今年も残念ながらノーベル賞受賞とならなかった村上春樹
個人的な感覚から独断すると、ノーベル賞選定委員の作品に対する価値観は
村上春樹の作品を良しとする人の価値観と少し違うのではないか
選定委員は技術的なものではなく、もう少し悩みの深さ、対象と死に物狂いに
取り組む姿勢を要求しているのではないか
「1Q84」が人類の宝となる作品か、と言えば
その表現された世界は詩的であっても
少し 残すべき遺産まではいっていないような気がする
(ハルキストの皆さんごめんなさい)
この村上春樹の最新作は「職業としての小説家」
自分はハルキストではないので読んでいないが
このタイトルはウエーバーの「職業としての政治」から
一部拝借したものではないかと思えるが
この本家「職業としての政治」が今の自分にとっては興味深い
といって、難解そうな本を根気よく読む気力が湧き出てこないので
横着してグーグルで「職業としての政治」を検索
その解説等を読んでわかった気になることにした
なるほど現実的な考え方
多少時代背景が違うので全面的に納得はできないとしても
安保法案についての進め方や、官僚の姿勢などを当てはめると
その通りと肯定せざるを得ないと思ったりする
この解説をざっと読んで、やはりじっくり読まなければ
という気になってきた
とりあえず求めることにするか
でも積ん読になりそう?