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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

夏に聴く曲は、、、

2017年07月20日 19時53分32秒 | 音楽

秋になるとブラームスを聴きたくなるのは、
自分だけではなくて割合多くの人が経験することのようだ
クラリネット五重奏曲や4番の交響曲などは本当に秋の気分にしっくりくる

ところで夏はどんな曲を聴きたくなるか
(クラシック分野の曲で)
北欧の曲が良いかもしれない
シベリウスやグリークの寒々とした音楽はこの暑さにはぴったりかもしれない

夏の日のある場面を覚えている
そのレコードは友達から借りたものだった
一度も聴いたことがなくて、初めてなのだが、気合を入れてというより
のんびりとトウモロコシを食べながら聴き始めた
ホルンの堂々たる冒頭、それから経過句の印象的なトランペット
それは「夏の交響曲」とも言われる?マーラーの3番だ
この経験のせいでこの曲を聴く時はいつもトウモロコシの香りが頭に浮かぶ
(プルーストの失われた時を求めてのマドレーヌみたい) 

同じようにあるシーンを自動的に思い出してしまう曲がある
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第一番だ
ヘンリク・シェリングのレコードを引っ張り出して聴いたのは
ある夏の夜(隣の部屋では家族がテレビを見ていたのに、、)
夜の闇の中を、音が複雑に深く刻んでいく、たったヴァイオリン一つのため
音色が豊富でない分、音は静寂のなかに吸い込まれていくようだった

この2つは、思い出のシーンによるもの
でも、客観的に考えるとシエラザードなんかが夏には良いかもしれない
千夜一夜物語の舞台は暑そうなところ、というだけでなく
シエラザードのテーマはやっぱり夏っぽい

不眠症の人のために作られたというバッハのゴールドベルク変奏曲
も良いかもしれない
ヴィヴァルディの四季からの「夏」もいいかもしれない

でも今の気分としては、
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタかパルティータかな
最近聴いていないけど、、 

 

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2017年07月20日 08時41分56秒 | 徒然なるままに

やっと近くでセミが鳴いた
数年前、近くの大きな金木犀が伐採されてから、めっきりセミの声を聞くことが少なくなった
それでも少し歩けば賑やかな声は聞こえる

夏といえばセミだな、、、
子供の頃、さっさと宿題を片付けて小学校まで遊びに行って
熱中症なんて気にしないで遊び呆けていた時、見守るようにセミの声が聞こえていた
時にはセミを捉えようとしたが
おしっこをかけられたと笑う真っ黒な友達がいた

めっきり夏が苦手になってしまったが、それでも朝は、朝だけは心地よい
ひんやりとした空気が遠慮気味に室内に入って、ついタオルケットを被る
ウトウトしている頭に小鳥たちの元気な声が聞こえる
どんな会話をしていることやら、、食べ物の話?子供の話?敵の話?
鳥たちの会話を理解できないが、何かしら楽しそうと思えるのは
朝はまだ心が疲れていないからなんだろうか

起きて庭の木に水遣りをする
先日読んだ「樹木たちの知られざる生活」の印象が強くて
つい君たちも大変なんだね、、、と思いながら水をかけることになるが
蜘蛛もしっかり縄張りを確保しているので、つい顔に蜘蛛の巣がついてしまう
せっかく作ったのだから、(自分の気分がいい時は)なるべく壊さないようにと思うが
大半は邪魔なものとして処分してしまう
でも蜘蛛はたくましくて次の日にも巣を作っている

それにしても、夏
まいったな、まだ始まったばかり
先を思うとゾッとする 
なかなか気力が出ないぞ!
 

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