雑記帳(新居)

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インディアンウェルズ決勝へ!

2006-03-18 18:08:53 | テニス
デメがエナンに大逆転勝ちで決勝進出!

(4) Elena Dementieva (RUS) d. (1) Justine Henin-Hardenne (BEL) 26 75 75
エナンは今大会絶好調に思えたから、ディメンティエワがエナンに勝つなどとても無理と思っていた。それも2-6 2-5でエナンのServing for the matchからの逆転というとんでもない逆転勝ちである。エレーナ本人も、このときには勝てるなどとは思わなかったようだ。試合時間は実に2時間52分の激戦だった。

今大会のディメンティエワは、ストレートで勝った試合は1試合しかない。相変わらずDFを連発して自分と格闘しているような試合ばかりだ。いかにもエレーナらしいといえばその通りなのだが。
2R vs. A.Yakimova..64 36 63 DF16, 2nd35, Serve80
3R vs. S.Mirza.....57 64 64 DF18, 2nd40, Serve93
4R vs. N.Li........63 62 .. DF11, 2nd28, Serve65
QF vs. A.Ivanovic..26 64 62 DF14, 2nd34, Serve77
SF vs. J.Henin.....26 75 75 DF14, 2nd34, Serve122

DFは全試合で2桁。というかDF14本を乱発してエナンに勝つのだから笑える。
1stサーブの入る確率はだいたい6割、2ndサーブのうち4割程度がダブルフォルトで勝手にポイントを落としているわけで、きれいに計算が合っている。サーブ6本に1本がDFではまともに勝てるわけはない。エナンとの準決勝は、1stの入りが例外的に高くて70%超、このペースだと格上相手でも勝てる確率がうんと高くなるわけだ。

やはり、東レPPO優勝して以降のディメンティエワは、それまでとは何かが違うような気がする。
エレーナの2月は、東レPPO優勝の後もアントワープでSF進出(キムに負けた)と上々のものだった。ここ何年かとにかく出足が悪く、インディアンウェルズかマイアミあたりでようやくエンジンがかかるという印象だったので、2月でこれだけ稼げたのは大きい。

決勝の相手はシャラポワ、久しぶりにロシアンファイナルである。
シャラポワは、東レではヒンギスに一方的に負けてしまったものの、その後の2回の対戦では続けて勝っている。このあたりはさすがにトップ5の選手、一時の勢いが止まったように思えても安定感がある。

このような試合を4試合も続けていると、そろそろエレーナが確変しそうな予感がする。これでもしエレーナが優勝などしてしまえば、いよいよGSタイトルも近くに思える。とはいっても、そろそろシャラポワにも優勝してペースを取り戻してほしいので、複雑なところだ。