この時期からしばらくの間、100カウントの課題が配布されるようになった。
ところがこの新手の課題が著しく重い。30~40単位がふつうにごろごろしている。1カウント突破に1単位くらいかかる場面もしばしばある。現行のタスクであるLigandFitが始まったばかりの頃、28~35カウントで1カウントが比較的長い課題が配布されていたけれども、それを複数くっつけて100カウントにしたという感じである。
とはいえ、40単位の課題でも、最近の3GHzを超えるCPUを利用すれば半日くらいで終わってしまうわけである。(Pentium 4系統でもクロックに比例した処理速度になると仮定すればの話だが。)CPUクロックの向上と課題送受信の手間を考えれば、このくらいの課題の分量がもはや妥当なのかもしれない。いつまでもCoppermine 1GHzのマシンが処理能力の基準という時代ではない。
なお、一時期手がけていたCell Computing βirthからは、完全に撤退してしまった。これはエースのノートマシン2台で戦っていたけれども、そのノートたちがあまりにも深刻なダメージを受けたからである。
以前の記事に書いたとおり、このプロジェクトでは複数種類のタスクが行われており、ビアンカが"Chronos"を、マリナが"BOLERO"を戦っていた。マリナはビアンカの直前のエースであり、アネリア後継の「巨大」なノートマシンである。
マリナは、Cell Computing βirthで戦っている間に2回も「焼死」事故を起こしている。しかもその2回ともハードディスクを巻き込んでお亡くなりになった。とはいえ、その2回の焼死事故は、ビアンカが最前線に立っている間の出来事だった。だからまだ致命的ではなかった。文書作成とかインターネットからの情報収集をしているマシンがHDDごと焼死したら、それこそ取り返しがつかない。
マリナが2回目の焼死の修理から戻ってきた後にBOLEROを試しに稼働させたところ、その状態ですらファンがあっという間に最大回転となり、それですら排熱が間に合わず排気口近辺がどんどん熱くなることがわかった。これをやるとマリナが焼死することがはっきりしたから、撤退させた。
マリナはHyperthreadingを利用できる。だから、どれほど重くても一つのプログラムを動かしている限り、見かけのCPU負荷は50%にしかならない。CPUパワーを使うものを複数同時に稼働させない限り、100%負荷にはならない(もちろん、単体でマルチスレッド処理に対応するプログラムなら別だが)。ところが、BOLEROを動かすと100%負荷でないはずなのにあっという間にオーバーヒートした。
同じ分散計算プロジェクトでも、UD + Folding@Homeの組み合わせでは平気である。
一方のビアンカも、6月頃には、起動してもすぐに止まってしまう状況に陥り、やはり撤退を余儀なくされた。
ところがこの新手の課題が著しく重い。30~40単位がふつうにごろごろしている。1カウント突破に1単位くらいかかる場面もしばしばある。現行のタスクであるLigandFitが始まったばかりの頃、28~35カウントで1カウントが比較的長い課題が配布されていたけれども、それを複数くっつけて100カウントにしたという感じである。
とはいえ、40単位の課題でも、最近の3GHzを超えるCPUを利用すれば半日くらいで終わってしまうわけである。(Pentium 4系統でもクロックに比例した処理速度になると仮定すればの話だが。)CPUクロックの向上と課題送受信の手間を考えれば、このくらいの課題の分量がもはや妥当なのかもしれない。いつまでもCoppermine 1GHzのマシンが処理能力の基準という時代ではない。
なお、一時期手がけていたCell Computing βirthからは、完全に撤退してしまった。これはエースのノートマシン2台で戦っていたけれども、そのノートたちがあまりにも深刻なダメージを受けたからである。
以前の記事に書いたとおり、このプロジェクトでは複数種類のタスクが行われており、ビアンカが"Chronos"を、マリナが"BOLERO"を戦っていた。マリナはビアンカの直前のエースであり、アネリア後継の「巨大」なノートマシンである。
マリナは、Cell Computing βirthで戦っている間に2回も「焼死」事故を起こしている。しかもその2回ともハードディスクを巻き込んでお亡くなりになった。とはいえ、その2回の焼死事故は、ビアンカが最前線に立っている間の出来事だった。だからまだ致命的ではなかった。文書作成とかインターネットからの情報収集をしているマシンがHDDごと焼死したら、それこそ取り返しがつかない。
マリナが2回目の焼死の修理から戻ってきた後にBOLEROを試しに稼働させたところ、その状態ですらファンがあっという間に最大回転となり、それですら排熱が間に合わず排気口近辺がどんどん熱くなることがわかった。これをやるとマリナが焼死することがはっきりしたから、撤退させた。
マリナはHyperthreadingを利用できる。だから、どれほど重くても一つのプログラムを動かしている限り、見かけのCPU負荷は50%にしかならない。CPUパワーを使うものを複数同時に稼働させない限り、100%負荷にはならない(もちろん、単体でマルチスレッド処理に対応するプログラムなら別だが)。ところが、BOLEROを動かすと100%負荷でないはずなのにあっという間にオーバーヒートした。
同じ分散計算プロジェクトでも、UD + Folding@Homeの組み合わせでは平気である。
一方のビアンカも、6月頃には、起動してもすぐに止まってしまう状況に陥り、やはり撤退を余儀なくされた。