パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

サッカー国際親善試合 カナダ戦(ドイツ戦のと同じようなシーンがあった)

2023年10月14日 09時02分47秒 | サッカー

カナダとの試合、前回は日本の敗北
昨日の試合は4−1で日本の勝利
だが、点差ほどの差はなかった
PKが決まっていればややこしい試合になっていたと思われる

特に目立ったのはカナダの19番、バイエルンミュンヘンで活躍している選手
体格が良くて、しなやかで柔らかく、ボールの持ち方も懐が深い感じ
ここぞの一歩もスッと出て、PKになったシーンもキーパーとしては
予想外の速さだったのだろう

得点は4点も入ったのだが、印象的だったのは
3点目の浅野のパスから中村敬斗が得点したシーン
実はこれと全く同じようなシーンが一月前の
ドイツが望んだドイツ国内でのリベンジマッチでもあった

それはドイツ戦の後半、久保がドイツ選手にプレスをかけて
ドイツ選手の身体から少し大きく出たボールをかっさらい
そこから顔を上げてチームの仲間の様子を見ながら独走し
キーパーと1対1の状況で隣を走った浅野に誰でも入るパスを出したシーンだ

昨日の浅野は久保がやったプレーとそっくりだった
相手側の選手の少し大きく離れたボールをかっさらい
俊足を活かしてゴールに向かう
そしてストライカーならシュートしたいところだが
そうはせずにより条件の良い中村にパス
それを中村がきっちり入れた

ここでフト思ったことは
浅野はドイツ戦の久保からのパスのシーンがなかったら
昨日は中村にパスしただろうか?という点

選手は試合に集中しているから時間は時にはとても濃密に感じられる
ドイツ戦の浅野はその出来事の時間経過はとてもゆっくり過ぎていくように
感じたのではないだろうか
そしてそれは記憶としてきっちりと刻まれた
その記憶が昨日不意に頭に浮かび中村へのパスとなったのではないか
と想像してしまった

経験とか記憶というのは、こうして活かされることもあり
その存在はとても重要だと思われる
経験と記憶が個人のものとして刻まれるだけでなく
チーム全体として残されていくことが今後も大事だと思われる

でも、昨日の浅野のプレーをドイツ戦の久保と同じと感じた人は
日本にどのくらいいるのだろうか


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