紅君のお部屋

 
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6月定例会 一般質問その2

2024年06月25日 | Weblog

2、公共機関について

① バス路線の今後は?

 今日は長南町の公共機関を体験するために、路線バスで来てみましたが、3人の利用者がいました。1人は運転免許のない若者、もう一人は車を買おうか迷っている70代女性で待っている間にデマンドタクシーが2台通りました。8時ちょっと前ですから、7:30からの利用になったからだと思います。さて、乗って来た路線バスの環境が大きく変わりつつあります。5月18日の産経新聞千葉版には、路線バスが県の緊急調査によると、半年前と比べて1,900便が減便とありました。これは3万1,900便の内1,900便で約6%に当たります。この減便の主な要因は、残業規制強化や運転手の確保難ということです。この影響なのでしょうか。理由はともかく、町にとって残念なことは、路線バスの三川線が今年の3月19日から休止になり、減便の中に含まれるということです。この地域の住民の足が全くなくなっていくという厳しい現実が突きつけられています。これは大変なことです。

  ということで、要旨にある質問です。長南町を走る路線バスはどうなっていくのでしょうか。今後の見通しについて、町の見解を聞かせていただきたいと思います。

企画財政課長

  路線バスにつきましては、運転手不足をはじめとする路線バスを巡る情勢が厳しさを増す中、令和4年度に県が主体となって実施した広域路線バスの利用実態調査の実施結果を踏まえ、残念ながら町内を運行する三川線が、令和6年3月18日から全便運航休止となったところです。

  また、牛久線についても、本年10月以降は国庫補助対象路線から外れてしまうことから、減便や休止を検討している状況と伺っており、今後の見通しといたしましては、バス路線の維持は厳しい状況にあると考えております。

  私は牛久線に乗ってきたので、じゃ、この次は乗ってこれるかどうか危ういところです。そういう厳しい状況にある中で、町として高校生の定期補助などの対策を始めたようですが、どのくらい効果が出ているのか。この補助は何人くらい受けているか。また、補助によって乗車人員が増えたかどうかをお聞きします。

 企画財政課長

  本年4月から路線バスの維持と保護者負担軽減のための高校生等の通学定期券の購入に対し、購入費用の2分の1を補助することを試行的に実施させていただいておりますが、5月21日現在で20件の利用申請があり、補助事業の効果はあるものと考えておりますが、補助によって乗車人員が増えたかを捕捉することはできておりません。これにつきましては、年度が終了して実績が出た状況で、補助実施前との比較ができるものと考えています。

 20名が利用されているようですね。ただ、まだまだ少ないように思います。

  中学生の保護者の方から、小学生のスクールバスに乗せてほしいという要望を聞くことがありますが、乗車人員を増やすために、中学生を対象に通学定期の補助や無償化をすることはできないでしょうか。このことは、高校生の通学定期補助のときには検討はなされたのか、併せてお聞きします。

企画財政課長

 中学生につきましては、自転車通学が基本という教育の観点から無償化や定期券購入補助対象としては捉えていません。

 教育上の観点もありますか。私もこの春に国道ですけれども、ふらふらの運転をしながら一生懸命に自転車をこいでいる新入生女子中学生の姿を目にしました。頑張れと心の中で応援していました。ですから、教育上というその考えには強く反対するものではありませんが、片方では矛盾を感じます。小学生はスクールバスの指定席、高校生は定期で補助、中学生は頑張れ、これはどうなんでしょうか。

  中学生も塾の都合で大半の方が保護者の送り迎えになっている時代です。保護者の負担を少しでも減らすために検討くらいはしてもよいと思いますが、どうでしょうか。

 企画財政課長

  先ほどお答えさせていただきましたとおり、現状、教育現場の考え方もございますので、中学生については対象者として捉えていませんので、ご理解をおねがいします。

 意見 この問題については、スクールバスを利用させてもらいたいという保護者の声もあります。今後、いろいろな場面で十分に論議していただきたいと思います。教育現場にある教育長、よろしくお願いします。

  ➁ デマンドタクシーの改善について

  デマンドタクシーの利用拡充については、多くの町民から要望のあったところですが、広報ちょうなん4月号の令和6年度の施政方針では、地域公共交通活性化協議会において検討した結果、交通モード体系を総合的に判断する中で運行内容の拡充は困難との結論に至り、引き続き現行の運行内容に運行していくとあります。

  交通モード体系を総合的に判断というのは、路線バスの部分も含めて総合的にという話だと聞いています。しかし、前の要旨で伺ったように、三川線は休止となっています。これは非常に遺憾です。噴飯ものです。町は、高校生の定期補助をしてまで利用人数を増やそうとしているのに、路線バスは一部休止され、その他の便もさらに予定されている状況で、デマンドの利用拡充は駄目ですか。利用人数の減に結びつかない特定の時間の混雑解消のデマンドの登録台数を1台から2台にすることもできないということが、総合判断の中にあるように聞いています。何のためにデマンドタクシーがあるんですか。高齢者という高齢弱者のためにつくられたサービスではないのですか。巡回バスも廃止されて公共交通機関がない中で、デマンドは貴重な町民の足ではないんですか。総合判断は町民の立場としては何よりもデマンドの利用者として納得がいかないと思います。

  ただ、究極的には路線バスがなくなっては困りますので、苦渋の選択でなされた今回の総合的な判断は一旦受け入れて、現行内容の中でのサービス改善ということで質問していきます。

 質問の前に巡回バスもなく、路線バスが廃止された西区の人の例を Aさん、Bさん、2人ほど挙げさせてもらいます。

 ・・・省略 ・・・

  それでは、デマンドの利用方法は利用者のニーズに基づいて設定していくべきだと思いますが、まずは利用者の現況についてお聞きします。

  3点。現況のデマンド利用者登録人数は何人ぐらいですか。登録者は年に何回ぐらい使うのですが。また、主な利用理由は何ですか。そして、1回当たりのトータル料金の平均は幾らですか。3点、お聞きします。

企画財政課長

  登録者につきましては、4月末時点で978人となっています。

  また、登録者の利用状況ですが、登録はしたものの利用されていない方や月に数回の利用の方、月に20回以上利用される方など、利用状況は様々ですが、令和5年度分の利用実績として延べ1万193人の方が利用されており、定期的に利用されている方の月平均では10回程度で、利用理由は通院や買い物、乗り継ぎが多くなっています。

  平均利用料金は、令和5年度実績から見ると平均2,190円となっております。

  年間で1万人を超える、1日30人以上、多くの方が利用されていますが、利用方法について利用者に周知がされているのか。例えば、登録時には利用者の方には利用説明書を配布したほうがよいと思いますが、現在はどのようにしているかお答えください。

 企画財政課長 

  町では、登録時に「乗合タクシーの利用の仕方」というチラシを配布し、利用時における注意点や予約方法などを説明しています。

  それでは、今度は実際に利用者に接するのは業者の方ですが、業者の方は利用者にどのように説明に心がけているのか。例えば、行きと帰りはどうしますかとか、その日の利用計画を確認しておく必要があると思うんですが、業者の利用案内はどのようになっているのでしょうか。また、利用の改善については協議や話合いは行われていますか。この3点についてお聞きいたします。

 企画財政課長 

  1日に行きと帰りの2回乗車する、複数箇所に目的地があるなどの内容を利用計画として業者が確認する必要があるのではないかというご質問と思いますが、現在も業者の方が適切に対応していただいていると思いますが、先ほど申し上げました「乗合タクシーの利用の仕方」においても、利用計画が必要な内容については、利用時に利用者からも伝えていただきたい旨を説明したいと考えています。

  また、利用者への説明は、タクシー事業者からも個々の状況に応じた説明や問合せに対応していただいており、併せて利用案内も行っています。

  利用改善の協議や話合いについては、事業者と情報交換しながら必要に応じて協議会の中で話合いをしているところです。

 問  この中で、協議会という言葉が出てきましたので、協議会は地域公共交通活性化協議会のことだと思いますが、前回の議事録を見ました。わずか25分で終わっています。これを見ると、利用者代表からの声も上がっておりません。ですから、利用者から聞いた目線で、もう一点お聞きします。

  デマンドの利用方法はいろいろあると思います。アとして、片道で目的地に行く場合。イとして、電話で予約した買い物、注文等を取りに行く場合。ウとして、郵便局、銀行などちょっとだけ待ち時間が発生する場合。エ、病院など行きと帰りがセットになった場合。こういう実際の利用者の目的や行動に基づいて利用方法が設定されているかということです。また、普通のタクシーのように待ち時間の設定も必要だと思いますが、なぜ待ち時間がないのか。この2点について簡明に説明をお願いいたします。

 企画財政課長

  デマンドタクシーは、原則事前予約をしていただき、配車の調整を行い、乗り合って利用していただくことを目的としており、決められたルールの中で利用していただくことで、通常のタクシーよりも安い料金で利用できるサービスとなります。そのような中、乗り合って利用している同乗者へ与える影響などを考慮すると、目的や行動に基づいた利用方法を設定していません。待ち時間がないことも同様の考え方に基づいています。

  決められたルール、乗り合いという意味、理解はできるんですが、やはり、利用者の目的や行動に基づいた利用方法でルールを定めるべきだと思います。

  それでは最後に、今までやり取りした中で現行のサービスの改善ということで、デマンドタクシーの登録台数を今、各業者1台なんですが、これを1台増やしてもらうことはできないか、このことに関して回答をお願いします。

企画財政課長 

  現状、デマンドタクシーの利用に当たっては、原則1時間前までに予約し、事前予約された方は希望どおりの時間で基本的に運行できていると交通事業者からは伺っており、決められたルールの中で利用している利用者の方としても、特に大きな問題はなく運行できているものと認識しています。

  町地域公共交通活性化協議会での検討においても、交通モードを総合的に判断する中で、現時点では運行台数を増やすことによるデマンドタクシーの運行内容拡充を行うべきであるとの意見はまとまっていないことから、現行の1事業者1台の計2台体制で実施してまいりたいと考えています。

  よく分かりましたと言いたいところなんですが、一般質問の内容も事前に町のホームページにアップロードされていて、三川線が廃止になった地域のCさんからも、この質問直前に強い要望と自分で作成された巡回バス復活路線図の意見もいただいております。少し申し添えると、ほかの自治体で退職前は特命担当もなされたことがあるそうです。そんなCさんが、こんなふうに強く訴えております。私ももうすぐ80代になるので、運転免許証を返納するようになったら、交通機関のないこの町を出ようと妻と相談しているとのことでした。

  Cさん以外にも、ご主人が入院して交通手段がないので町外移住を検討されている方、また、実際に運転免許返納で町を出て茂原に移り住んだ方。公共交通の総合判断も分かりますけれども、巡回バスもなくなり、路線バスも休止、減便、やがて廃止では、町民の足がないんです。頼りになるのはデマンド乗合タクシーと自分の足だけです。

  正式名称を言います。長南町地域公共交通活性化協議会となっていますが、本当に活性化を目指しているのですか。活性化ではなく、公共交通機関は衰退のそんな現状にあるのではないですか。ここは踏ん張りどころだと思います。衰退ではなく、活性化に向けた公共交通機関についての考えをお聞きしたいと思います。

佐久間副町長

  ただいまの議員のご質問の中にありました公共交通活性化協議会については、現在、私のほうが会長をしておりますので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。

  まず、私のほうといたしましても、先ほど課長のほうから答弁をさせていただきましたとおり、1つは、公共交通の施策については、総合的な交通体系を捉えた中で進めていく必要があるというふうに考えています。また、進めるための財源につきましても、税金をはじめとする町の財源で行っていることもありますので、ほかの政策との兼ね合いもございまして、地域の事情に合わせて、どの範囲まで公共交通のほうに予算を持っていけるかというようなことも考える必要があると、そういうふうに考えています。

  こういうことを総合的に協議する場が地域公共交通活性化協議会だと私は考えていますが、ここには先ほど来議員のほうから言われています、利用者の方、それからバス、タクシー等の事業者の方、こういった方をはじめといたしまして、国土交通省の担当者、県の担当者、町の関係課、そこから道路管理者や警察のほうも様々な立場の方に入っていただいて、いろいろな意見を伺いながら進めていますので、町としましては、引き続き協議会での協議結果を充分踏まえながら、今後の公共交通の施策を進めてまいりたいと考えています。よろしくお願いします。

意見 

  公共交通機関を守ると言いながら路線バスが休止されています。西地区の人は大変なのです。町民の立場に立った公共交通機関の在り方、考え方を強く言っておきます。

                              監修 町議員 森川剛典

 

おまけ➁

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