(感想1から続く)
それにしても、19巻の中身は、ベルくんにとっては、これまでの足跡を振り返り、これから向かう先に備える、という、大きな「移行期」の話だったので、それを考えると、ソード・オラトリアの13巻で、『学区』についての基本的な説明がなされていたのは、ほんとに良かった。
本編19巻を読んだ後だと、外伝13巻は『学区』の設定資料編でもあったのだな、と思った。
でもあそこで先行して『学区』とは何か、というのが一通り説明されていたからこそ、本編19巻では、ベルくんの成長を振り返り、ベルくん学ぶ側から教える側へ、導かれる側から導く側へ移ったことに、物語の大筋を定めることができた。
『学区』についてすでにある程度予備知識があったことで、舞台設定の説明でもたつかないで済んでよかった。
実際、学区出身のレフィーナによる学生時代の回想も含めた学区の導入は自然だったし、そのときに19巻でのベルの行動もある程度先見せされていたのもよかった。
なぜなら、本巻は、ベルくんの来し方行く末を確認するもので、18巻までの彼の足跡をたどるものでもあったから。
その点では、エイナさんの妹のニイナの登場は絶妙だった。
ベルくんが自分の学んだことを教える相手としても。
そして、一通り年上女性の攻略が終わったところでの「妹キャラ」の登場としてもw
ニイナの登場は、物語のフェーズが変わったことの象徴だった。
将来的には、エイナとニイナの姉妹の間でベルくん争奪戦が始まるというただれぶりだけどw
とまれ、その年上女性の攻略の完成の象徴として登場したのがリューw
なにしろ、本巻でやっと待望のリューさんのヘスティア・ファミリア入りが実現されたw
その代わりに、といってはなんだけど、リューのポンコツぶりに拍車がかかってきたw
たしかに、リュー=アストレアでは隠す気ないよねー。
その前の、リュー=クラネルも大概だけどw
ヘスティア・ファミリア入りしたことで、どうやら今後はポンコツエルフであることが日常化していくみたい。
まさに「釣った魚になんとやらw」というメタ的扱いw もちろん作者がねw
しかし、それにしても、まさかそのリューが抜けた「豊穣の女主人」を切り盛りすることになったのが、シルと元フレイヤ・ファミリアの面々になるとはw
一瞬、面食らったけど、でも冷静に考えると、ミアかあさんからしてもともとフレイヤ・ファミリアの団長だったのだから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの面々が寄り集まる場所としては、確かにうってつけだよな、と思って。
ここでも巧妙な設定に驚いたw
しかも、16巻、17巻、18巻、の流れからすれば、ファミリアの原点は、フレイヤとミアの出会いにあって、ミアは一歩先に、フレイヤ=シルが帰ってくるまさに「家」を作ることになっていたわけで。
だから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの眷属が「豊穣の女主人」に集まるのも、ある意味で予定調和な出来事だった。
でも、その結果、まさに美神フレイヤが街娘シルへとジョブwチェンジしたように、あの鬼気迫る形相の「こわーい」フレイヤ・ファミリアの眷属たちがこぞって客商売のフロントに立つことになったのだからw
やくざ者の更生措置としてこんなに教育的なものもないw
しかも結果的に、シルだけでなく、ヘレンやヘイズまで女給として登場し、その流れで今後もベルくんの周りをウロウロすることになるのだろうしw
しかし、いくらフレイヤ・ファミリアの男性団員がアレだったとはいえ、ヘレンはともかくヘイズまでベルくんラブになるとは思ってなかったw
すでにもう、ヒーラーとして、ベルくんを巡って、ヘイズとニイナの間で小競り合いが生じるのが目に浮かぶw
そんなふうに思うのも、戦争遊戯の結果、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを傘下に従えたwからなのだけど。
正確には、フレイヤ=シルが、ヘスティアの従属神になるという手打ちによって、ヘスティア・ファミリアの傘下にフレイヤ・ファミリアが収まった形になり、シル=フレイヤの指示には絶対忠実な元眷属たちの特性から、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを使役する立場になってしまったというw
ヘスティア・ファミリア、すごすぎ
そのおかげで春姫やリューが守られているというのだから。
ベルくんの、シル=フレイヤに対する「騎士宣言」は、同時にフレイヤの眷属をも手中に収めることに繋がったw
もっとも、フレイヤ・ファミリアの面々からみたとき、実はベルも自分たちのファミリアの一員だったようなものだから、それなりにみな親愛の情を抱いてしまっているというのがねw
ベルくん、愛されすぎw
てか、もうヘグニとか、勝手にベルのことマブダチだと思ってるしw
そのヘグニのベルくんラブに乗じて、シルがベルくんの監視をさせているのだから、始末に負えない。
実はベルくんだけに限れば、あまり状況はフレイヤ・ファミリアに取り込まれていた17巻の状況と変わらないのかもしれないw
ベルくん、常時監視され状態w
まわりにもうヤバい人しかいないじゃんw
で、こうしたベルくんを巡る人間関係の再配置が進められる背後で、物語全体の流れを大きく変える動きも生じている。
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それにしても、19巻の中身は、ベルくんにとっては、これまでの足跡を振り返り、これから向かう先に備える、という、大きな「移行期」の話だったので、それを考えると、ソード・オラトリアの13巻で、『学区』についての基本的な説明がなされていたのは、ほんとに良かった。
本編19巻を読んだ後だと、外伝13巻は『学区』の設定資料編でもあったのだな、と思った。
でもあそこで先行して『学区』とは何か、というのが一通り説明されていたからこそ、本編19巻では、ベルくんの成長を振り返り、ベルくん学ぶ側から教える側へ、導かれる側から導く側へ移ったことに、物語の大筋を定めることができた。
『学区』についてすでにある程度予備知識があったことで、舞台設定の説明でもたつかないで済んでよかった。
実際、学区出身のレフィーナによる学生時代の回想も含めた学区の導入は自然だったし、そのときに19巻でのベルの行動もある程度先見せされていたのもよかった。
なぜなら、本巻は、ベルくんの来し方行く末を確認するもので、18巻までの彼の足跡をたどるものでもあったから。
その点では、エイナさんの妹のニイナの登場は絶妙だった。
ベルくんが自分の学んだことを教える相手としても。
そして、一通り年上女性の攻略が終わったところでの「妹キャラ」の登場としてもw
ニイナの登場は、物語のフェーズが変わったことの象徴だった。
将来的には、エイナとニイナの姉妹の間でベルくん争奪戦が始まるというただれぶりだけどw
とまれ、その年上女性の攻略の完成の象徴として登場したのがリューw
なにしろ、本巻でやっと待望のリューさんのヘスティア・ファミリア入りが実現されたw
その代わりに、といってはなんだけど、リューのポンコツぶりに拍車がかかってきたw
たしかに、リュー=アストレアでは隠す気ないよねー。
その前の、リュー=クラネルも大概だけどw
ヘスティア・ファミリア入りしたことで、どうやら今後はポンコツエルフであることが日常化していくみたい。
まさに「釣った魚になんとやらw」というメタ的扱いw もちろん作者がねw
しかし、それにしても、まさかそのリューが抜けた「豊穣の女主人」を切り盛りすることになったのが、シルと元フレイヤ・ファミリアの面々になるとはw
一瞬、面食らったけど、でも冷静に考えると、ミアかあさんからしてもともとフレイヤ・ファミリアの団長だったのだから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの面々が寄り集まる場所としては、確かにうってつけだよな、と思って。
ここでも巧妙な設定に驚いたw
しかも、16巻、17巻、18巻、の流れからすれば、ファミリアの原点は、フレイヤとミアの出会いにあって、ミアは一歩先に、フレイヤ=シルが帰ってくるまさに「家」を作ることになっていたわけで。
だから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの眷属が「豊穣の女主人」に集まるのも、ある意味で予定調和な出来事だった。
でも、その結果、まさに美神フレイヤが街娘シルへとジョブwチェンジしたように、あの鬼気迫る形相の「こわーい」フレイヤ・ファミリアの眷属たちがこぞって客商売のフロントに立つことになったのだからw
やくざ者の更生措置としてこんなに教育的なものもないw
しかも結果的に、シルだけでなく、ヘレンやヘイズまで女給として登場し、その流れで今後もベルくんの周りをウロウロすることになるのだろうしw
しかし、いくらフレイヤ・ファミリアの男性団員がアレだったとはいえ、ヘレンはともかくヘイズまでベルくんラブになるとは思ってなかったw
すでにもう、ヒーラーとして、ベルくんを巡って、ヘイズとニイナの間で小競り合いが生じるのが目に浮かぶw
そんなふうに思うのも、戦争遊戯の結果、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを傘下に従えたwからなのだけど。
正確には、フレイヤ=シルが、ヘスティアの従属神になるという手打ちによって、ヘスティア・ファミリアの傘下にフレイヤ・ファミリアが収まった形になり、シル=フレイヤの指示には絶対忠実な元眷属たちの特性から、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを使役する立場になってしまったというw
ヘスティア・ファミリア、すごすぎ
そのおかげで春姫やリューが守られているというのだから。
ベルくんの、シル=フレイヤに対する「騎士宣言」は、同時にフレイヤの眷属をも手中に収めることに繋がったw
もっとも、フレイヤ・ファミリアの面々からみたとき、実はベルも自分たちのファミリアの一員だったようなものだから、それなりにみな親愛の情を抱いてしまっているというのがねw
ベルくん、愛されすぎw
てか、もうヘグニとか、勝手にベルのことマブダチだと思ってるしw
そのヘグニのベルくんラブに乗じて、シルがベルくんの監視をさせているのだから、始末に負えない。
実はベルくんだけに限れば、あまり状況はフレイヤ・ファミリアに取り込まれていた17巻の状況と変わらないのかもしれないw
ベルくん、常時監視され状態w
まわりにもうヤバい人しかいないじゃんw
で、こうしたベルくんを巡る人間関係の再配置が進められる背後で、物語全体の流れを大きく変える動きも生じている。
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