PC Watchのコラムを見て思ったことだが、
うちの部隊で、現時点で一番頼りになるのは間違いなくビアンカである。
ビアンカは夢のオールラウンダーであり革命だ。自室ではエースであり、出先でもさらには移動中にも使える。移動中に当たり前に使われるエースなど、もちろんビアンカが初めてだ。ちょっとした待ち時間とかあるいは電車での移動中でも、ビアンカをさっと立ち上げて作業ができる。
ビアンカが「革命」と書いたのは、パワーのあるマシンはでかくて電力食らいで熱吐きでうるさいという「常識」をひっくり返したからだ。ビアンカは一級の戦力(就航当時)であり、しかも薄くて軽く、熱を出さず静かだ。(なお、昨年の秋が訪れて涼しくなって以来、ビアンカは「超」安定になり、全く落ちたりしない。)
ビアンカは本来モバイルでの利用を意図したマシンではないだろう。しかしながら、オールラウンダーとして、これ以上はないくらい絶妙なバランスをとっている。
・これ以上画面解像度が低いと、複数ウィンドウを開いての作業に支障がある。
・これ以上ドットが小さくなると(画面が小さくなるか解像度が上がるか)、文字が小さくなりすぎ見づらい。特に、列車や飛行機の中で使うといった場面を考えた場合、普段机上で使っている場合より画面が遠くになるので、この問題はなおさら深刻だ。
・これ以上サイズが大きくなると、移動中には使えない。特に横幅はまさにぎりぎり限度である。ビアンカは液晶の外枠もぎりぎりの狭さである。パワー重視あるいは低価格のマシンでは、同じ画面サイズでも外枠が大きくなったりするが、そうなると移動中に使うのはもう無理だ。
純然にマシンパワーの観点だけでは、もはやビアンカはトップクラスではない。現在はデュアルコアが当たり前となりつつある。Core DuoとかAthlon 64 X2なら、ずばりビアンカの2倍のパワーである。来年以降は4コア以上のCPUも登場するだろう。また、グラフィックプロセッサの進歩もきわめて速い。しかし、どんな場面でもビアンカが頼りになることに変わりはない。先述のコラムの筆者の方とは違い、ビアンカのパワーで不自由を感じることはほとんどない。ビアンカの場合、バッテリ駆動のときは600MHzまでクロックが落ちてしまう。それですら困ることが少ない。
(ビアンカをバッテリで使った後にスタンバイから復帰させたところ、ACアダプタ接続にもかかわらず、バッテリ駆動時の600MHzのまま動作していたということがあった。自分ながら驚いたのは、遅くなっていたこと自体ではなく、それに丸一日気がつかなかったことだ!)
今年はバレーボール世界選手権が日本で行われるため、可能なら長期間の遠征になる。先述のPC Watchの記事を読みつつ、8年前の遠征のことも思い出した。当時は、特大のマリアと小さなタラを持ち出し、会場ではタラを使いホテルに戻ったらマリアで作業した。しかし、今回は、よほど困ったことがない限りビアンカ1台ですませることができるはずだ。
# その「よほど困る」おそれがあるのはバッテリである。メーカー製のマシンではないので、普通に取り寄せることもできない。ビアンカはもともと2時間以上バッテリで連続稼働した経験がない。しかも、中途半端にビアンカをバッテリで動かすことが最近多いため、バッテリの性能が劣化している可能性が高い。
将来的にも、ビアンカと同じ画面サイズ・解像度、同じ筐体の大きさで、CPU・グラフィック・メモリといった中身だけ最新に変わるものが存続することを強く願っている。最近はワイド画面ノートの比率が著しく増えて、4:3画面のマシンの選択肢が急激に少なくなっているので、不安は大きい。
チップセット統合グラフィック利用のマシンなら、SXGA+でビアンカよりもう一回り小振りのものもある。しかし当然ながら、チップセット内蔵グラフィックの性能は、単体グラフィックチップに比べ著しく劣る。ましてこの先、Windows VistaにおいてはUIで3D描画能力が要求されるとなれば、エースマシンにチップセット内蔵グラフィックなど論外である。エプソンダイレクトの直販モデルには、15インチSXGA+の画面かつ単体グラフィックチップ採用のものがある。しかし、筐体は15.4インチワイド画面と共通のため、ビアンカよりも3cmも横幅が大きい。
ノートPCでワイド画面が大流行なのは筆者にはきわめて不快である。映画を見るときには確かにいいのだろうが、それ以外の場面ではメリットが感じられない。普通に机上に置く場合を考えても、縦あるいは奥行きは多少の融通が利いても、横方向のレイアウトはcm単位のぎりぎりのことが多い。まして移動中の利用を考えれば、横方向のサイズはさらに致命的な問題であり、同じ横方向のサイズで縦方向が狭いワイド画面がモバイル用途のマシンにまで増えているのは、全く理解不能だ。
うちの部隊で、現時点で一番頼りになるのは間違いなくビアンカである。
ビアンカは夢のオールラウンダーであり革命だ。自室ではエースであり、出先でもさらには移動中にも使える。移動中に当たり前に使われるエースなど、もちろんビアンカが初めてだ。ちょっとした待ち時間とかあるいは電車での移動中でも、ビアンカをさっと立ち上げて作業ができる。
ビアンカが「革命」と書いたのは、パワーのあるマシンはでかくて電力食らいで熱吐きでうるさいという「常識」をひっくり返したからだ。ビアンカは一級の戦力(就航当時)であり、しかも薄くて軽く、熱を出さず静かだ。(なお、昨年の秋が訪れて涼しくなって以来、ビアンカは「超」安定になり、全く落ちたりしない。)
ビアンカは本来モバイルでの利用を意図したマシンではないだろう。しかしながら、オールラウンダーとして、これ以上はないくらい絶妙なバランスをとっている。
・これ以上画面解像度が低いと、複数ウィンドウを開いての作業に支障がある。
・これ以上ドットが小さくなると(画面が小さくなるか解像度が上がるか)、文字が小さくなりすぎ見づらい。特に、列車や飛行機の中で使うといった場面を考えた場合、普段机上で使っている場合より画面が遠くになるので、この問題はなおさら深刻だ。
・これ以上サイズが大きくなると、移動中には使えない。特に横幅はまさにぎりぎり限度である。ビアンカは液晶の外枠もぎりぎりの狭さである。パワー重視あるいは低価格のマシンでは、同じ画面サイズでも外枠が大きくなったりするが、そうなると移動中に使うのはもう無理だ。
純然にマシンパワーの観点だけでは、もはやビアンカはトップクラスではない。現在はデュアルコアが当たり前となりつつある。Core DuoとかAthlon 64 X2なら、ずばりビアンカの2倍のパワーである。来年以降は4コア以上のCPUも登場するだろう。また、グラフィックプロセッサの進歩もきわめて速い。しかし、どんな場面でもビアンカが頼りになることに変わりはない。先述のコラムの筆者の方とは違い、ビアンカのパワーで不自由を感じることはほとんどない。ビアンカの場合、バッテリ駆動のときは600MHzまでクロックが落ちてしまう。それですら困ることが少ない。
(ビアンカをバッテリで使った後にスタンバイから復帰させたところ、ACアダプタ接続にもかかわらず、バッテリ駆動時の600MHzのまま動作していたということがあった。自分ながら驚いたのは、遅くなっていたこと自体ではなく、それに丸一日気がつかなかったことだ!)
今年はバレーボール世界選手権が日本で行われるため、可能なら長期間の遠征になる。先述のPC Watchの記事を読みつつ、8年前の遠征のことも思い出した。当時は、特大のマリアと小さなタラを持ち出し、会場ではタラを使いホテルに戻ったらマリアで作業した。しかし、今回は、よほど困ったことがない限りビアンカ1台ですませることができるはずだ。
# その「よほど困る」おそれがあるのはバッテリである。メーカー製のマシンではないので、普通に取り寄せることもできない。ビアンカはもともと2時間以上バッテリで連続稼働した経験がない。しかも、中途半端にビアンカをバッテリで動かすことが最近多いため、バッテリの性能が劣化している可能性が高い。
将来的にも、ビアンカと同じ画面サイズ・解像度、同じ筐体の大きさで、CPU・グラフィック・メモリといった中身だけ最新に変わるものが存続することを強く願っている。最近はワイド画面ノートの比率が著しく増えて、4:3画面のマシンの選択肢が急激に少なくなっているので、不安は大きい。
チップセット統合グラフィック利用のマシンなら、SXGA+でビアンカよりもう一回り小振りのものもある。しかし当然ながら、チップセット内蔵グラフィックの性能は、単体グラフィックチップに比べ著しく劣る。ましてこの先、Windows VistaにおいてはUIで3D描画能力が要求されるとなれば、エースマシンにチップセット内蔵グラフィックなど論外である。エプソンダイレクトの直販モデルには、15インチSXGA+の画面かつ単体グラフィックチップ採用のものがある。しかし、筐体は15.4インチワイド画面と共通のため、ビアンカよりも3cmも横幅が大きい。
ノートPCでワイド画面が大流行なのは筆者にはきわめて不快である。映画を見るときには確かにいいのだろうが、それ以外の場面ではメリットが感じられない。普通に机上に置く場合を考えても、縦あるいは奥行きは多少の融通が利いても、横方向のレイアウトはcm単位のぎりぎりのことが多い。まして移動中の利用を考えれば、横方向のサイズはさらに致命的な問題であり、同じ横方向のサイズで縦方向が狭いワイド画面がモバイル用途のマシンにまで増えているのは、全く理解不能だ。