DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(34)

2013-07-30 11:38:48 | ButsuButsu


さて、モンゴルの話である。

久しぶりにモンゴルの子供たちが全員そろった。

子供と言っても、30代後半から40代前半のおじさんたちである。

1996年に初めてモンゴルを訪れた時、20台だったガンバとジャーミーの兄弟は、共に結婚して子供がいた。

ガンバは相変わらず、ゲルキャンプとタイアップして、ガイドをしている。

手先が器用で電気大好き人間で、今でも頼まれると機器の修理をしているという。

なんでもプラス志向の便利屋さんである。

ジャーミーは、ハトガルにできた地震研究所で働いている。

見かけは変わらないが、陽気でおしゃべりな中年になっていた。

奥さんはシャーマンだそうだ。

ハドバータルは、1997年に初めて会った。

それ以来、私にくっついて離れない。

わけのわからない話を持ち込む天才である。

グンベは、ウランバートルでレストランをやっている。

ちょうど里帰りをしていたので、手伝いにやってきた。

男の子が一人いる。

彼ら4人が、私のモンゴルにおける子供たちである。

と言っても、実の子供ではない。

みんな、若いときに日本に呼び、ひとしきり勉強をさせた。

そのうち、一人くらいは出世するかな、と期待していたが、みんな相変わらずの自由人だ。

今回、全員がそろって私の仕事を手伝ってくれた。

湖に沈んだ車を探すプロジェクトだ。

これにカナダ人とアメリカ人のシニアが参加して、フブスグル湖の上は、急ににぎやかになった。

このとても面白かった、1週間の話をしたいと思う。

きっと気に入ると思う。

7月29日(月)のつぶやき

2013-07-30 04:58:47 | 物語