DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(25)

2013-07-05 23:10:14 | ButsuButsu


1995年1月、私は中西さんとネパールにいた。

JICAのエキスパートととして、ポカラ周辺の湖沼調査をしていた。

ポカラ湖沼群で一番大きい湖は、フェワ湖である。

名峰アンナプルナのを望むこの町の周辺には多くのホテルが立ち並び、多くの観光客が押し寄せる。

アジア開発銀行が下水道を整備したが、各家々は経費がかかるという理由で、下水管の接続に積極的でなかった。

結果的に流入する雑排水で、湖にはアオコが発生し、時にはススミズが出た。

無酸素の水が顔を出すのだ。

時には大量の魚が死滅した。

私たちは、毎日、水産養殖場へ通い、指導に当たっていた。



1月17日の朝、衛星放送が急に騒々しくなった。

日本で地震?

BBCやCNNの放送が流れる。

かなり大きいようだね。

中西さんがつぶやいた。

阪神大震災の発生だった。

電話は不通になったが、衛星放送だけは刻々と炎上する街角を映し出していた。

私が留守中によく日本で災害が起こる。

このときの記憶は、まだ鮮烈に私の脳裏に残っている。

2013年7月、モンゴルの湖沼調査中に何もなければよいのだが。

暑い夏

2013-07-05 17:53:15 | ButsuButsu


ハワイのマウナロア観測所=米海洋大気局提供・共同

同観測所のデータは大気の状態を正確に把握する世界の標準的指標である。

地球温暖化の深刻な被害を避けるためには、CO2を含む温暖化ガスの濃度を450PPMまでに抑える必要があるとされている。

NOAAによると、同観測所では2013年5月4日までの1週間に平均399.58PPMを記録した。

5月5日以降に変動しながら上昇し、5月9日に400.03PPMに達した。

昨年の同時期は約397PPM、10年前の同時期は約379PPMだった。

同観測所は標高3397メートルにあり、人間活動の影響を受けにくい。

恒常的に400PPMを超えることになれば、地球規模の温暖化が起きた500万~300万年前の鮮新世と呼ばれる時期以来となる。

*** これは日経新聞の記事だ。

いよいよCO2濃度が400PPMの時代が到来した。

ガイア理論の提唱者であるジェームズ・ラブロックによると、500PPMを超えると不可逆になるらしい。

気温が急激に6℃上昇し、その後二酸化炭素が増えても減っても気温は変化しないという。

地球の平均温度が本当に6℃あがる???

嫌な世の中だ。

7月4日(木)のつぶやき

2013-07-05 04:54:11 | 物語