時には(おそらく誰でも)キャッチフレーズを
作らなければならない時がやってくる
そんな時は多くの場合
例えば素晴らしいコピーを参考にする
そして一行を別の言葉にしてみたり
並べ替えたりしたりするが
結局はその参考とした真似事は出来るが
しっくりしないことも多い
本当はコピーの作者の製作過程の
思考過程・心理状態・テンションになったほうが
出来上がりは違っても完成度は高いのではないだろうか
このことはおそらく音楽の演奏にも言えそう
曲の解釈と言う側面で楽譜に書かれたものを
解釈すると先ほどのコピーの真似事みたいになる
それよりは作曲家の心理状態、求めようとしたものを
自分も求めると言った態度で向かうほうが
より深い解釈が出来はしないか
多分、フルトヴェングラーが音楽に向かったのは後者の姿勢
だから彼は音楽の再生ではなく創造だったのだ