美 going on

長野県下の小中学校の図工美術教師による,毎日の「図画工作」「美術」の授業の様子を紹介します 

学校美術館 「よしだナイトプロジェクト2011」 ~その2~

2014年05月06日 22時09分17秒 | 過去の題材
裾花中,長崎です。

よしだナイトプロジェクト2011を振り返っています。


3年目のアートプロジェクト。
「今年はどんな活動をしようか」子どもたちと考える中で生まれてきた,光と音と映像を主体とした夜の開催のアイデア。

実は,その裏には,とがびを作り上げてきたN先生と,これまでよしだアートプロジェクトにも参加していただいていた映像作家の住中浩史さんの言葉があったのです。

「続けることが大事だ。続けることこそが本当に難しい。ただし同じことを繰り返すのならそこには成長はない。」

この年,初めは参加してくれるクラスがなく,自分たちのクラスだけでやるしかない。ついては,昨年好評だったアニメーションを主にしたアートプロジェクトにしよう。というのが発端でした。
夏の暑い中,暗幕を引いて暗くしての上映は大変です。
ですが,冬の夜なら問題ない。(寒いということは考えませんでした…)

【昇降口へのイルミネーションの設置】

開催日を1月21日(金),22日(土)に決め,金曜日の授業中と放課後に準備。時間も1日3時間とすることで,子どもたちや保護者の負担も減りました。
そのおかげで,たくさんのクラスが一緒にやらせてほしいと手を挙げてくれました。


【開場2時間前!まだ作品の設置が終わらない~」

21日,22日,2日間の合計来校者数,なんと1150名でした!
用意していたスリッパが足りなくなってしまったり,駐車場がいっぱいで一般道路が渋滞してしまったりと,来てくださった方々にはご迷惑をおかけしてしまった面がたくさんありましたが,本当に感激してしまいました。

この大成功は,「夜のアートプロジェクト」だということが大きかったのではないかと思っています。
そして,子どもたちがつくる「よしだアートプロジェクト」が,地域の方々に浸透してきたこと,「アートプロジェクトで学校に来ると何か楽しいことがある」と思ってもらえるようになってきたということです。
やはり,「続けることが大事」だったのですね。


今回,ナイトプロジェクトの資料を見返していて,あの頃の情熱をこれからも忘れちゃいけないなぁと改めて思いました。
あの感動的な数日間を作り上げた子どもたちのためにも,私は図工美術のすばらしさをこれからも発信していかなくてはいけないのです。

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