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知らないところで進められている話(昨日の全員協議会)

2020年04月29日 09時07分56秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

地元の新城市議会の話

新型コロナ感染防止のために三密を避けることが推奨されているなか
議会の傍聴をするのはどうか、、は気になるところ
だがその前に新城市議会では昨日(4月28日)全員協議会が
開かれていることを圧倒的多くの市民は知らない

3月議会の予算に関する大事な定例会が終わったので
議員さんは6月までお休み状態で楽ちんな仕事!
などと思っている人が多いかもしれない
しかし、議員さんの味方をするわけではないが
思いの外議員さんはすべき仕事が多いようだ
議会は全員協議会なるものが定例会の期間以外にも開かれる
みんなで集まって行うくらいだから重要なテーマについて
話し合われるのだが、昨日のテーマの一つが
「東三河広域連合の新城市割当の議員選出」

ここで「東三河広域連合」をは何?
となるのだが、正直言って名前はよく聞くが、何をしてるかわからない
時々宅配で広報誌が入るのだが、いい加減に読み飛ばしている
知らないのはこちらが悪いことになるのだが、そこで検索をかけて
いろいろ調べてみた

調べた中で昨日の全員協議会に関する重要なところは、この東三河広域連合には
新城市からは議会の中から3人選出されことになっている(広域連合の議員として)
(東三河広域連合の定例会は2月と8月、他に臨時で5月開催
 議員は市議会のように各委員会に分けられる
  全体的イメージはEU?分担金も収めて議員を送って運営してるので)
その3人は新城市では各委員会の中から一人づつ選出されるのが通例になっていた(委員長?)
(任期は基本的には議員の任期中だが、新城市では別のルールで進んでいる)
昨日はこの議会からの選出議員を誰にすべきか?
という点が議題に上がった

普段ならこれはいい意味でルーティンでウンもスンもなく行われる
ところが、今回は安易にルーティンで済まされるのは
ふさわしくないのではないか、、との声が数人の議員さんの中からあがった
普通にいけばウンもスンもなく済む問題が
何故ちょいとした騒ぎになってしまったのか、、

これは今回、東三河広域連合の議員に立候補した議員及び現在選ばれている議員が
新城市の代表として行くのにふさわしい人物なのか、、との指摘がされたのだ
すると、でてくる疑問は「何故ふさわしくないのか?」となる

実はこの人物を含めて総勢6名の議員は、市民から行政訴訟を起こされている
その内容は政務活動費の不正取得と思われる案件で
ある年度末の東京出張での視察が本当に必要不可欠で、効果のあったものか不明で
単なる政務活動費の使用のみを目的としたものではなかったか
との疑いがあり、その際の宿泊費の返却が訴えられたものだ
(本来あるべき報告書がなかったり、一旦出された書類に間違いが多かったりして
  かなり疑いをもたれても仕方のない状況)

といっても流石に裁判はお金もかかり、大げさなので原告となる人たちは
該当議員に訴訟前に「不当取得されたと思われる宿泊費」の市への返却を求め
返却されたなら、訴訟まではしないと告げていた
ところが、該当議員は提案に応じず「自分たちは間違っていない、」
と面倒な裁判に突入した経過がある

これは新聞記事にもなった
悲しいことに、この6人のうちの数人はこの裁判の他にも
滋賀県の大津の研修の際も政務活動費について少し疑わしいことをしてる
とNHKテレビでも放送された
(車で乗り合わせていったにもかかわらず、電車賃を請求し差額を懐に入れた疑い)

ところが裁判の途中で事態が急展開した
訴えられた6人が市に最近宿泊費の返却を行ったのだ
(自分たちは間違っていない、、との覚悟で裁判を迎えたのに、、)
これについて該当する6人は、誰かがメディアに対して一方的に自分たちの
主張をリリースしたが、市民や議会に対しては説明がされていない

今回、このように市民に対しても議会に対しても説明責任を果たしていない
中途半端なままの議員が市から代表として選出されしまうなら、
他の自治体の選出議員からどんな目で見られるか
少し恥ずかしいのではないか、、
今回は、ルーティンの選び方ではなく(各委員会からの選出など)
新城市の代表として誰がふさわしいか、、をじっくり検討すべき
との、ごく真っ当な意見が提案されたのだ

しかし少しばかり気が重いのは、こうした真っ当な意見は
数の力の前には力をもたない可能性があるということ
いざとなったら多数決!
で一般的にはおかしいとされることも、強引に突破されてしまう
(現在の力関係は、、、、)

市議会は傍聴しない人には、偉い人たちが真面目にちゃんとやっている
と思い込んでいる
しかし、現実は残念ながらそうばかりとは言えない
一方的に感情的に全部が全部ダメだダメだ!
は少し行き過ぎと思うが、明らかに時々議員に対する市民のチェックは
必要不可欠と思われる

ということで、知らないところでこんなことが起きているということ

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