどで、え、この毅然としたエルフ、誰?と思うくらい、レフィーヤが大人な対応をしていて、あの常にアイズに泣きつきながら、その傍らでベルのことをひたすらディスっていて、大人げない女子はどこに行った? これもうキャラ崩壊じゃん、まんまキャラチェンジじゃん!と思ってしまったから。

でもその分、『ソード・オラトリア』のくせに面白かったw

全編をレフィーヤの話に特化した結果、非常に読みやすかったんだよねw

流れはこんな感じ。

レフィーヤは、11巻12巻のエニュオとの戦いで、怪人であったエルフの友人(恋人?)のフィルヴィスを自らの手で倒して(殺して)しまい、その結果、傷心と自責の念で二重に苦しみ、自分自身を潰しにかかっていた。

絶望にどっぷり浸かってしまった。

そして、どうせ自分が壊れるくらいなら、この身をフィルヴィスに捧げて、彼女のように魔法戦士になろう、それですべて丸く収まるはずと自分自身に思い込ませた。

そんな風に考えた結果、レフィーヤは髪をバッサリとショートにし、形からフィルヴィスのように自身を変えようとしていった。

ベートに頼んで、魔法戦士として前衛が務まるよう、近接戦闘の稽古を付けてもらったのもその一環。

そうした鬼気迫るレフィーヤの振る舞いに危険を感じたロキが、だったら、と送り込んだのが、レフィーヤの母校である『学区』だった。

『学区』で一時的にインストラクターを務めることになったレフィーヤは、かつての自分の姿を彷彿とさせる後輩たちとのやり取りの中で、とりわけ、今までの「教わる側」から「教える側」へと立場を変えることで、自らの足跡を振り返り、そこから、フィルヴィスの闇(といってもレフィーヤ自身の思い込みから生じたものだが)を振り払い、崩壊しかけていたアイデンティティを取り戻し、とはいえ、以前と比べて一皮むけたレフィーヤとして成長を遂げてロキ・ファミリアに帰還した。

・・・というのが、今回の話の流れだった。


見ての通り、最初から最後までレフィーヤに焦点を当てた話であり、それもあって、いつもの『ソード・オラトリア』よりも遥かに読みやすかった。

それに、こう言ってはなんだけど、ようやくレフィーヤというキャラに親しみを覚えてもいいかなと思えてきた。

これまでのレフィーヤは、無口なアイズの代わりに外伝を引っ張る進行役でしかなくて、その分、口やかましいただの小娘キャラだったので、単純にウザい奴、くらいにしか思ってなかったんだよね。

むしろ、なんでこんなにベルくんにつっかかってくるのかも理解できなかったし、なに、勝手にベルくんの好敵手みたいに思っているわけ、くらいにしか思ってなかった。

そもそも本編にはリューとエイナがいて、もうエルフ枠は埋まっているだよ!と思っていた。

それもあって、レフィーヤって要らない子だとずっと思っていたんだよね。

それが、外伝でエニュオの話になったあたりから、フィルヴィスとのからみから、だんだん確かに物語の展開に大きく絡むキャラになってきて、でもウザさは変わらなかったので、正直困ったなぁ、と思っていた。

なので、今回の『学区』のレフィーヤ編は、彼女に対する、そういう不満というか、不完全燃焼な印象を塗り替えるにはちょうどよかった。

まぁ、きっと作者もそう思ったから、外見的にイメチェンを図り、加えて『学区』にいかせて口調も変えることで、「新・レフィーヤ・爆誕!」ってことにしたかったのだろうけど。

で、その試みはうまく行ったと思う。

むしろ、あー、これは、本編の『学区』編を通じて、またベルくんが「口説き落とす」相手のひとりになるのだろうなぁ、とまで思ったりw

実際、本巻でも、最後にベルくんと再会し、変わらず罵倒していたわけで。

もう、完全に、気になる子に思わずつっかかる女子だよねw

イラストのつながりからすれば、上条当麻を「あんた」呼ばわりで詰り続けながら陰で恋心に悶える御坂美琴と全く同じ構図。

きっと美琴同様、レフィーヤもベルくんにデレちゃう時が来るんだろうなw

ていうか、絶対チョロイン枠だよねw

・・・ということも含めて、レフィーヤの位置付けを変えるのに成功したエピソードだったと思う。


もちろん、本巻がいつもの『ソード・オラトリア』と違って面白かったのは、個々のところ続いたオラリオのための政治劇とその解決のための集団戦闘・・・のような大味の物語ではなかったことも大きい。

レフィーヤが面倒と見た第七小隊の学生たちを通じて、本編の初期にあった、駆け出しの冒険者(予備軍)が冒険にでかけて格上のモンスターと対決し危機に陥る、というシンプルな構成に戻ったから。

それくらい小さな事件のほうが読みやすいのは確かだし、そもそも、作者は集団戦の描写が恐ろしく下手なので、ひとつのパーティでひとつの敵と戦うくらいがちょうどいい。


なので、『学区』に戻ってレフィーヤが「原点回帰」で自分を見つめ直しただけでなく、物語自体も、ベルくんがひとりでダンジョンに潜っていたころに「原点回帰」したこともよかった。

これで、これ以後の物語が、本当に「新章」であることがはっきりしたから。

要するに、レフィーヤにとってのフィルヴィスを巡る顛末は、ベルくんにとっての異端者のエピソードと同じだった、ってこと。

ゼノス編を通じて、ベルくんは、愚者であることを選び、偽善者であることを甘受する決意し、そこから精神的にも成長し、単なる「勇者」とは違う「英雄」への道を歩み始めたわけだから。

そもそも、あの事件でフィンですら「勇者」として小さくまとまるのをやめ「英雄」の道をやはり歩もうと心変わりしたくらいだから。

そういう精神的な成長イベントのレフィーヤ版が本巻だったってこと。


そして、このレフィーヤの変身イベントに合わせて『学区』を紹介したのはよかったね。

てか、この船が、当代の「アルゴノゥト」の旗艦になるんだよね?きっと!

『学区』の紹介を経て、物語の舞台をオラリオの外に向かわせるときの舞台。

だから、ベルくんが一足先に『学区』に潜り込んで、一騒動、起こしてた!ってことにもなる。

そのベル君の騒動は本編19巻で描かれるみたいだけどねw

気になるのは、レフィーヤの恩師でもある、レベル7で「ナイト・オブ・ナイト」の二つ名をもつレオン・ヴァーデンベルクがベルくんのことを気にかけていたこと。

そのあたりは本編19巻で明らかにされるのだろうけど。

でも、この「ナイト・オブ・ナイト」って、「キング・オブ・キング」みたいな二つ名だけど、きっと「ナイト」といっても「騎士」と「夜・闇」の組み合わせなんだろうな、と思ったりw

でも、エニュオ編のディオニュソスのことがあるから、この手のイケメン男性キャラは信用ならないんだよねーw

そのあたりも本編19巻でおいおい明らかにされるのだろうけどw


ともあれ、レフィーヤも、きっとベルくんに救われる「年上」の女の子、になるのだろうなw

もうそれは確定事項で、下手をすると、ヘスティア・ファミリアにコンバートもあるのかも、と思ってきたw

だって、ヘスティア・ファミリアの魔法師はてっきりリューさんがなると思っていたのだけど、本編18巻の感じだと、あのまま「豊穣の女主人」に残って、シル=フレイヤの親友兼お目付け役になりそうだからw

まぁ、レフィーヤがベルくんに近づいたら、リューさんもさすがに怒り出しそうだけどw

でも、どちらも基本はポンコツエルフだからなぁ。

ともにスペックが激高なだけにポンコツ度が際立つのがイタイw

でも、実際、レフィーヤが、リューさんみたいな魔法剣士になると、前衛も後衛もできるので、魔導士不在のヘスティア・ファミリアにとっても都合がいいはずで。

ベルくんは、基本、近接戦闘のアタッカーだから前衛だと思うのだけど、でも『ソード・オラトリア』の13巻でもあったように、大鐘楼のチャージを含めて、ベルくんの最終奥義は、ゼロ距離から魔法大砲をおみまいするような役だから、そのときだけは魔導士のようにいったん後衛に下がる必要がある。

そのときに前衛にあがって、魔導士から魔法剣士にスイッチできるレフィーヤの存在は大きい。

きっと、同じ魔法剣士のリューさんと組んで。ベルくんを守る役をするのだろうな。

ふたりとも並行詠唱ができるのが強い。

となると、今回のエピソードはあれだな、黒竜討伐の最終章で、完全に闇落ちしたアイズを救うために、ベルくんとタッグが組める相手になるためのレフィーヤの修行の始まりだった、ってことだな。

なんか今からその時が楽しみになってきたw

それにしても、アイズの出番がなさすぎw

いくら黒竜討伐のラスト・ヒロインだからといって、本編まで含めてどんどん存在感が薄くなってきてない?

もはやリューさんもレベル6だし、遠からずベルくん関連の騒動で、リューVSアイズの第3戦が繰り広げられそうだしねw

ともあれ、いい感じに外伝が機能し始めてきたのはいいことだw

来月の外伝14巻は、フィンたちの過去話らしいけど、ここまでくると主要キャラのバックストーリーを予めさばいて置くことは大事なので、それも楽しみ。

で、それで連続刊行も終わるかと思っていたら、実は6ヶ月連続ではなく12ヶ月連続ということなのだけど、あと何を出すのだろうw

特典小説のまとめが2冊は確定しているらしいけど。

もしかした、最後に本編19巻もでるのかね?

でも外伝13巻での『学区』の熱があるうちにベルくんの『学区』潜入編も出してしまった方がいいだろうから、9月あたり本編19巻がでてくれると嬉しいw

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