パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

久しぶりに聴いたのはバッハ

2023年08月10日 09時07分46秒 | 音楽

歳を取ると若いタレントさんの名前とか音楽とかが頭に入らないのを実感する
それらは覚えられないのではなく、覚える気がないほうが強い気もするが
覚えられない現実も否定できない

聴きたい音楽のベースはクラシック音楽だ
Jポップもロックもジャズも歌謡曲も聴くが
クラシック音楽でもこれらのジャンルを聞くのと同様に楽しめる

訳あって暫くの間、音楽を聴く気分になれないでいたが
久しぶりに聴こう!と思い立ったのはバッハの音楽だった
いつもは子どものおしゃべりのようなモーツァルトを選択するのだが
なんか気分が違う気がしていた

引っ張り出したのはアンドラーシュ・シフの演奏するバッハのパルティータ(レコード盤)
本当に歌うようななめらかで優しいバッハだ
自分にとって真面目に聴くと理屈っぽい面が目立つバッハの音楽だが
今は聞き流す感じで聞いていると、なにか心が落ち着く

以前、歯医者さんで小さな音量で流すのはバッハの音楽が良いと聞いたことがある
つい音楽に引き込まれてしそうなモーツァルトやベートーヴェンの音楽ではなく
何声かの音がそれぞれ独立して生き生きとしているバッハの音楽は
聞き流すと抵抗感もなく、リスニングとして聞いていける

最近は今の音楽には疎いが、その代わり過去の音楽(曲や演奏)
にはマニアックになってきている
老化に伴う新しいものへの順応性の劣化は仕方ない
今更社会に何か影響を与えようとか、社会的に普及しているものを
無理やり受け入れようとする気はサラサラない

身の回りにある音楽はかつて親しんだもの
それで充分だと思っている
ときには同じ曲で違う演奏家のを聴いてみたいとも思う
結局のところ 音楽は最近は広がりよりも深掘りへの傾向が強いようだ
そしてそれで良いと思っている


ところで個人的に好きなバッハの曲は、
「シャコンヌ」「音楽の捧げもの」「パッサカリアハ短調」
昨日はパルティータのあと、シェリングの演奏する「シャコンヌ」を聴いた



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