なんでも上の世界を知ってしまうと
下の世界がしんどく感じられるものだ
おいしい酒を知った後では、そうでない酒の実力が明らかにされるし
地上波デジタル放送の鮮明さを知った後では
アナログ放送はなにやらぼんやりして見える
進歩が著しいコンピュータの世界もそう
新しいものに替えた時にはさほど感じなくても
何かの加減で古いコンピュータを使わなければならなくなった時
その不便さは耐え難いものとなる
実際、今日もそうだった
最新のマシンで(でもないが、そこそこ)作業していたソフトを
古いマシンでやらなければならなくなったのだが
やってみると、まずはUSBが2.0じゃないのでデータのやり取りが遅い遅い
そして動作、処理もモタモタして、イライラするばかり
最近のソフトは早い処理能力、大きなメモリを前提に作られているので
そうでないものに対してはホント泣きたくなるくらいの結果しか望めない
ならば新しいものを求めればいいのじゃないか
となってもお金は無尽蔵にあるわけじゃないし
使えるものは使わなくてはもったいないという気持ちも働く
確かに進歩は、以前よりも便利だったり
使い勝手が良かったりという形で認識されるが
上の世界を知らなければ、そのままでも「こんなものか!」と
別段問題視することもないかもしれない
つまり、比較するから不幸は始まるのであって
知らなければ妥協や我慢が出来ていたかもしれない、、、
それにしてもデジタル分野の進歩はテンポが早すぎ
もう少し財布の状況も考えて商品にしてくれないと
とても追いつけない