パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「今、お金を儲けるには

2009年06月16日 22時11分03秒 | Weblog
運がいいか、悪いことをする、この二つしか方法がない」

先日テレビのある番組で、
森永卓郎がこのようなことを口にした
一見冗談のような話だが案外本質をついているかもしれない
(ちなみに彼は運がいい方でお金を儲けたと自己裁定していた)

食品偽装、産地偽装、食材使い回し、インサイダー取引、
強い立場を利用しての取引(値引き、派遣社員の要請)
名ばかりの管理職での人件費の節約などなど
自分が気がついているかどうかは別にして
この手のスレスレの仕事ぶりが、企業の営業利益を
高く押し上げているのも間違いないことだろう

コツコツやていれば、いつかはきっと、、、
こんなことは言葉の上では美しく響いたりするが
現実的にはこのタイプの人は
押しの強い、生命力、金儲けの意欲にたけた人に振り回されて
ただ暮らしているだけに陥りやすいのではなかろうか

定額給付金を狙ったプレミアム商品券
多くが1割の特典が備わったもので
一人頭、最高でどれだけと購入の制限があるのだが
何もしなくても1割の利益がある事実に誘惑されて
お金のある人はこの商品券を買い占めているようだ

誰もが考えることかもしれないが
このようなことを実際に行い、得をする人は
現在自由になるお金を持っている人しかできない

つまりコツコツタイプの人ではない

このお金を持った人たちのメンタリティーは
決まりを守ろう等といったロマンティックな気持ち(?)は、
儲けや得の前には、なんの意味をなさないのかもしれない

そんな状態でありながら、今不幸にして底辺の生活を
しいている方々に対して(勝ち組の人間は)
それは「自己責任の問題だ」とつっぱねてしまうし
どんな方法であれ、より多くの資産持った人に
人は根拠なく尊敬の念を抱いたり憧れを抱いたりしてしまう

こんな風に安易に目先の欲に負けたり、
人を生活状況だけで判断するようなことは
いつの時代もそうだったのだろうか?

それともここ最近のことなのだろうか?

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