雑記帳(新居)

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最後が悪ければ…

2004-08-30 02:56:06 | スポーツ
今回オリンピック、振り返れば様々なドラマがあり、日本人選手の活躍にも興奮したこともあった。あまりにも多くのことがありすぎて、後半は息切れして何も書けなかった。管理人として、次回以降の大きなイベントの反省としなければならない。
これからため込んだ感想を少しずつ書いていくつもりである。まずは男子マラソンである。管理人としても何かを書かなければ気が済まない。

ブラジルのデリマが中間点近辺で先頭に立ち、後続を突き放した。野口が抜け出したのを思い出させるような展開、それよりもさらに早い段階である。デリマは小柄な選手だが、上り坂は独特の前傾姿勢で力強く走っていく。水を得た魚のように生き生きして見えた。
上り坂の頂点から少し手前の30km地点では、後続に46秒という差をつけていた。しかし、それが35kmで28秒差に縮まり、残り7kmを果たして逃げ切れるのかという、最も緊迫した展開となるはずだった。この5kmの追い上げのペースから単純計算すると、ゴール地点でちょうどゼロになるような微妙な状況だった。

そこであまりにも忌まわしい事件が起こった。何者かが道路の反対側からコースに侵入し、先頭を走っていたデリマを捕まえて歩道の観衆の中に押し込んでしまった。デリマはまもなく救出され、レースに復帰した。
しかし、いったん止められてそこから加速するだけで10秒くらいロス、肉体的にもリズムが崩れ、それ以上に精神的にも動揺しないはずがない。まもなくイタリアのバルディニ、アメリカのケフレジギに追い抜かれた。

優勝したバルディニの追い上げは、最後の7.195kmを20分18秒(1km2分49秒)という恐ろしいものであり、こんな事件がなくてもデリマを追い抜いた可能性は高いと(管理人は)思っている。しかし、いずれにせよ、逃げ切れるか逆転かという最も興奮する場面があと20分続くはずだった。そのクライマックスをあっけなく奪われてしまった。観客の一人として、妨害がなく金メダルが決まるのを見たかった。

あまりにも後味の悪い五輪になってしまった。しかし、救いがあるとすれば、デリマが両手を広げて満足そうに銅メダルのゴールテープを切ったこと、そして彼のレース後のインタビューの内容であろう。このインタビューで、彼は、バルディニ・ケフレジギを救い、大会を運営したギリシアの人々をも救ったのだ。
http://athens.yahoo.co.jp/column/report/interview/at00002302.html

こんな気狂いによってマラソンテロが起こされるとは、警備上の不備と言わざるを得ない。まず、この気違い(アイルランド人?、自称司祭、すでに破門)は、昨年のF1でもコースに乱入し逮捕されている。さらに、テニスのウィンブルドンでも乱入の前科があるという。前科?犯の危険人物がどうしてギリシアに入国できたのか。さらに、これほど奇異な格好をした人間をなぜ不審に思わなかったのか。

これを見ると、北京五輪のマラソンで何が起こるか、本当に怖くなってくる。特に、今回女子マラソンのように先頭日本選手で3位アメリカとでもなれば、ぞっとする。

(無題)

2004-08-27 04:46:06 | スポーツ
五輪後半の総括を少しずつ出していきますが、その前にお断りです。

ヴィクトリアのハードディスクに大事故が3回くらい立て続けに発生し、大量の録画が消えてしまった。
うちの部隊では、各種の事故対策として、録画・録音データについては同内容のハードディスクを2台1組で持つことにしている(#)。まず、バックアップ側のハードディスクが「フォーマットされていない」と認識された。仕方なく再度フォーマットし、録画元のハードディスクから録画データをコピーしていたところ、録画元のハードディスクにも異常が発生した。
# RAIDのミラーリングではなく、手動によるコピーである。ミラーリングではハードウェア障害の対策はできるが、それよりはるかに確率の高い、人間の誤操作・ファイルシステムレベルの異常に役に立たないためである。
消えたデータは、現在判明したところで次のところである
・8/25, 26にヴィクトリアで録画した五輪中継すべて(ユリアあるいはしずかの録画分があるから、この2日間の全部が消えたわけではない)
・バレーワールドグランプリ第1週、第2週
・WTAツアー放送1回分
五輪中継の被害はあまりにも大量で、どの競技の録画が消えたのかさえ、今やはっきりしない。しかし、確実に把握しておりかつ最も悔やまれるのは、女子バレー準決勝・奇跡の逆転劇の録画が消えたことである。
ワールドグランプリについては、試合同日の中継と五輪直前の集中放送の二度録画を行い、その二度ともが事故で消えた。

しずかは圧縮率の低いMPEGでしか録画ができないため、ディスク容量が圧迫されもはやほとんど録画できない。さらに、まれに録画が止まることがある。結局、一番でたらめな仮のエースのユリアが最も信用できるマシンということになってしまった。

# 後日追記: バレーボールグランプリの第1週、第2週については、ユリアで録画したものが残っているため、事なきを得た。
(絶対に失敗してはいけない録画の際は、2台以上の設備で同じものを録画するようにしている。バックアップしていないものは消える。それがPCの世界のルールだからだ。)

(無題)

2004-08-22 03:05:28 | スポーツ
大会折り返しの土曜日、この日に最も驚かされたといえば、ベラルーシのネステレンコなる選手が女子100mで優勝したことだろう。
もちろん、管理人としては、ベラルーシの選手が優勝したことで、文句はあろうはずはない。しかし、うれしいとか感動したというよりは、何となく気持ちが悪いのだ。

この選手に昨シーズンまでの目立った実績は皆無である。
五輪で100mは4回走るが、そのタイムがすごい。何がすごいと言ってすべてを10秒9台で走り抜けた。2次予選だけは10.99秒を要したが、1次予選10.93、準決勝10.92、決勝10.93秒という恐ろしいまでの正確さである。
五輪や世界選手権では、実力者は、1次予選は軽く流し、決勝に向けて徐々にタイムを上げていくのが通常である。さらに、どの選手と同じ組でどのレーンで走るという組み合わせの問題もあれば、もちろん気温・風向きなど気象条件の変化もある。それらの条件の違いを一切無視して、これだけ同じタイムでそろうことは、見たことがない。
ほかの選手と比べてもフォームには全く無駄がないように見える。そしていずれのレースも、最後の10mか20mというところで先頭に出てくる。

あまりにも月並みな言い方をすると、サイボーグが走っているように見える。

美人コンテスト・ここまでの追加エントリー

2004-08-19 07:54:27 | スポーツ
「追加」というのは、一部競技については当然事前に確認済みの選手がいるため。(たとえばバレーの有名な美人選手)

15日
オスターマン(アメリカ / ソフト)
(ここでは詳細略)

17日
ポテク(ルーマニア / 200fr金)および200fr銀のイタリア選手
競泳は、まじめに見ると意外とビジュアルのレベルは高い。特にこの200frのメダリストはえらいレベルが高かった。ただ町中でふつうに出くわしたりするととんでもなくごついだろうが。
# 競泳については、クロチコワ(ウクライナ / 200IM400IM金)、コマロワ(ロシア / 200bk)は事前確認でエントリー
Sofia Iordanidou(ギリシア・バレー#14)
今回ギリシアチームの最長身選手でしかも左利きのエース。
ギリシアのユニが一部で話題になっている。素材自体はロシア・イタリアあたりの方が上だと思うが、ユニのデザインは正直どうかと思う。特に、イタリアの今回五輪のを見たときは工エエェ(゚д゚;)ェエエ工と声が出てしまった。誰にも似合わない。

18日
ヘンリー(オーストラリア / 100fr金)
準決勝で世界新記録樹立。19日の決勝では、前半出遅れたように見えたが結局抜き返して勝ってしまった。
ボッシュ(オランダ / 柔道-70k銀)
決勝では上野が一本勝ちしたわけだが、表彰式の笑顔と態度を見ているといい子のようだ。ミラ・ジョボビッチに似ているとの一部での評判である。格闘技の選手だけにバイオハザードとかのモデルはものすごくはまりそうだ。

余談
今日19日は200m背泳ぎの準決勝まで行われた。コマロワちゃんが期待通り1位で通過したわけだが、その通過したところでいきなり「投げキッス」。一発でぐらぐらきてしまいました。
上でも書いたとおり、競泳はそこそこきれいな選手は多いけれども、テレビの前の視聴者相手に一発KOものを繰り出せる選手はほかにはいない。

大波乱

2004-08-18 22:31:35 | スポーツ
日本の試合がまもなく始まるところですが、
DOM3 (26-24, 22-25, 27-25, 23-25, 19-17) 2USA
CUB3 (25-19, 22-25, 15-25, 25-21, 15-13) 2CHN
工エエェ(゚д゚;)ェエエ工!!
フルセット2試合だ、道理で日本の試合が予定通り始まらないわけだ。