DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(28)

2013-07-08 19:45:17 | ButsuButsu


やっとモンゴル行が決まった。

と言っても、出発は今週の金曜日だ。

とても忙しい。

今から準備に取り掛からないと。

記録によると最後にフブスグル湖を訪れたのが2005年のようだ。

あれから8年もたってしまった。

まるで浦島太郎のような。

フブスグル湖は、面積が琵琶湖の4倍、深さは2.5倍もある。

馬鹿でかい湖だ。

まあ、何というか、そんな湖に魅せられてしまったのだ。



何としてもこの湖から沈んだ車を引き揚げるのだ。

そのために水中ロボットを持参することになった。

今回は数日しか船が借りれないので、やれることは限られている。

湖底の映像を撮って、来年の計画を立てる参考にしたい。

できれば以前設置して行方不明となっている水温計も回収したいな。

いろいろな思いが込み上げてくる。

極域の気候

2013-07-08 12:02:58 | ButsuButsu


日本海洋学会で極域の気候変動に関する特別セッションをするという。

9月17日から21日までで、開催地は北海道大学だ。

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南極海は、北極海のようにメディアに取り上げられることは少ないが、実は確実に変わりつつあることが最近の研究でわかってきた。

それは、世界中の底層に拡がり海洋大循環を作っている南極底層水がこの30年で減少しつつあることや、海洋酸性化が顕在化して生態系に深刻な影響を与える可能性があることなど、地球の気候や生態系に関わる重大な変化である。

一方、今から30年ほど前は、夏でも北極海のほとんどが多年氷で覆われていた。

それが21世紀になり、夏の最小海氷面積の減少は予想を上回る早さで進み、今やその面積は1980年代の半分にまで減った。

近い将来、北極海が季節海氷域になるのは必至と言われている。

その時には、北極海を取り巻く自然環境は、大きく変わるであろう。

加えて季節海氷域となった海は、北極海航路など封印されていた社会的な役割、あるいは経済活動への期待が熱を帯びている。



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環境異変を危惧する人もいれば、新たなビジネスチャンスと思う人もいる。

研究者たちはしたたかだ。

どちらに転んで、これまでにない研究成果があげられるからだ。

ただ、人間や野生動物がどこまで耐えられるかは未知数だ。

いつの日か、もっと大きな気候変動がおしよせてくるだろうし、それに備えて準備するのも役割なのかもしれない。

もう後戻りは効かない。

7月7日(日)のつぶやき

2013-07-08 05:01:44 | 物語