雑記帳(新居)

移転完了しました

(無題)

2004-10-23 19:35:12 | その他
今年は、台風に地震に台風に地震にと、なんと恐ろしく災害の多いことか。
被害にあった方には気の毒であるとしか言いようがない。

大トカゲ台風の記憶もまだ生々しいうちに、今度は新潟で強烈な地震である。(台風23号の国際名は「トカゲ」である。コモドドラゴンかティラノサウルスか?)
神奈川・川崎の自分の部屋でも、まずわずかな縦揺れを感じた。わずかな揺れでも、PCの設置してあるラックが音を出すからすぐにわかる。その後ゆっくりとした横揺れがあるまでかなりの間があった。非常に気持ちの悪い揺れ方で、大地震の予感。
その後、NHK新潟から地震情報を伝えていたところ、6時35分頃に「また大きく揺れています」とアナウンサーが声を上げた。
字幕に「地震発生時」と出ていたので、その瞬間には、また地震が起きたのか6時前の地震のときの映像なのか何かわからなかった。
しかし、それから数十秒で管理人のいる部屋も揺れた。6時前の初回の揺れよりも強烈に感じた。
まさにライブで地震実況。これは遠くにいる人間にもインパクト抜群だ。

やはり震源近くはほとんど停電しているらしい。橋が落ちたとか道路が陥没とかで、災害現場に消防がたどり着けないことも起きているようだ。
最も深刻な情報が入ってきていないということも十分にあり得る。

クレムリンカップ

2004-10-18 02:59:16 | テニス
先週のクレムリンカップではインターネットライブに入り浸った。
とはいえ、サーバの処理能力の問題か回線帯域の問題かわからないが、見られる動画の状態は前週のソウルの大会と比べても格段に悪い。すぐに紙芝居状態になってしまう。センターコートの放送は基本的に解説付きだが、その音声が入らないこともしばしばである。

今回ライブは月曜日(予選最終日兼本戦初日)から放送されており、ロシアの上位選手はもちろんのことだが、ランク下位の選手も何人か見られる機会があった。
その観点で今回の最大の拾いものはパスティコワかな。ランクは(この大会時点で)およそ140位だが、今回は予選でダニリドウを破り本戦進出、その本戦1回戦で杉山も破った。それほど若い選手でもないのでこの後もそう上位にくるとは思えないけれども、フォアとサーブの威力はなかなかのものだと思われた。

クレムリンカップは、2001年にすでにインターネットライブを行っていた(もっと早くからかもしれない)という、きわめて先進的な大会である。そのときはエレーナ対エレーナの決勝を楽しんでいた。片方のエレーナ(ドキッチ)は消息不明というくらい落ちてしまったが、もう一方のエレーナ(ディメンティエワ)はこの大会3年ぶりの決勝進出を果たしている。それも、冷や汗をかく場面が全くない、エレーナらしくない(?)安定した勝ち上がりだった。

決勝はミスキナとの対戦、奇しくも全仏決勝と同じ顔合わせとなった。
エレーナの決勝前半はとても安定しているように見えた。サーブの駄目さは相変わらずだが、第1セットは5-4とリードしてServing for Setを迎えた。しかし、スコアではエレーナが先行していても、エレーナのサービスゲームでナスーチャのプレッシャーは次第に強くなっていた。このゲームを落とした後、このセットの第12ゲームも、そして第2セットの第2ゲームと、デュースにもつれながらいずれもエレーナがサービスをブレークされるという展開が続いた。
このあとはエレーナにミスが連続し、最悪の自滅パターンが出てしまった。結局は、第1セット5-3エレーナのリードから、なんとナスーチャの10ゲーム連取。エレーナはまたしても準優勝に終わった。

それでも、今となっては、さあ次の大会いきますか、とすぐに気持ちを切り替えることができてしまう。それくらい上位に進出するのが当たり前になっている。1年前いや半年前にさえ想像もできなかったことである。

さて次の大会は同じくティア1のスイスコムチャレンジだが、考えてみるに、デメの場合とにかく初戦が鬼門である。それも、問題はエレーナ自身であり、相手がランク下位でも負けることがたびたびあるし、(初戦としては)厳しい対戦でも勝つときはすんなりと勝つ。
この1年(昨年のチューリヒから起算)で実に9回の初戦負けを喫している。それでこのランクにいるのは不思議としか言いようがない。ランクの近いロシア選手と比較すると、ミスキナ・クズネツォワ・ズボラネワはいずれも初戦負けが1年で2回、シャラポワは実は1回しかない。
逆に言うと、ここさえクリアすれば、どんなタフな大会でもエレーナは準決勝あたりまで進んでいる確率は高い。(逆に、シャラポワの場合、ウィンブルドン優勝を除くと荒稼ぎが全くない。グレードの高い大会ではそれなりのラウンド、ティア3以下の大会ではがっちりと優勝で、地道にポイントをためている。派手な印象とは逆の成績だ)

テニス観戦をインターネット放送でさらに楽しむ

2004-10-10 06:55:35 | テニス
管理人は、最近、インターネット放送でテニスを観戦することが多い。韓国ハンソルオープンの決勝も、そのインターネット放送で楽しんだ。韓国・中国のテレビ番組はインターネット放送もされており、それを見たわけである。ハンソルオープンの決勝は、シャラポワが出ているだけにアクセスが多かったのだろう、ティア4の大会にもかかわらず頻繁に画像が止まる厳しい状況だった。
(なお、その前週の中国オープンの決勝もネット放送で見た。セレナとクズネツォワという対戦だったので、コマ落ちなどなく快適に観戦できた。こちらは2時間20分フルセットの激戦でセレナの勝ち。中国は反米感情が強いらしく、場内はクズネツォワ応援一色でまるでロシアホーム状態だった。)

シャラポワはテニスの世界に出現した「史上最大最強の台風」だ。(ジャパンオープンの決勝では本物の台風が直撃してしまったが。シャラポワの試合の後に行われた男子の準決勝で、屋根を閉めていたにもかかわらず屋根から激しく雨漏りという珍事発生。)
今月の初め、そのシャラポワが中国・韓国・日本と大会に出場し、それと同時に空前のフィーバーが駆け抜けた。ジャパンオープンの観客動員は最多記録を大きく更新、女子決勝の土曜は前売り券が売り切れ、NHKも例年は決勝だけだったと思うがシャラポワの3回戦から放送という気合いの入り方だった。
それを一過性で終わらせないために、ジャパンオープンの賞金を増やしティア2に昇格、さらに韓国とも連携して中国・韓国・日本と大会が続く「アジアツアー」全体の発展という話まで検討されているらしい。
http://www.sponichi.co.jp/others/kiji/2004/10/09/01.html
シャラポワを最強台風と呼んだのは、台風に向かって風が吹き込むように、テニスの世界の外から人とお金をどんどん呼び込むからである。
で、アイドルの役割はシャラポワがみんな引き受けるので、ほかのロシア選手はとにかく勝て(意味不明)

それにしても、中国オープンはともかくとして(中国オープンはティア2なのでトップ選手が多数出場する)、韓国ハンソルオープンと日本ジャパンオープンはやはり普通の状況の大会ではなかった。
普通の大会は勝負の行方を楽しむものである。しかしこれらの大会はそうではない。シャラポワのために用意された舞台である。特にハンソルの方では、韓国および他国のVIPまでコートに駆けつけた。シャラポワに勝っていただかなければ困るのだ。
ハンソルオープンではベスト4がそろったあたりで、ジャパンオープンでは浅越が早々に敗退した時点で、残った面子からしてシャラポワが負ける気は全くしないという大会となってしまった。
そしてどちらの大会も、期待通りにシャラポワ優勝、決勝はいずれも虐殺ショーだった。もちろん管理人もそれで満足したわけだが。特にハンソルオープンでは、決勝の相手のDomachowskaも若い選手でまずまずかわいかった(と思う)ので、これでシャラポワの虐殺ショータイムというのは結構萌える。