「予習」よりは「復習」の方が実りが多い経験をもつ自分だが
それでもつい引っ張り出して「予習」してしまったのが
ジークフリート
6月の新国立劇場の出し物だ(自分は6月7日に行く予定)
カラヤン指揮のレコード盤のもの
昔は高くて購入できなかったものを中古レコードで破格値で手にした
レコードの良いところは音が分厚いだけでなく、解説書の文字が大きいこと
この解説書ならセリフを追って聞くことができる
ジークフリートの音楽でいつも思うのは鍛冶屋の音形・音楽が
トールキンの指輪物語で気味悪い連中が武器をつくっているシーンを連想させること
ヴァーグナーの描写力は魔術的だ
(魔の火の音楽 や眠りに陥る時の音楽はすごい)
で、ジークフリートを聴いていたら「ラインの黄金」のことを思い出した
「ラインの黄金」はつまらない物語・音楽 と思いきや、
自分は案外気に入っている
ワルキューレよりもラインの黄金のほうがライトモチーフが活躍しているようで
雄弁な気がして(ワルキューレより華はないけど)
予習は始まったばかり、あまり予習しすぎると実演が
「おさらいとか確認作業」になってしまいそうだから、
耳慣らし程度に納めるほうがいいかもしれない
飯守泰次郎氏のニーベルングの指環、秋には「神々の黄昏」が上演される
田舎の住人で、まさか指環を全部見ることはないと思っていたが
ここまで来たからには、最後まで見る(聴く)つもり、、、
ところで近場の名古屋では、6月11日に演奏会形式の「ワルキューレ」がある
これも「ジークフリート」「神々の黄昏」と続く計画らしい
ここ1・2年はヴァーグナーがマイブームとなっている
(でも好きなのはモーツァルトとブルックナー、あとベートーヴェン)