パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

有名でない曲(ブルックナーの二番の交響曲)

2020年08月12日 08時32分51秒 | 音楽

クラシック音楽は少しばかり距離をおいた表現で
「高尚な音楽」と言われることが多い
でも、少なくとも自分がそれを楽しんでいるのは
「高尚」だからではない
単純に心地よいからだ

クラシック音楽というと、あだ名が付いた曲、例えば運命とか田園とか
未完成とかが挙げられて、それを口にするだけで悪い意味で一歩引かれてしまう

ところで、このあだ名のついた曲とついていない曲について
商業ベースではあだ名が付いていたほうがセールスしやすいと思われるが
個人的にはあだ名が付いていない曲でも絶対外せない曲がある

一番嫌いなクラシック音楽の作曲家のアンケートをとると
断トツなのがブルックナーだったとの報告がある
3Bはバッハ・ベートーヴェン・ブルックナー(ブラームスではなくて)と
思い込んでいる自分からすると、とても信じられない結果だ
あまりあれこれ考えずに、ブルックナーの音響に浸っていると
訳もなく心地良く、ある人はブルックナーは音を浴びて味わうのが良い
といっていた

そのブルックナーの音楽で比較的有名なのが4番の「ロナンティック」だが
自分はあまり有名でない2番の交響曲が好きだ
特に最初の2つの楽章はレコード・CDを繰り返し聴いている
1楽章は何故かモーツァルトの「プラハ」を連想するし
2楽章はブルックナーの生まれ育ったオーストリアの田園地帯を
思い浮かべることができる
そしてそれは意志的な意図のある音楽というよりは、
自然の声のようでまるで野原に座ってぼーっとしている心地になる

この2番への愛着は、どうも一般的ではないらしく
録音され発売されたレコード・CDも多くない

でも、好きなんだな、、、
人がどう評価しようが、、この音楽は好きだ
(いつか世間評価が変わるような気がする)




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