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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

倍返しを心配するのはいつになるか?

2022年11月26日 08時59分12秒 | サッカー

正直なところワールドカップのドイツ戦は
よくて引き分けくらいだと予想していた
派手ではないが精緻な技術と恵まれたフィジカル訓練された戦術は
日本に勝負では負けたとしても、ドイツは強いという印象は消えない

ところでドイツは敗戦を倍返しにする歴史がある
日韓大会の決勝はドイツ対ブラジル
この試合ではロナウドの得点でブラジルが勝利したが
ブラジル大会の戦いではブラジルは目も当てられないほどの惨敗を味うことになり
マラカナンの悲劇とさえ言われている

それ以前にはマラドーナが活躍したメキシコ大会の決勝は相手がドイツで
この時は3−2でアルゼンチンが勝利したが
次のイタリア大会ではきっちりリベンジを果たしていたし
ブラジル大会の決勝でもメッシのいるアルゼンチンを下し4回目の優勝を果たしている
これらの例は、まさに倍返しの様相だ

強い者同士の戦いだから確率的にはそうなるのも無理はないと思うが
なんとなくドイツの凄みを感じるのは、考えすぎか

このように倍返しをするドイツだが、どうも苦手と思われるチームもある
イタリアには肝心なところで勝てていない気がする
(スペイン大会は決勝で負けているし、ドイツ大会でも準決勝で負けている)
詳しいデータを調べてみないといけないが
記憶の中ではドイツがイタリアに勝利した例は思い浮かばない

相性といういうのはあるもので、ブラジルはフランスには案外勝てないのではないか
ジーコがいて黄金のカルテットと言われたときもフランスに負けているし
フランス大会はジダンのチームに負けている

アジアの日本がドイツと真剣勝負をする機会はめったにないが
次回そんなことがあるならば、ドイツの倍返しには十分すぎるほどの気を使わねば!
と思ったりする

ということで、少しばかり幸せな心配をする土曜日の朝

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時間の進み方(感じ方)

2022年11月25日 13時46分33秒 | サッカー

日本対ドイツ戦
多くの人が実感したのはアディショナルタイムの長さだろう
物理量としての7分が長いということではなくて
心理的な長さがとても長く感じられたと思われる

何度も時計を眺めては、針が少しも進んでいないことに
不安と緊張とその他いろんな感情が入り混じった
今までに経験したことのない時間経過に違いない

これがドイツ人の応援の立場からすると
時計の針は残酷なほど速く進むと感じているだろう

やってる方は時間の感覚はわからないのでやることをするしかない
だが、時間のわかる立場のサポーターはこの時間経過は選手以上に疲れる

勝ってるほうは終わるまでの時間の長いこと
負けてるほうは追いつくまでの時間の短いこと
これらの経験を一度でもしたことのある人は
この不思議な時間感覚を、人間はそう感じるものだ
と強く心に刻まれる
これが国民全体の共通の感覚として残るというのは
考えようによっては凄いことだな、、と思う

ワールドカップの全チームの一回戦が終わった
出足好調なのはイングランド、フランス、スペイン、ブラジル
だが一ヶ月は短いようで長い
徐々に調子を上げるチームもいるし、調子を落とすところもある
今までの例からすると、突然ラッキーボーイがでてきたチームが運を掴むと思われるが
それは果たしてどことなるか、、

それにしても、ロシアはこのワールドカップをどのように見ているのだろうか


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ワールドカップE組、日本対ドイツ戦を見て

2022年11月24日 10時04分48秒 | サッカー

ブラジルとは違う強さを感じたドイツのサッカー
同じ様にフィジカルを前提にしながらも
本能的なひらめきを好むブラジルと
理知的で現実的なプレイを好むドイツ
昨晩(11月23日)のワールドカップEグループの初戦
日本対ドイツは思わぬドラマが待っていた
(結果は日本2−1ドイツ)

勝利の喜びは今日は一日中テレビで大騒ぎするだろうから
そちらに任せて、試合を見ながら感じたことを、、

上手い選手というのはトリッキーなことをするのではなく
確実なプレイを正確に適切な判断で行うというのがドイツの基準
パススピードは過度に速くなく、味方が次のプレイをしやすいくらいだ
これを可能にしていたのが多分バイエルン・ミュンヘンを主体とした
チーム構成のおかげだろう
ワールドカップのチームよりクラブチームの方が強いのはよく知られたことだが
ドイツのチームは日本のフロンターレのメンバーを基本に作ったようなチームで
阿吽の呼吸でそれぞれが適切なプレーを確実に行う
テンション高くではなく、粛々となすべき仕事をしている感じ

その攻撃は日本の右サイドを餌食としてビッグチャンスを生み出していた
右サイドは伊東と酒井で走力のある選手だが、何故かぽかっと空いたところに
長めのパスが来て、彼らは守り一辺倒で伊東の良さは発揮できなかった

久保のサイドは全然ボールが回ってこず、久保が調子を維持していても
その力を発揮するところはなかった
これは彼のパフォーマンスが悪かったというのとは違って
戦術的な混乱が前半は見られたということ

試合を見ていて日本の右サイドをつかれていたから
どういう対処をするのだろうと興味を持った

その対処法は後半の交代の現れた
久保と富安の交代だ
MFとDFの交代で後ろを3バックにして、人を捕まえやすい様に配置した
これは上手い変更で徐々にドイツは前半戦のような効果的な攻撃はできなくなった
もっともドイツは正直なところ「この試合は勝ち」と勝手に決めていたのではないか
攻撃も余裕があるようで必死さはさほど感じなかった
「自分たちのほうが相手より強い」と勝手に選手が決めてしまうというのは
ありがちなことで、自分たちもそうした経験は何度かある
これは大きな落とし穴で、一度そうした慢心から緩んだ気持ちは
相手が勢いづいた時、立て直すのはとても難しく何をやってもうまく行かなくなる
これはよくある出来事で、多分サッカーの神様のお仕置きだ

選手交代は前田から浅野、長友から三苫、田中から堂安、酒井から南野
一体どういう布陣なのかと悩みそうな攻撃的な配置だ
「もしかしたら何かが起こるかも知れない」と感じた瞬間があった
ドイツの攻撃をキーパーの権田がギリギリのところで防いでいて
それも連続したシュートを防いでいた
これは神がかり的なところもあり、「キーパーが当たってる」
と言われる状態で、もう点は取られないだろうと思った

ドイツのキーパーのノイアーは世界的に有名な選手だが
そのノイアーから堂安はリーグ戦で得点を決めたことがある
確か得意の左足ではなく右足だったが
選手間の相性というのはあるもので
昨晩堂安が同点ゴールを決めたのは
その流れに沿ったものだと勝手に納得していた

浅野は最後のところで肝心な結果をもたらす選手で
オリンピック予選の韓国戦も負けていた状態から起死回生の同点と
勝ち越しゴールを奪っているし、今回のワールドカップ予選でも
オーストラリア戦でアディショナルタイムに
オウンゴールをもたらすシュートを撃っている

今回、勝負の世界では日本はドイツに勝った
だが、それは依然として番狂わせの範疇から抜け出せない
強いという実感を感じさせられるには、まだまだ遠い道のりだと思う





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南米4位の実力か(カタール対エクアドル)

2022年11月21日 09時34分47秒 | サッカー

ワールドカップカタール大会が始まった
初戦は開催国カタール対エクアドル
夜に弱いのでリアルタイムでの視聴は諦めて結果だけを見ようとした
ところが夜中に目が覚めたのでAbemaを開くと
後半戦の始まるところだった

その時点でエクアドル2−0カタール
寝床でタブレットで見ていると、エクアドルの勢いを感じた
エクアドルは南米予選4位で勝ち上がっている
コロンビアとかチリの強豪国を押しのけているだけでなく
出場国全部の中でも平均年齢が一番若いとか

なるほどそんな雰囲気だ
縦に行くスピードが早い
人を追い越して行くのでDFはつかみにくい
おまけにボールのキープ力が優れているので
カタールの選手がボール奪取が難しい
南米予選4位とかこの実力レベルなのか、、
と南米の底力を感じる

エクアドルの守備は3つの線できっちりできていて
カタールは攻めにくそうだ
縦パスを狙ってもどこかに引っかかりそうな感じが画面を通しても感じられる
エクアドルとカタールの違いは選手間の距離で
エクアドルが比較的近く、カタールはそれより長い

カタールが相手ゾーンでプレスをかけても次の選手との距離があるので
エクアドルはそんなに苦労しないで繋いでいける
時々カタールのプレスがハマる時があったが、それは僅かだ

反対にエクアドルの守備は本当にかっちりしている
そこで思い出したのは守備側の選手の優先順位だ
最優先はインターセプト、次に相手に前を向かせないこと
次は、、、忘れてしまったが
この守備の基本がしっかりできているような気がした
インターセプトを狙っているから縦パスが出しにくい
縦のボールが入っても前を向けずバックパスをするしかない

試合は2−0のままで終わった
開催国には辛い結果だが、妥当なところと思われる
ヨーロッパ・南米から学ぶべきものはまだまだ多い
とこの国の人も感じただろう

いつもの数倍の真剣勝負の戦いだけに選手のテンションは高く
想像以上に肉体に負荷がかかっているせいか、
脚を痛める選手が多く見られた

そういえば日本の選手もけが人が多い
富安・板倉は脚の筋肉系の不安
遠藤は脳震盪、三苫は熱がでてたし、久保は肩を脱臼してたし
万全の選手はなかなか見当たらない
どの国もけが人が多いらしく前回のロシア大会の優勝国フランスは
ベンゼマとボクバが怪我ででられない

「4年に一度だけ」というのは「運のありなし」を感じてしまう
本田はワールドカップに運があって、中村俊輔はそうでなかった
運も実力の内と言われるが、、それでも、人間では予想できない何かが
存在すると思えてしまう

それにしてもテレビではなくネットのAbemaで全試合中継だとは
世の中は大きく変化してると改めて実感する
画像もすごくきれいだった
(だか画面が途中で止まったままでいた時があった)

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2002年のワールドカップ、対ベルギー戦を見て

2022年11月16日 09時26分42秒 | サッカー

ワールドカップを目前に控えて、NHKでは過去のワールドの熱戦を伝えている
アメリカ大会のブラジル対イタリア、南アフリカ大会のスペイン対オランダなど
決勝戦だけでなく、日本の試合も放送している

その中に日韓大会の日本対ベルギーの試合があった
もう20年も前のことで懐かしい選手がでているし、トルシエ監督も若い
キーパーは楢崎、DFは松田、森岡、中田、ボランチが戸田と稲本
両サイドMFが市川と小野、真ん中が中田英、FWが鈴木隆と柳沢がスタメンだ

引き分けだった結果は知っているので、ハラハラしてみることはない
ワールドカップの対戦国は不思議と被る
ベルギーはあの終了間近のカウンターでやられたのとで2回対戦している
コロンビアとも2回対戦している
今回はドイツとスペインが入っているE組で、今まで当たっていないが
世界の強豪国と真剣勝負が出来ることを楽しみにするしか無い

ところで日韓大会で初めて勝点1を手にしたベルギーとの戦いだが
テレビ画面からでも観客の熱気がすごいのがわかる
試合が始まっても落ちつず両チームとも初戦の緊張感に満ちているようだ
(もっと興奮していたのはラジオ中継していたアナウンサーで
 絶叫して伝えていたので最後のほうは声がかすれていた
 自分はそのラジオ放送を聴きながら家路に向かった)

不意に、この日本のチーム、あまり強くないなあ、、と感じた
ボールを前に運べていないし、パスも不正確だし、バタバタしている
少し不思議だったのは身長の高いベルギーに対して
ロングボールでDFの背後を狙うようなボールが多かったことだ
体格からすればあまり良い戦術ではないと思ったが
トルシエ監督は途中でボールを奪われる危険のない手段を
採用したのかもしれない
体格差の問題はあったが、鈴木隆行の得点は小野からのロングボールを
走り込んでつま先に当てたものだったので
この作戦が一方的に非現実的ではなかったようだ

時間をおいて見ているので、どうしても今の日本のチームと比較してしまう
すると今の日本はあれから強くなっていると感じる
まだ世界と比べると貧弱だが個人の力もアップしている
日韓の時は中田・小野・稲本が海外組で、他の選手は国内リーグの選手だった
ところが今は代表となる選手は殆どが海外(ヨーロッパ)で
それなりの経験を積んでいる
高いレベルでのスピードとか身体の強さの経験というのは
頭で対応するのではなく身体で対応しているうちに
慣れとなって身体が順応していく

しかし、残念なことに(?)日本が進化している以上に世界も進化している
個人のスキルも戦術も進んで、なかなか先頭集団の背中に追いつけないのが現実だ

日本国内では戦いの前はどうしても楽観的な
というより希望的な予想が多いが
それが出来るのも試合前だけの楽しみなのかもしれない

ところで、今回のワールドカップはまたもやイタリアが参加していない
それを思うと、大の大人が必死になって戦う中で勝ち残るのは
難しいことだと実感する

日本にはドイツにもスペインにも負けない試合ではなく
勇気を持って勝つ可能性のある戦いをしてほしいものだ







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ワールドカップ日本代表決まる

2022年11月01日 17時00分01秒 | サッカー

サッカーワールドカップの日本代表が発表された
その選手たちは

▽GK
川島永嗣(39=ストラスブール)
権田修一(33=清水)
シュミット・ダニエル(30=シントトロイデン)
▽DF
長友佑都(36=東京)
中山雄太(25=ハダースフィールド)
吉田麻也(34=シャルケ)
谷口彰悟(32=川崎フロンターレ)
冨安健洋(23=アーセナル)
板倉滉(25=ボルシアMG)
伊藤洋輝(23=シュツットガルト)
酒井宏樹(32=浦和)
山根視来(28=川崎フロンターレ)
▽MF
遠藤航(29=シュツットガルト)
田中碧(24=デュッセルドルフ)
守田英正(27=スポルティング)
柴崎岳(30=レガネス)
伊東純也(29=スタッド・ランス)
堂安律(24=フライブルク)
鎌田大地(26=アイントラハト・フランクフルト)
南野拓実(27=モナコ)
久保建英(21=レアル・ソシエダード)
三笘薫(25=ブライトン)
相馬勇紀(25=名古屋グランパス)
▽FW
前田大然(25=セルティック)
浅野拓磨(27=ボーフム)
上田綺世(24=セルクル・ブリュージュ)

この発表時には過去にもいろんなドラマがある
一番残酷だったのは三浦知良が外されたときで
非情になるのも監督の役割(仕事)で、岡田さんのイメージする戦略に
彼のポジションはなかったとはいうものの
人はメンタルで生きている部分もあるので、あの時のみんなに与えたショックは大きく
一気にモチベーションを下げたこともあり、今でもあれは選択ミスだったと思う

トルシエさんの時は中村俊輔が外され
ジーコの時は久保が外された

そして今年外されたのは、大迫と原口元気だ
この二人は調子を落としていたが、前回大会では得点するなど活躍している
それでも、森保さんの選択は仕方ないかな、、と思う
だから意外という感覚はなかった

得点力不足が心配されるFWは前田大然と上田綺世、そして浅野拓磨
セルテックで好調を維持する古橋は選ばれなかった
彼は出場した日本代表戦で活躍できなかったためらしいが
彼の出た試合はいきなりぶっつけ本番みたいなスタメン構成で
あれで結果を出せというもの可愛そうな気がする(運がなさすぎる)

原口と大迫は想像できたが、個人的には柴崎も今度は選ばれないだろう
と予想したが残っていた
これなどは森保さんの好みなんだろうと思う

今回のワールドカップはヨーロッパのレギュラーシーズンの真っ只中で行われる
そのため選手の怪我が心配で、久保は先日の試合で肩を痛めたし
板倉も怪我をしていたし浅野拓磨も確か怪我をしていたような、、

先の話だと思っていたワールドカップのドイツ戦は今月の末
合宿の練習もなく、いきなり本番みたいな雰囲気だ

このような短期の勝負は、運を掴んだものとしか思えないような選手が生まれる
スぺイン大会のロッシ、イタリア大会のスキラッチもそうだ

「幸運の女神には前髪しかない」と言われる
チャンスはやってきたその時につかまないといけないという意味だが
日本の代表の中で大当たりする選手は出てくるのだろうか
(ラストチャンスをものにして代表に選ばれた相馬は前髪を掴んだ感じになっているが、、)

個人的には堂安、久保、鎌田のヨーロッパリーグで好調な選手に頑張ってもらいたい
伊東はちょっと自分のイメージに合わないので、活躍していても不安がある
人が人を選ぶというのは、難しい仕事だと思う
(結果が全てのプロの世界は厳しいな)
 




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帳尻は合った?

2022年10月22日 19時48分34秒 | サッカー

今日はルヴァンカップのサンフレッチェ広島対セレッソ大阪の決勝だった
土曜の午後、それを見て時間をつぶすつもりだったが、すっかり忘れていた
気がついた時は結果がでていた

どうも劇的な結果だったらしい(広島2−1大阪)
後半にセレッソの選手が得点し、広島は天皇杯からの運のない流れのまま
と思ったが、アディショナルタイム9分の中で、相手のハンドを誘い
PKでとりあえず同点に
その後、終了間近にCKから決勝点を挙げて広島は天皇杯の呪縛から逃れられたかのよう

セレッソは2年続けて決勝戦で負けて(去年はグランパスに負け)これも運がないが
サンフレッチェ広島も一週間ほど前の天皇杯のPK戦で負けは、今年一年の活躍を見れば
ちょいと可愛そうだった

でも、結果的には帳尻が合った、、と思えて仕方ない
というか、妥当な結果がようやく広島にプレゼントされたというべきか

セレッソは2年連続の敗戦で、今まで以上にこの戦いにかける思いが強くなりそうだ

帳尻が合ったとと思う出来事は、ドイツ対イングランドのワールドカップの試合で
イングランド大会ではイングランドの選手のシュートがゴールの上のバーにあたり
ボールはゴールを割ったかどうかわからない場所に落ちた
ビデオ判定のない時代で、これはシュートが入ったとされたが
これは入っていた、入っていなかったといつまでも論争になった

ところが、これと全く同じ状況が、何十年後のワールドカップの
イングランド対ドイツの戦いで再現された
前と同じようにイングランドの選手のシュートはゴールのバーに当たり
悩ましい判断が要求された
この時は得点は認められなかった
しかし、ビデオ判定はなかったが放送のカメラでは明らかにゴールを割っていた
この前回は得点で今回は得点にならずの結果は、
実は前回はゴールを割っていなかったのでは!と
根拠のない運命の帳尻合わせを確信してしまった

同じ相手に同じ状況、、それは帳尻を合わせるための「天のはからい」
のように思えて仕方ない

ということで、運とか勝負事は不思議なことが起きるということを感じた次第
運をも超越したえげつない(残酷な)強さってのも、どこか憧れてしまうが
どうも自分は運のない人、チームが気になって仕方ないようだ



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サッカーの神様の匙加減

2022年10月17日 10時01分29秒 | サッカー

天皇杯決勝が元日ではなく昨日行われた
サンフレッチェ広島対ヴァンフォーレ甲府
J1で3位のチームとJ2のチームとの戦いだ
NHKの囲碁を見てから、そのままダラダラとこの試合を見始めた

下剋上があるとしてもそんなに続かないだろうと予想した
(甲府は準決勝で鹿島を破っていた)
なんだか落ち着かない試合だった
ゲームが切れてチームの意図というものがあまり感じらなかった

こういうのは甲府のペースなのかな?
と思っていると、CKからデザインされたプレーできれいに甲府が
先取点をあげた
時間はまだしっかりあるので広島は焦ることはないというものの
試合自体はいつまで経っても散漫とした感じだった

見続けるのが退屈になって、一旦読書に移った
それでも気になるので、終わりくらいの時間に再びテレビを点けた
ゲームは1対1になっていた
残り時間がない中で甲府は長年このチームで活躍していた
42歳の選手(山本英臣)に交代した

すると、サッカーの神様は奇妙な演出をした
広島の選手が縦パスをだすと、ペナルティーエリアで代わったばかりの
その選手がハンドをしてしまった
意図的と言うより当たってしまったという感じで
腕が身体から離れていたのでPKは仕方ない
何故こういう時サッカーの神様は、いままで頑張ってきた選手に意地悪をするのだろう
今までも世界中で繰り返されたこうした例を思い出した

広島のキッカーは今年活躍した気の強そうな満田選手
これで決まりか!と思ったが、GKは右に飛んでゴールを防いだ
ハンドをした選手のホッとした表情がテレビに写った

結局、勝負はつかずPK戦となった
先攻は広島でまずは3人づつ冷静に決めた
4人目の広島は後半同点弾を決めた川村選手だった
こういうときは、その試合に活躍した選手が残酷な運命になることが多いから、、
そんな風に思っていると、その予想通り止められてしまった

そして甲府の勝負を決めるキッカーは先程ハンドをした42歳の選手で
彼はその大役を見事に果たし、天皇杯はJ2のヴァンフォーレ甲府が勝者となった
テレビ画面には喜ぶ甲府の山本英臣選手と
試合の中でPKを止められてしまった満田選手の泣き顔が画面に写った

勝つのは偶然があるが、負けには理由がある
ある勝負師が残した言葉だが、それでも何か偉大なものの匙加減(運不運)は
なぜかはわからないが、あるものだ、、
とその思いをまた確認した

PKを止められた満田・川村選手にはまだ時間がある
いつかこの経験を活かす時が来るのを見越して
残酷な、そして優しいサッカーの神様は
この結末を演出したのだとさえ思えてくる



 

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お手本の存在と運

2022年09月10日 10時18分45秒 | サッカー

サッカーヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ対マンチェスター・ユナイテッド
久保がすごく効いているような動画がアップされている
ボールを持ったときの推進力、正確なクロス、的確な判断等
一頃の停滞から開放された感じだ
(試合結果はレアル・ソシエダ1−0マンチェスター・ユナイテッド)

以前、久保が所属していたのチームはリーグの下位で
目的が一部残留のため、先ずは負けない戦い方を選んだ
どの監督になってもその方針は大きく変わることはなく
久保も長所である攻撃力は生かす機会が少なかった

ところが、レアル・ソシエダの監督は彼の特徴である攻撃力を
活かす起用になっている
周りのプレーヤーも久保の力量を把握していて安心して
ボールを預ける選択ができている

動画を見ると自信に溢れているように見える
ところが、その動画は久保とある選手とつい身間違えそうになる
体つきも似ていて左利きでほぼ同じようなポジションの選手ダビド・シルバとだ
Youtubeのコメント欄には二人を間違えたとの投稿が時々見られる

ダビド・シルバはスペイン代表の経験もある出来にムラのない選手だ
久保との相性も良いようで、瞬間的な発想も共有できている
そのために、余計に二人を間違えそうになる

ところで、自分のチームにお手本となる選手がいて
日々それを目前で見られ、一緒にプレイできるというのは
とても大きな財産だと思う

そこで思い出すのは日本のJリーグのアントラーズの小笠原とビスマルクの関係だ
ミスがなく、突飛ではないが効果的なプレイを選択し続けたビスマルク
彼と一緒にプレイすることで、小笠原は知らず識らずビスマルクの影響を受けていたと思う

一人の選手が、特徴を理解してくれている相性の良い監督の下にいるとか
お手本になる選手が目の前にいるとか、、
そういうことは選手寿命の短いサッカーでは、一つの運命のいたずらのように思える
(あるいは運命の采配)

サッカー選手は、運命は確かに自分で切り開いていく世界ではあるが
年齢を重ねると、それだけでは収まらない大きな何かを感じてしまう

ワールドカップを控えて、堂安も久保も結果という証拠を得るために必死だ
これからの注意事項は大怪我をしないことだ
(小野のあの大怪我は、今でももったいなかったと思う)

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藤田という選手を覚えた

2022年07月28日 08時52分27秒 | サッカー

サッカーはよく点の入るスポーツではない
だから、点を取る選手は才能としか言えない面もある
一芸に秀でた人間はどこか変なところがあるのは、皆がうすうす感じているのではないか
あのミスターと言われる人も、屈託ないがどちらかといえば変わってる人だ
日本社会でストライカーを育てるのは規格外の行動をしがちな人を
大目に見る環境も必要な気がする

昨日は得点力不足の日本が昨日の東アジア選手権で、ライバル韓国に3−0で快勝した
いつもの韓国らしくなく、闘志を前面に出すこともなく奇妙な試合だった
勝敗よりもワールドカップの登録メンバーに入るチャンスをつかむか
どうかがモチベーションになっている選手もいたようだ

日本のスタメンは海外組ではなくJリーグの選手なので、
いつも見ているグランパス以外は知らない選手が多い
その中で印象に残ったのは、西村、藤田、町野、それにグランパスの相馬くらい

町野も西村もシュートが上手いという印象
少し驚いたのは20歳の藤田
香港戦で中継役とか守り運動量で目についたが、昨日は攻撃の際の
スペースがないところでのプレーの落ち着きとかボールを奪われないところに
目を引かれた
一点目の相馬へのアシストは藤田で柔らかいいいボールだった

ワールドカップにはもう時間がないので、
今から大きく登録選手が変わることはないだろ
だが藤田は経験させたいな、、と思う
直に世界のトップレベルの選手と相対する経験は
まだ時間がたっぷりある彼にはきっと有益だと思う

ということで、直近の三試合での個人的な収穫は
藤田という選手の存在を知ったこと

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