地元新城市の話題
相変わらずの天気
もう2週間以上も続いて、エアコンを使わないで済む電気代は節約できても
なんだか体の調子が悪いような気さえしてくる
祖母はいつも天候が悪いと、どこかが痛いとこぼしていたが、まさにそれを実感する
でも天候と体調はあまり関係ないとする考え方もあるらしい
天候に支配されているようなブルーな気分でいると、どうしても晴れた日のような考えは浮かばない
同じことを何回も繰り返すような、そしてそれはあまり楽しいことではないことが多いが
考えようによっては案外大事なことだったりする
「地域協議会は協議機関で実行機関ではない」
機関の役割を限定されたなんてことない文章だが、これがずっと気になっている
地域協議会とは新城市が採用している自分たちの地域ことは自分で決めるといった
地域自治区制度で法的に必要とされる機関で、それぞれの地域からメンバーが選出され
そこで地域自治区予算とか活動交付金の使用の選定が行われる
この制度が採用されて既に数年の時が経つが、個人的には行政の言うほどそれがうまく機能しているとは思えない
それは活動交付金の事業で市議会議員が関わった案件に、少しばかりみっともない事件が起きたからではなくて
(支払いが済んでいないにも関わらず業者から領収証を発行してもらい、その領収書で市から交付金を受けたという事件)
そもそもこの地域自治区制度が、市民間に十分理解されていないと思えて仕方ないからだ
地域協議会のメンバーはその年の区長さんがなる場合が多い
それなりの知識・経験・人格をもっているとされる区長でも、この地域協議会はメンバーになって
初めて何をするのか知るようになる人が大半だ
ある地域協議会を傍聴したことがあるが、区の仕事と地域協議会の仕事がうまく頭の中で整理されていなかった
(区長さん以外の一般市民のどれだけがこの制度のことを知っているかは大いに疑問)
だが地域協議会は前年のように進められていく
この制度の見直し等は市民自治会議で行われることになっているが、少し前に検討されたが
大して問題点はなかったとされた(と記憶している)
「地域協議会は協議機関で実行機関ではない」に対する個人的な疑問・不満は
新城市にはあまりにも「協議機関」が多すぎるという点だ
市民自治を実現するために新城市にはいくつもの試みがある
(そもそも市民自治という言葉自体が堅苦しくてぱっとイメージしにくい)
若者会議、女性会議、市民まちづくり集会、地域自治区制度、福祉円卓会議等々だ
だが、それらの多くは「協議機関」で「会議ばかりやっている」という印象以上のものはない
(その会議に参加した人には報酬が支払われるが、全部まとめると大きな金額になりそう)
若者会議は若い感覚で市政に必要と思われる提案を行ってもらい、それを市長に建議(?)し
予算化してもらい、議会の承認をえて実行するというものだが、若者議会の役割はそこでおしまい
(若者議会の任期は一年なので)つまり実行という面には責任を負っていないのだ
流石にマズイと考えてメンターという存在で残る人もいるが、基本的には若者議会も協議機関だ
市民まちづくり集会は、もう少し寂しいイベントだ
毎年何らかのテーマを決めて、文化会館に市民が集まっってもらい、集まった人が各テーブルに別れて
テーマにそって2時間ほど意見を出し合って、あとで各テーブルごとに発表してもらうパターンが続いているが、
毎年参加する人数が寂しくなるのと同時に、ちょいと情けないのが
「この場所は何かを実行のために何かを決めるところではなく、情報の共有を図るところです」
との行政の説明だ
確かに1・2時間で思いつきのようなことを、お金を使うまでのこととして決めるのも問題かもしれないが
それでも、多くの市民が集って時間を費やし「情報の共有」ができたでシャンシャンとされるのはどうなのだろう
こうした市民自治の実現のために行われている事業だが、それが上手く行っているかどうかを見極める方法は
実は市民の生活にも関与する首長とか議員の選挙にどれだけの人が関心を持てるか、、と考えるのは飛躍し過ぎだろうか
新城市はこの秋、市長・市議会議員選挙が行われる
4年前は8月の時点でも、いずれの候補者も多くて賑やかだったが、今回はまるで無風だ
市民自治の制度を作っても選挙においては「なりたいひとが立候補して、市民はその中から選ぶしかない」が現実だ
市民自治の制度が上手くいっているならば、もう少し厄介な仕事に立ち上がってくれる人がいればいいと思うのだが
今の段階(噂)では首長も市議会議員も無投票で終わってしまいそうな雰囲気だ
もっとも首長や議会に立候補するのが少ないのは新城市だけでなく、全国の小さな自治体では見られることだ
だが、最近の市政に関する問題点を思うと、これではマズイ、、と思えてならない
人はそれぞれの役割がある
地に足をつけて着実に地元のために活躍している女性を知っていて、その人にこそ表舞台に立ってほしい
声をかけると、自分は自分でできることを精一杯することで地元に奉仕していく、、というか
それに充実感を感じる、、とのこと
この気持ちはよく分かる
結局は人は自分でできることを継続的に行っていくしかできない
彼女も、自分も、、できることをしていくしかない
だが、自分にできていることとは、、、