雑記帳(新居)

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ディメンティエワ引退…

2010-10-30 14:05:00 | テニス
いまだに信じられないという気持ちだけである。

いつかはこの日がくることはわかっている。それでも、それが2010年シーズン終了の昨日とは全く想像もできなかった。

本当にど真ん中にぽっかり穴が開いてしまったようで、この後、テニスを見るのにいったい何を楽しみにしたらよいか…。ひょっとしたらあまり見なくなるかもしれない。

10年間エレーナのファンだった間に、もうだめだと思ったことは一度や二度ではない。2001~02年は鳴かずとばず、2007年後半~08年の序盤にも深刻なスランプがあった。去年は全体としてみればよい成績だったけれども、クレーコートシーズンと、全米オープン含めそれ以降は不振が続いていた。

それでもエレーナはそのたびに力強さを増して戻ってきた。
だから筆者としては、今回も、よし来年は、と気持ちを切り替えていたところだった。

とにかく、この10年もの間楽しませてもらえたことに本当にありがとうと言いたい。そしてこれからもどうかお幸せに。
ただし、今年が去年までと状況が違ったのは、怪我の影響で欠場続き、あるいはまともなプレーができない大会が続いたことだ。エレーナの最も特筆すべきことは大きな故障がないことだった。今年のクレーコートシーズン、前哨戦は、出るだけ出ても実質的にはほとんど棒に振っていた。全仏は、準決勝進出しながら途中棄権となってしまったけれども、もともと足の状態が悪く、試合内容はひどいもので、ちょっと調子のよい選手に当たっていたら1回戦敗退でも何の不思議もなかった。そして、続くウィンブルドンを欠場。
今大会も、初戦は足首をかばいながらのプレーで試合にならなかった。それでも、2試合目は何もなかったのように力強く戦い、ストーサー相手に最終セットタイブレークの激戦を勝った。だからこの大会で最後などとは想像もできなかった。