パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

子供たちのサッカー(ベンチからの声)

2010年08月08日 21時02分41秒 | サッカー
サッカーは冬の季語
教えてくれたのは子供たちだった

なるほど夏のサッカーはシンドイ
全く、するもんじゃない
子供たちが集中して試合できなかったり
練習に取り組めないのも仕方ないかもしれない

今日は夏の定番 ナイター練習ではなくて
この地区に合宿に来たチームとの乞われての練習試合

4.5.6年がこちら(2チームに分けた)
5.6年が相手のチーム
20分ごとに入れ替わって行った

自分の担当は久しぶりの4年チーム
なかなか上手くいかない
はっきりってしまえば実戦不足
キチンと止めたり蹴る事ができない子が
まだまだ半分くらいいる

練習はそれなりにできても試合になると
判断が遅かったり相手にボールを取られたり
が多い

もっともこの学年、今でこそ15人だけれど
5.6人でずっとやってきて
今年になって急に増えた
それで試合を見ると現実的に頑張れたのは
今までずっと続けてきた子

そんなに上手くない、と思った子でも
運動神経はよくても最近入った子より
良いパフォーマンスをしていたのは
サッカーはうまくなるのに時間がかかる
という事だろう

試合をしていて興味深いのはベンチからの声
いろんなチームがいろんな声を出している

細かな指示をするところや
怒鳴って怒っているチーム

で、自分の声は多分、あまり具体的な事は言わない
というより
「~~君、今のプレーよかったよ、もう一回やってみよう」
「~~君、よくがんばって追いかけた、エラい」
こんな感じが多い

子供たちは、聞こえた時は納得した感じで首を振る
そしてその瞬間からしばらくは体が軽くなったみたいに
活発に動く

小学生のサッカー
サッカーはチームプレーの一言が
子供たちのプレーの幅を狭くしている様な気がしてならない

この世代は個々の戦術で打開して行けば良い
というか
個々のアイデア、スキルをもっと発揮すべきと思うのだけれど
一人でできなくなったら
~~と直ぐに答えを大人は教えて
そのパターンを練習させる

子供たちは実はもっと柔軟で
打開策は自分たちで考える事ができる
教えるべきは 打開策の見つけ方
その方法はもしかしたら大人が考えるより
優れた方法かもしれない

つまり、子供たちにはのびのびと
子供時代ににしかできないワガママで
感情に溢れた、本能的な、闘いのゲームとしてのサッカーを
味あわせてあげたい

サッカー協会の指導方針は少年時代は
個々のスキルを磨く事が目標になっているが
試合が目の前にあると、なかなかコーチ陣の方が我慢できなくなってしまう

それでベンチからの声が怒号になってしまうわけだ

子供たちのサッカー
それは大人たちのサッカーの縮小版ではないと思うのだが、、、

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