雑記帳(新居)

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ラストスパート!!

2011-10-08 22:29:00 | テニス
今シーズンの女子テニスも最終盤に入っているが、
ランク上位8人のみ出場できるシーズン最終戦出場をかけた争いがとてつもなく熱い状況になっている。
北京大会準決勝までの時点での、年末ツアー選手権出場に向けた、レースランキングは次の通りである。(準決勝までのポイントがすでに加算されている)6位のズボナレワまで出場権が確定しているが、7~10位まで僅差で争っている。しかも、逆転で出場を狙うペトコビッチとラドワンスカが、シーズン最後の重要大会である北京の決勝に残っている。この決勝で勝ったほうが出場権獲得に大きく近づくことになる。

item2 1. Caroline Wozniacki 7395 (21)
item2 2. Maria Sharapova 6370 (14)
item2 3. Petra Kvitova 5691 (17)
item2 4. Victoria Azarenka 5590 (19)
item2 5. Li Na 5351 (17)
item2 6. Vera Zvonareva 5190 (20)
7. Samantha Stosur 4975 (19)
8. Agnieszka Radwanska 4640 (18) (300 potential points)
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9. Andrea Petkovic 4580 (18) (300 potential points)
10. Marion Bartoli 4455 (25)
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11. Francesca Schiavone 3900 (21)

最後の最後まで出場権をかけて激しい争いが続くのは記憶にないし、これほどボーダーラインが高いのも記憶にない。

モスクワ(プレミア無印)、インターナショナルの大会いくつかが残っているのだが、すでに出場のボーダーラインは4500ポイントを超えており、最終的には5000近くになりそうだ。(現行に限りなく近いポイント制度で容易に比較できる過去2年について、一昨年は何と3500ポイント台、昨年も4000ポイント程度だった。ただし、一昨年・昨年とも、ランキングでは上位の選手がツアー選手権を欠場したために、ボーダーが大きく下がった)
特にシーズン後半戦のラドワンスカは驚異的だ。サンディエゴと東レPPOで優勝しているが、内容的にも、今シーズントップ10選手に対して合計8勝、トップ5選手との対戦では全選手最多の6勝を挙げている。

2011 Miami R4: def (#4) Fransesca Schiavone 6-0 6-2
2011 Stuttgart R2: def (#4) Fransesca Schiavone 6-1 6-3
2011 Eastbourne R2: def (#7) Fransesca Schiavone 6-3 6-2
2011 Carlsbad final: def (#3) Vera Zvonareva 6-3 6-4
2011 Toronto R3: def (#3) Vera Zvonareva 6-4 7-6(4)
2011 Toronto QF: def (#10) Andrea Petkovic 6-4 6-3
2011 Tokyo SF: def (#3) Victoria Azarenka 6-3 4-6 6-2
2011 Tokyo final: def (#4) Vera Zvonareva 6-3 6-2

この比較でいうと、ウォズニアッキは今シーズントップ10選手に対して6勝(相手の途中棄権は除く)しているが、その内容は不振のヤンコビッチとスキアボーネがトップ10から転落する前に3勝ずつで、トップ5選手への勝ちは皆無。単にグランドスラムでの優勝がないだけでなく、最も上位の選手に対して全く勝っていないことも低評価の大きな理由である。