パンセ(みたいなものを目指して)

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月食中継で、懐かしい名前「ビクセン」が目に入った

2022年11月09日 09時24分23秒 | 徒然なるままに

やはり昨日の天体ショー(皆既月食)はYoutubeのライブ中継があった
地元の天気は晴れなので直に見ることができたが
iPhoneで撮影しようとしたところ、SEなので望遠レンズはなく
拡大するとざらついた写真にしかならなかった

月は徐々に左下から欠けていき、全体が地球の影に入ると赤っぽくなった
写真という記録に残したものよりも、自分の目で直に見る月のきれいさは
生き物に備わっている能力の凄さを実感した

Youtubeはいろんなところがライブ中継をやっていて、そこで懐かしい名前を見つけた
「ビクセン」がそれで、昔雑誌の天文ガイドを定期購入していた時に頻繁に目にした
望遠鏡のメーカーだ
その頃自分は屈折式の望遠鏡を持っていて、同級生の友達は反射式の赤道儀だった(と思う)
時間に伴う星の動きに赤道儀ではない望遠鏡はついていけないので
覗いている時間は短いものになった
それでも木星の模様とか衛星は見えたし、土星の環も認識できた
時々画像がユラユラするのは地球上の空気の動きのせいだった

今でも覚えている印象的なことは、プレアデス星団(日本名は昴)を見ていた時のことで
屈折式の望遠鏡は視野が広く、目が慣れてくると星がウジャウジャと増えてきて、
それを見ている自分はその空間に吸い込まれそうな気持ちになった
そして耳に聞こえたのは「シーン」という音だった

「チコちゃんに叱られる」では、静かな時なぜ「シーン」というのか?
との問があったが、実際に耳にはシーンと聞こえていたからとの解説があったが
それは自分の実感でも納得できたのだった

ビクセンはその頃欲しかった赤道儀の望遠鏡を広告に掲載していて
今で言えば「欲しい物リスト」の筆頭となる商品のメーカーだった

星は夏より冬のほうがきれいに見える
天文ガイドは望遠鏡(赤道儀)にカメラを設置して
上手く撮影する方法を解説していた
長時間露光テクニックとかフィルムの種類とか(トライX)
自分には手に入らないものだったが、そこにでてくる言葉は自然と覚えた

それにしても、月食を計算によって予想できていることは
一体どういう計算をすれば出来るのか、、と驚きと同時に疑問も浮かぶ
いつだったか忘れたが「日食(月食)の計算式」というのをネットで
ダウンロードしたことがあった
しかしダウンロードした記憶はあるが計算式等を見た覚えはない
このあたりは手に入れたら興味は半減するの典型で、情けないところだ

現代なら複雑な計算もコンピューターで出来るが
ガリレオ等の活躍した時代は筆算でするしかなかっただろうから
ものすごく大変だたろうなと想像する

そう言えば近くの東栄町には、比較的口径の大きい望遠鏡を備えている天文台
があるから、昨日は人でいっぱいだったのだろうか




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