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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

重心が低すぎる戦い(以前の日本代表を思いだした)

2021年09月16日 10時14分22秒 | サッカー

情けないと言うか、順当な結果と思われたワールドカップアジア最終予選のオマーン戦
(0−1で敗戦)
次の試合の中国戦はリアルタイムではなくDAZNの録画で見た
まずは勝点3を取れた(1−0で勝利)ことで一安心といったところだが
一番印象に残ったのは、日本のことより中国の戦い方だった

中国は5バックで守っていた
点を取られなければ負けはない
守りを多くすればパチンコの釘みたいなもので誰かに当たって
ゴールに入る可能性は少ない
シュートは左右の真ん中辺りから撃たれるのがゴールの確率が高いが
そこを抑えれば(人数で)なんとか失点は免れる

戦い方はいろんな方法がある
良し悪しは、結果でしか判定されないが、見て思い出したのが
南アフリカのワールドカップの日本の戦い方だ
それは、今回の中国と似たものを感じさせる

ベスト16まで勝ち残ったあのときの日本は、PK戦で負けて先に行けなかったが
時間内に勝つ可能性はとても低いもののように記憶している
それは重心がとても後ろにあって、いざ攻撃となってもゴールまでの距離が大きくて、
更に人数もかけられず、カウンター戦術というものの得点の可能性は低かった
この状況にイライラを感じていたのは本田を始めとする選手たちで
その後の日本の戦い方は相手のゴールの近くで試合を進める方法にチェンジした
それは当時主流になりつつあったバルセロナの戦い方を手本とした

一時期のバルセロナはアーセナルのヴェンゲル監督が「テレビゲームみたい」
と称した戦いっぷりで、メッシ、シャビ、イニエスタ、アウベス等が
相手陣内に入り込みボールと時間を支配し勝ちを狙うものだった
例えばボールを失うことがあっても、直ぐに近くの選手がプレスをかけて
2.3本のパスが繋がらないようしていた

チームプレート言っても結局は選手の能力に依存すると実感するのが
バルセロナも人が抜けていって、選手が交代すると、その戦術は完成度の高いままで
実現できなくなった
それに相手チームの進化も激しく、バルセロナに対する戦い方も現実的な対処が
徐々にできるようになった

にもかかわらず、理想を求めたのが日本のブラジル大会で、重心が後ろにありすぎた戦い方を
先進のポゼッションで行おうとしたのだが、既にポゼッションサッカーに慣れている選手の多い
強豪国の選手たちは日本のレベルのポゼッションには戸惑いを覚えることはなかった

試合はいつも何が不足しているかに気づく機会となる
パスのスピード、パスの正確さ、シュート技術、攻めから守りの速さ
そうしたものが、ブラジル大会では不足を感じた

現在の中国の選手たちは、後ろに重心のある戦い方では勝てない
と感じているに違いない
それで次には多少のリスクを覚えても重心を前目に持っていく方法を
取るかもしれないと想像する

サッカー戦術はある意味、試行錯誤の繰り返しだ
実感を踏まえた対処法を常に進化させる
そしてそれが当たり前のように選手個人に蓄積される

確かに最近のサッカーは戦術的な意味合いも馬鹿にできない
そして守りの部分では富安、遠藤の進歩によりある程度上手く行っている
だが点を取るという課題に対してはどうなのだろう

日本には先日のACLでハットトリックでチームを助けた名古屋グランパスのシルヴィツォク
のようなゴリゴリのストライカーがいない
いいボールが来るのを待ってシュートではなく、自らもシュートに持っていき
正確なシュートコースを実現できるストライカーがいない

いつもそこで感じるのは日本という国の持つ雰囲気で
日本では突出したストライカーは(そういう人は変わり者が多いが)
生まれにくいのだろうかと思えて仕方ない

日本の海外で出て活躍している選手は圧倒的にMFが多い
韓国はソン・フンミンというストライカーが目覚ましい活躍をしているが
それは何故なのだろうか、、といつも思う

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ワールドカップアジア予選  オマーン戦

2021年09月03日 09時17分28秒 | サッカー

テレビ局がいいところを無理やり探そうとしても、プレイした当人の吉田は
「負けるべくして負けた」とインタビューに答えた
ワールドカップアジア最終予選の初戦 オマーン戦は終了間際に失点で0−1の敗戦
試合を見ていて引きわけの勝点1で喜べるのはオマーンより日本の方だった
そのくらい日本は良くなかった

前半戦で微妙なPKシーンがあった
相手の蹴ったボールが長友の手に当たったとして審判はPKを指し示したが
VR判定で危うく逃れることはできた
長友は腕を体側にピタッと付けていたのでハンドを取られなかったようだ

これがPKで決まってしまったならば、昨日の流れでは同点に持っていくのは
大変だと思えたし、そこで決まってしまうのかもしれないと予想した
PKにならなかったのはラッキーだったが、昨日の出来をサッカーの神様は許してくれなかった

最初からずっとオマーンのほうが推進力も迫力もあった
シュート数がホームの日本より勝っていた
選手のコンディションも連携も、この日のために一ヶ月以上練習をしてきて
更に日本での練習も万全だったチームに、試合の数日前に集まったばかりのチームが戦うのは
少しきつかったようだ

試合前の個人的な不安は右の伊東と左の原口のスタメンだった
実績とか最近の成長を見ての抜擢だったかもしれないが、たしかに伊東は速い
だがそれは右サイドを駆け上がるときで、それ以外は数人で器用にパス交換をして
崩していけるタイプではない
原口も豊富な運動量で献身的であってもチームとして機能するかは疑問のところがある
その二人に鎌田が上手く絡めるかと不安だったが、そのとおりになった
頼みの大迫もイマイチだった
マークされているとテレビは彼をかばったが、試合慣れしていない感じがもろに見えた

試合はミスも多かった
横のパスは何回か簡単に相手に取られたし、クロスはポイントが合わないだけでなく
相手DFにぶつけてしまう場面もちょくちょくあった

つまりは、上手くいかなかったということだが
物事は準備で決まる、、という母の言葉を、オマーンの準備で思い出す

それにしても、また実感するのは日本はストライカーが育たない国だ
1番先にいる選手は、ポストプレー、前からの守備、チャンスメーク
その他いろいろな役割を要求される
それはゴン中山とか岡崎慎司のひたむきな姿の影響が大きい
とにかく戦う姿勢を見せるところが日本人の感情を刺激する
ところが、前目の選手の仕事は点を取ることだ
FWは何回ミスっても、たった一度上手く行けばヒーローになれる
そういうものだが、それだけをする選手を日本人は
心情的に許せないのではないかと思えてしまう
(一生懸命と見える姿を見るの好きなのだと思う)

メッシがアルゼンチン代表でワールドカップで戦っていた時、彼は歩いていた
自分には関係ないといった素振りで、近くにあるボールを追いかけようともしなかった
だが、チャンスが来ると、彼は相手の嫌がる決定的なプレーをした

メッシだからそれは許される、、との言い分がありそうだが
そればっかりではない気がする
エネルギーは肝心な時のために取っておくのは必要なことだ

ドイツでは数人集まるとシュートの練習をして、オランダはパスの練習をする
と国民性を表す例として挙げられたことがあった

そこで日本を考えると、きっとシュート練習は少ないだろうと想像する
ボール回し、相手の崩し方、数人での守り方、、そういった方面に時間を費やしそう
だが、お隣の韓国はシュート練習は多そうな気がする(気がするだけだが)
結局はお国柄なのだろうが、そこには改めて考え直さねばならない問題がある気がする

ところで堂安、古橋、久保の選手交代は、自分でもそうしたいと考えたものだった
(そこは少し自慢なのだが)
彼らに交代して少しパス交換が増えて可能性が僅かに感じられたが
代表選手は合わせる時間が短いので、相性というものが割合重要なのではないか
その選手同士の相性を見極めるのも監督の重要な仕事だろう

それにしても前の人材がいない、、、
自分で自分のシュートチャンスを作り、シュートを決める力のある選手がいたら、、
とつくづく思う
それを思うと、釜本とかカズが得点が多いのは、他人だよりばかりではなく
自分で持っていける力があったから思えてしまう


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ユーロの優勝はイタリア

2021年07月12日 09時55分03秒 | サッカー

日本時間の朝4時開始 
気になるユーロの決勝はイタリア対イングランド

WOWOWの契約はしていないので、ツイッターでリアルタイムの確認するしかない
目覚めて確認した時はイングランドが先制点をとった時だった
眠たい目で、このままイングランドの勝ちかな、、と思ったが
朝のボランティアを終えてスポーツニュースを確認すると
なんとPK戦でイタリアの勝利とあった

それもあるかもしれない!なんとなく納得もした
勝負にこだわったところはイタリアが経験値で勝る
経験なんて抽象的なことだが、それでもワールドカップの優勝も
複数回優勝はあるが、どんなに強くてもオランダやベルギーは栄冠に届かないでいる
優勝した経験のあるところしか優勝できないでいる

そこの何があるのかよくわからないが、
痛みを伴うつらい過去を踏まえた経験というものが、サッカーのチームにも必要なのだと
強く感じる
日本のあのドーハの悲劇の経験は、必然だった
あの時はまだ行く資格が無かったとも言えるが、日本全体があの経験をしたことは
長い目で見ればよかったとも言える
そして、先のワールドカップでのベルギー戦でのタイムアップ寸前のロングカウンター負け
これも国民全体の辛い記憶として経験となる


決勝戦はYoutueの抜粋を見るだけだったが、イングランドの一点目は素晴らしい得点で
今までの勢いそのままの流れだった
イタリアの同点弾は、シュートのこぼれ球をごちゃごちゃしているとこを蹴り込んで
ドイツとは違う勝負強さを感じる得点の仕方だった

結局PK戦になったが、スペインとPK戦を経験済みのイタリアの勝利
イングランドが優勝したら、翌日は二日酔いでも大目に見てくれ!
とジョンソン首相が公言したらしいが、イギリスのこういう余裕のある話は好きだな

ということで大谷のホームランで大騒ぎする日本、アメリカと離れたヨーロッパでは
感情の爆発が抑えられないような大きな戦いの一応結論がついたというところ

急に話は日本に移って
自然発生的に起きる感情の爆発
それらを考慮しないで運営しようとするどこかの国の大会
全てにリアリティを感じない想定の中で進めようとしているが
いつからそんなに想像力のない人の集団になってしまったのだろう
それは知の欠如とさえ思えてくる

もしかしたらこの国はまだ経験不足なのかもしれない
主権者が自らの権利を守るということも、意見を口に出すことも、、
つまり民主主義は真に身についていない気がする

サッカーだけでなくこちらも、、Long long way to go
先は長い

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ユーロ2020を見て思うこと

2021年06月30日 09時50分32秒 | サッカー

スイス、スペイン、ベルギー、イタリア、チェコ、デンマーク、ウクライナ、イングランド
この8カ国がサッカーのユーロ2020で勝ち残ったチーム
Youtubeでダイジェストを見て楽しんでいるが、サッカー大国ではない国の活躍が嬉しい

スイスはフランスにPK戦までもつれて勝ち(スイスの2点目のヘッドはすごかった)
チェコはオランダに勝ち、デンマークは試合途中に選手が心肺停止になったハプニング
を乗り越えてそこがきっかけとなって勝ち進んだ

比較的調子がよさそうなのはイタリアとイングランド
ランキング的にはベルギーが上でも、ベルギーは大きな大会で勝っていないから
経験不足で肝心なところでバカバタするかも

Youtubeを見て感じるのは、シュートゴールの上を通過するのが少ないこと
同時期に開催されているACLの試合と比較すると、
アジアのチームはシュートが下手だなと実感する
それはシュートのセンスが無いというからではなくて、シュート技術の問題のように思える
現在のJリーグのトップを走るフロンターレは吹かすシュートは少ないが
下位のチームはゴールの横よりは上を通過する
つまり強いチームは吹かさないということで、高校時代に試合前の相手チームのシュート練習を見て
吹かすチームは強くないと経験したが、それが上のクラスの段階でも言えそうだ

前からずっと言ってるが、サッカー協会の目標としてゴールの上を通過するシュートを減らす
というのを掲げて欲しい(せめて高校選手権大会ではこれを技術目標として欲しい)
Jリーグの最近のフィジカルコンタクトに対する審判のジャッジは
世界標準的になってきて選手のレベルアップに役だっていると思われるが
良い位置取りをするとか裏に抜ける魏術だけでなく、そもそものシュート技術のレベルアップが望ましい

今回のユーロは試合会場がヨーロッパ各国で、それはサッカーを通してヨーロッパは一つの文化圏だと実感する
ユーロを見るにはWOWOW契約をしないとダメだが、どこかの地上波で主だった試合は中継して欲しいものだ
(結果のわかった試合でいいから)







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個の力(それに対する考え方)

2021年05月29日 10時16分34秒 | サッカー

ワールドカップカタール大会 アジア一次予選のミャンマー戦は
FIFAランキングをそのまま反映して10−0の大差だった
大迫は大当たりの5得点で、テレビ解説者も言ってたが、いい場所に位置取りしていた

いい場所とは、点の取り易い真ん中でゴールに近いところで、
あのメッシですらも遠い場所からのシュートよりはこの位置からのゴールが多い気がする
クリスティアーノ・ロナウドはズドンと中距離のシュートをねじ込んでしまうが
確率的にはいい場所(真ん中・近距離)からの方が良いはずだ
大五郎カットのロナウドもどちらかと言えば、あの体格を生かしてのドカンといったシュートよりは
キーパーを交わして確実にシュートの印象が強い

問題は今回大迫があの位置にいられたのは何故か?という点で
それは選手の個々の力の差がチームの差になって現れたからだと思われる
海外組の日本代表は身体の中に染み込んだヨーロッパ選手のスピードやフィジカルの経験から
アジアのこのレベルではさほどパニックにならず対応できた
そのために大迫は強いチームと戦うときほど左右に流れてチャンスをつくる作業をしなくて済む
つまりは、どんと中央にいれば他の選手がそれなりにお膳立てをしてくれるので
彼はフィニッシャーの役割を果たせば良いことになる

日本ではチームで戦うという言葉がもてはやされ、個が補えないところは数で補う
(確率としての)ことが美化される
岡崎や南野も日本では献身的な守備が評価される
だが、彼らのポジションに要求されるのは結果としての得点だ
いくら献身的に走り回ったとしても点が取れない選手は監督から見ると使いづらい
監督によっては真面目な走り回る選手が好きな人もいるが、勝利が評価対象の監督は
結局は前目のポジションでは点の取れる選手を重要視せざるをえない
走り回らなくても、試合中に消える時間が長くても、ワンチャンスを何故か決めてしまう
そういった選手が頼りになったり、彼にかけようとする気持ちはわかる

走り回った選手が得点をコンスタントに取れるか、それとも職人のようなシュートだけがうまい選手が
(ドイツのボンバーとあだ名されたゲルト・ミューラーは点を取ることは異様に上手かった)
点を取りやすいかは、なかなか難しい問題で、日本人は真面な姿を評価しやすいが
結果にこだわるヨーロッパの方では多少違う気がする

海外で戦っている選手の、そこで得た実感は「個の力のアップが必要」と答える人が多いようだ
チームのために働く犠牲心よりは、結果としての役立つ個の力
そもそも個の力が優れていなけばスタメンに起用されないからもあるが
そこにはチームとして戦うといった責任逃れの安易な言葉は通用しない

だがここからが問題だが、日本人はひたむきには動かないが、肝心なところは結果を出す選手を
受け入れるだろうかという点だ
サッカーのような点の少ないゲームでは、点を取るというそれだけで大変な才能と思われる
それは才能という言葉しか見つからないが、そうした人にありがちなちょっと変わったメンタリティを
日本人は許すことができるのだろうか?

みんなで残業をして一生懸命働いているような一体感よりは
各人がそれぞれの分野のプロとしてこなして行って、手際よく済ませた者は定時に帰る
もしかしたら変わり者と評価されやすいこの手の人を日本社会は受け入れるのだろうか

日本の社会とサッカーを照らし合わせてみると、サッカーのスタイルは国民性を現しているものだと思うが
強くなるためにはサッカーは世界標準にならなけれなならないが
日本社会も世界標準にならねばならないと思ったりする


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サッカーのキャプテンは、どのポジションの人が多いか?

2021年05月21日 10時01分41秒 | サッカー

サッカーにおいて、キャプテンはどのポジションの選手が多いか?
をチェックすると、多くは後ろ目のポジションの人が多い
センターバックとかボランチがどの国でも多いようだ

これはポジション別の選手の性格を想像すると納得がいく
プレーにおいて後ろの選手は、前で起きていることを冷静に眺め
次に起きそうなことに対処すべく行動を起こす(位置の変更とか声をかけるとか)
彼のポジションはミスがないことが要求される

FWの選手が何回もミスっても、たった一回のチャンスをものにすれば英雄視される
のと比べると大きな違いだ
積極的な守備があるとしても、基本的には守備は対処だ
ボールを動かされて、体力の消耗をさせられて、それでも集中力を切らさずに
黙々と自分のプレーを続ける
まるでマゾっ気の多いようなポジションだが、やる方はこれが(予想する、読むのが)
結構楽しいと感じたり充実感を覚えている

この後ろのポジションの人にFWのポジションをさせてみると(コーチ時代に子どもにやらせたが)
彼はプレーが守りのような対処ではなくて、自らが広大な前の空間をどのように開拓していくか
が要求されるので、何をどうしたら良いかわからないとこぼした

一方FW志向の選手は、自分が何をやっても許されるので嬉しくて仕方がない
大きくなって、また強くなればなるほど攻めも決まりが多くなって、子供時代ほど自由ではないが
それでも肝心な時はひらめきに似た感性が要求される
先程の反対で、FWの選手にDFのポジションをやらせると、小学生のレベルではボールのある方につられ動いてしまい
イライラを募らせることになった

人にはいろんな性格があって、いい組み合わせがいいチームをつくることになるが
これをまとめるのは直感的なひらめきをするタイプより、我慢強い分析的な考えをする人のほうが信用されやすい
ポジション別性格は、FWは目立ちたりがりや、バンドならヴォーカル的な人
MF,DFは温厚で冷静なタイプが多い気がする(闘莉王とか柱谷という例外もいたが)

今の日本は、(サッカーにおける)先を読んで適切な対処ができて
しかも怒らないキャプテンのような性格の人材が求められすぎていないだろうか
先が読めない時は、先を自らが作っていくちょいと自由すぎる性格の人が必要だと思うが
このタイプを許容する雰囲気があまりにも欠けていないか

韓国の良いFW(最近はソンフンミン)が生まれるにの対し、
日本は責任が余り問われることのないMFに良い選手が多いのは、偶然ではないような気がしている



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ジーニアスに合わせる?それともジーニスがあわせる?

2021年05月19日 11時23分26秒 | サッカー

イチローは、自分が何故打てているか説明ができるから自分は天才ではない
と説明したことがあった
ミスターと呼ばれる長嶋さんは、バーっと来たボールをバーンと打つ、、
と表現したが何となく感覚的にわかっても、本当は何のことかわからない
王さんは練習によって効果的なボールを捉える位置を身につけて
それができたかどうかで、自分のバッティングを説明できる
イチローは王さんと似た境地で、自らの立ち位置を説明したのだろう

天才という言葉が必要以上に使われることの多いサッカー界
最近ではジーニアスと横文字を使われることもあるが
ドリブルの上手い選手とか、トラップでの交わし方の上手い選手を言うことが多い
ドリブルはある程度練習の賜物だが、トラップとか判断の選択はひらめきで
これらは感覚的で理屈を超えたもので、みんな感じるようなプレーではないので
プレーの説明ができずに天才というこう言葉で説明しようとする

小野伸二は天才と言われた
そのトラップは何故そんなことができるのか?と不思議に思えるものもある
(手元のボールを下に投げてそのボールをピッタっと止めるなど)
その他には考えられないコースにパスをするなどがある
普通ならパスコースがないところに高い技術で人と人の間を通すとか、
(キックのタイミングもコースも守る側は読みにくい)
空間的に上を使うとか(普通ならその選択は浮かばない)
出されてみて初めて良いパスだったと気がつくことになる

問題は、この手のひらめきの多い選手のプレーがチームに有効かという点で
努力型の人のプレーは味方も予想がつくし、期待を裏切らずにパスもくるので次に備えやすいが
ひらめき勝負の選手はチームとして対応しにくいのではないかと思ってしまう

今季のグランパスにはジーニアスと称される柿谷曜一朗がいる
ひ弱さを感じることはあるが、時にやはり天才的な瞬間芸を見せる
少し前のセレッソ戦でのミドルのシュートは入らなかったが軌道がとてもきれいだった
それはボールの芯をきちんと捉えているからで、強いボールを蹴ることのできる選手みんなが
あのような軌道のボールを蹴れる訳ではない

柿谷は一回で済むことは一回で次のプレーに移ろうとする傾向がある
一回止めて、次にボールを左右どちらかに動かして進みたい方向に行くのではなく
一気に進みたい方向にトラップして進もうとする
これは早いプレーなので時々失敗する
それを見て、もう少し一つ一つ丁寧にしていけばいいのに、、
と感じる人が出てくるのは自然なことで(自分も時々そう思う)
このあたりはプレースタイルが好きか嫌いかで評価は分かれそうだ

先日ゲームの解説者が柿谷を評して「指導者泣かせの選手」とこぼしたことがあった
あのボールタッチの柔らかさとか、鬼ごっこをすれば絶対捕まらないようなすばしっこさ
そして時には本人でさえ、どうやってそのプレーをしたのかわからないようなプレーをする選手は
理屈で指導したい立場には困る存在だ

ただプロの世界は結果が全てだ
瞬間的にどんなプレーが出ようがそれが結果に結びつかないと価値はない
柿谷はJリーグの中でも際立って特徴的な選手で、できるだけ見てみたいと思わせる選手だが
周りの個人事業主の選手の間では(いい意味で自己主張とか自己の成績にこだわる選手の中で)
彼の発想についていける選手がどれだけいるかが問題となる
チームとして選手の癖とかプレースタイルを共有できるようになれば面白いと思うが
このチームとしての共有感覚は、柿谷がみんなにわかりやすいプレーをするように歩みよるか
それとも周りが彼に意図を感じるようになるか

いずれにしてもプロの世界は結果が全てのようだ

ケラケラ笑いながら、こんなことをしてしまう柿谷曜一朗
サッカーテニス対決⚽️


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グランパス、鹿島に完敗

2021年05月13日 10時02分14秒 | サッカー

大相撲の世界では、押し相撲は勢いに乗ると対戦相手はなすすべもないほどに強いが
一旦リズムを崩すと全てが狂いだして何をしてもうまくいかないらしい
勝負事はこうしたことがよくあって、昨日のグランパスはそのパターンだった
(グランパス0−2アントラーズ)

もっとも運がなかったで済まされる問題ではなく、何処かに原因はあるはずだ
昨日は今までのグランパスが行ってきたプレーを鹿島の選手が徹底して行っていたように見えた
少し前からグランパスが調子を落とすなら、疲労と、チームの熟成と背中合わせの慣れによる
手抜きからくるだろうと予想していた

グランパスのボール奪取を目指す戦い方は相手の距離を詰めて激しく行くので疲れる
ブロックを作って中に入らせないというよりは、基本的にはボールを奪いショートカウンターを
目指している
ボールが奪取できない場合は一気にピンチになるので、近くの選手がそれを補うようにする
つまりは選手間を短くしてすぐに対応できるようにする
そこには出足、瞬発力が要求される
ここででてくるのが、それを可能にするのは体力的な余裕だ
最近の連戦で、体も頭も疲労が残っていたのではないかと感じられた

昨日の試合は選手全体が冴えなかった
疲労の他に、勝ちぐせの慢心ももしかしたらあったかもしれない
選手が勝手に彼がボール奪取に行ったならば、今までうまくいってたから今度もうまくいくだろうと
思い込むことだ
一種のパターン化したプレーは熟成という言葉で表現される時は良いが、
次はこうなると勝手に判断しがちな危険性がある
プロの世界ではそんなことはないと思いたいが、子どものサッカーのときはそうだった
あのこなら一人で大丈夫と本来ならカバーすべき場所にいなかったりする

うまくいかない時は何をしてもうまくいかない
その典型が今までスーパーなプレーでゴールを守ってきたランゲラックのプレーだ
コーナーキックをファンブル、ちょっと考えられないキャッチミスで
今回も、よりによって今まで頑張ってきた選手に厳しい運命を与えてるようで
サッカーの神様の意図は良くわからないと感じざるをえない
(前回はCBの丸山の見事すぎるオウンゴール)

だが問題は守りよりも攻撃にあると言われている
しかし、攻撃は守りをベースにしたチームコンセプトの中では、人数をかけて行えるわけではない
(監督の母国イタリアのチームは攻撃のときも上がり切らないことが多い?)
攻撃はボールを奪われてカウンターを受けた場合でも危険の少ないように
サイドからするようにしている
サイド攻撃といえば響きがいいが現実はその方が危険が少ないからだ
そしてそのサイド攻撃は個の能力任せでチームとして崩すという感じではない
そのためにマテウスも相馬も強引に突っかける事が多い
シュートを打たないと点は入らないが、あまりにもそれに固執すると相手は対応しやすい
やはりもう少し川崎のように人数をかけてチームで崩す形を作らないと
マテウスや相馬のプレーを体感として慣れてしまった後では難しい
このあたりは、監督さんのカラーが出ることろで前の風間さんと今度のフィッカデンティさんとは
まるっきり反対だ
だが現在最強の川崎も風間さんの超攻撃的な戦い方を身につけたあとで今のチームになっている
強いチームになるには時間がかかるのだろう

さてグランパス、、次の試合はどうなるか
最近は勝ち負けよりは、次はどう考えてくるのだろう?と想像するのが面白い
チームの建て直し方、致命的なミスをした選手の精神的ダメージ、先の戦いの反省などなど

ところでちょいと気になるのはCFの山崎の個々の戦いの勝率だ
身長も幅もある選手でポスト役を任されるが、少しばかり収まらないことが多い
金崎が負傷から回復すれば金崎に変わるかにしれないが、金崎に比べると粘りが無いように思えてしまう
サッカーはチームプレーというものの、選手個人の力の差、、というのも現実だ
(バルサもレアルもシティーも図抜けた選手たちばかりいる)

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グランパス、フロンターレとの2連戦の戦い方は

2021年05月05日 17時29分18秒 | サッカー

チームの完成度と個々の能力差、それにツキの差もあって数日前に0−4と
フロンターレに完敗したグランパス
2連戦の興味はグランパスがどのような戦い方をするかに絞られた
勝負は時の運というものの、前回の印象からはそこまで行ける可能性は少ない感じだったので
プロとして現実的にどう戦うか、つまりどう考えたかが、自分だったらどうするか?
と想像しながらネットの試合をみた

先発は先の試合の後半のように、長澤、稲垣、米本を中盤に置く守り主体のシステム
その分どうやって点を取るのかは難しそうだが、これは仕方ない

U24のアルゼンチン戦のように、前の試合で相手のスピードとか攻撃パターンの体感ができて、
少しは対応ができるかもしれないと期待したが現実は甘くはなかった
それでもゲームの始めは勇気のある戦いをした
先の試合よりもボール奪取にトライして、球際の個々の戦いは面白かった

いい試合というのは両チームが気合が入ってこそ完成する
実力差があるものの、フロンターレは前回も今回もこの試合が優勝を左右する戦いと全員が自覚した
一方グランパスは如何に失点を防ぐかといった視点でしかなかったような気がする

いい戦いをしていたが、前半の終わり近くのコーナーキックからのヘッドで失点
これはキッカーの質の高い技術が褒められるべきで、こうした質の高いプレーは
より緊張した大事な試合にこそ見られる
後半はじめの2点目も緊張感のある試合だからこそ生まれた得点で
個々の選手の質がひかるものだった

確かにチームの完成度とか個々の質に差はあったが、あれだけ活躍した三苫が
U24のアルゼンチン戦では彼のプレイも想定範囲内といた感じで読まれていて
あまり活躍できなかったのを思うと、グランパスもチーム全体の体感として
フロンターレのスピード、攻めから守りの切り替えの速さ、パス交換のリズム、ボールの置所
そういったものを直に経験して身につくまでにはなっていなかったと思われる
(結果は2−3)

ところで、こうなるとフロンターレを破るのはどのチームか?
と注目はそちらに向かう
プロの勝負の世界は厳しくて、少しでも手を緩めるとそれが元でリズムを崩してしまうことがある
この意味でフロンターレの後半、活躍した選手を休ませるのはいいとしても
少しばかり流れを悪くしたような気がいないでもない

リズムを崩すかもしれないのはグランパスも同じ
毎試合緊張感を持って戦うのは人として難しいが
それらを含めてチーム力と言える
一番いいのは勝ち癖をつけることだが、グランパスは気を取り直すことができるか

ところでいつも頑張っているキャプテンの丸山が、あのゴールへのパスのようなオウンゴール
彼に責任はないとは言えないが、これで個人としてリズムを崩さないで欲しい
いい意味で、こんな日もあるさ!と開き直るのもプロには必要かもしれない

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強かった川崎フロンターレ

2021年04月29日 18時01分40秒 | サッカー

1位と2位、盾と矛の戦いと楽しみにされていた今日のグランパス対フロンターレ
結果はフロンターレの完勝(4−0)
やることなすことがフロンターレはうまくいったが、チーム力も現時点では
フロンターレの方が相当上にある感じだ(選手全員に自信が漲っていた)
グランパスの得意とするインターセプトを狙う守りも、ワンタッチで交わされ
トラップのボールも次のプレーに最適な位置に置いて奪えない
おまけに選手間の距離が良いからボールを失ってもすぐに取り返しに行ける
攻撃の素晴らしさだけでなく、こうした守りも徹底されて見事なものだった
それはチームの完成度というもので、余程のことがない限り大崩れは無いだろう
試合の入り方もフロンターレの方が良い緊張感で入れていたのではないか

1点目の旗手のシュートも素晴らしかったが、そのお膳立てをしたり
見事なヘッドで2得点のレアンドロ・ダミアン素晴らしかった
ポストプレーも丸山との競り合いにも負けずにきっちり収めてフィジカルも強い
同じポジションのグランパスの山崎と比べると貢献度はだいぶ差がある

グランパス攻撃は結果は出ていても、マテウスと相馬のサイド攻撃は
少しばかりワンパターンというか選択肢が少なすぎる
イライラして強引にシュートしたり突破を試みそうと予想したがそのとおりになった
相馬はそれが形というか特徴なので、妙にアレコレして器用貧乏になるよりは
良いかもしれないが、このところは難しいところだ
ただもう少し柿谷との関係を考えたプレーをしたほうが良いだろう

それにしても、今のフロンターレは強い
あの中山・高原・名波・藤田・服部、鈴木がいた頃の、ものすごく強かったジュビロのようだ
あるいはシャビがいた頃のバルサに似ているような印象をもつ
これでフィジカルさえ強かったら海外のチームとも戦えそうな気さえする

このあと5月4日には今度は川崎で続けて同じカードがある
グランパスは今日の体験をどう感じるかが興味がある
きっちりやられたので自信喪失か、それともU24のアルゼンチン戦のように
直前の試合の経験を生かしてチームの建て直しができるか

今日のように一方的に運が傾くとは思われないが
地元のチームだからグランパスには経験をうまく生かして対応してほしい
だが、あの完成度に立ち向かうのは相当難しと思われる
(戦術として前から行くか、後ろで構えるか?)

強いものが勝つ
それは残酷でも厳しいゆえに美しいともいえる
Jリーグの各チームはフロンターレを破るように切磋琢磨する
そうすることによってJリーグ全体がレベルアップする
選手は海外に行って経験を積むのは役立つが、国内でも意識次第で
それなりの経験はできそうな気がしてきた



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