ウェブ防災会議を開きました

　「Ｍ７．５の地震が発生しました。直ちに防災会議を開催します」

ここで、直ちに会議が始まるはずだったのですが・・・

いきなりの練習なしのウェブ会議なので、スタートしません。

　今朝がたのブログに書きましたが、今日は議会の総務経済分科会の現地視察で、コロナ過の中でありながら隣町のよしみで長柄町議場・役場の見学をさせてもらい、そのあとが長南集学校を見学して、自費のお茶とケーキで休憩したらウェブ会議の体験ということにしました。

　ウェブ会議は防災訓練ということを直近で決め、朝方にやり方を配るなど、かなり事前の調整なしで行いました。

　参加者はこれまた、最近にウェブ環境が入った公民館と役場総務課にお願いして、ホスト役（会議場）はＰＣ関係はなんでも任せてくださいの長南集学校に依頼しました。（Ｚｏｏｍは無料設定）

　会場設定も大型モニターを用意してくれバッチリなのです。

　ここで、最初に戻るのですが、副委員長の第一声が始まらないので、近くに行って、合図すると、始まりました(^^♪

　さすがＭ副委員長です、会議が始まるとＭ副委員長がいきなり防災対策部長に昇格して、防災会議をしきり始まりました。

　シナリオはなく、メモ書きだけなのですが、この防災対策本部長はなかなかの手腕です。

　被害状況の報告・避難者の人数報告・避難経路の確認・物資の確保状況など、一通り終わると、余裕のその他が始まります、

　課長は全員来ていますか、〇〇課長はいますか？・・・あの～ここにいますけど…（＾－＾）爆

「町長は生きていますよ～」…目の前にいます(^^♪小爆

　議長はきていますか？「先ほど見かけました」…ナイスフォロー

　議員で来ていない人はいますか？「いなくてもいいよ・・・」

など、盛り上がりまで入れてくれました。

　ウェブ会議で、誰も話してくれないかという心配もありましたが、「こういうのは防災上必要だな！！」という声が多数上がり、大成功でした。

　オマケもありました。

　この集学校の隣は避難場所の体育館で普段は閉まっています。

『体育館のカギ』は役場にあるのです。万が一の時は役場から開けに来るのですが、時間がかかったらどうするの問いに○○分以内にはいきます。という答えしか返ってきていませんでした。

「集学校さんに一つ預けて置けばという」問いにも「管理上おけませんという回答しか返ってきませんでした」

　そこで、ウェブ会議中に町長に話をすると「置く方向で検討させます」と即答が帰ってきました。

　これに気をよくした紅議員は、スマホを取り出し予定通りに会議に乱入すると「対策本部長！職員の紅は現地の状況報告に行ってきます」・・・玄関から外に出ると小学校の校庭を移動します。

「Ｍ本部長！！聞こえますか？」

「聞こえるよ」

「小学校の崩れた土手は大丈夫です！」スマホを土手に向けて映像を送ります。

「おっ見えるよ」

「続いて、小学校体育館を映します」

「見えてるよ」

「避難者が続々と来ていますが、２０分立ってもカギを持った役場職員がまだ来ていません」「現地は雨が降っているので避難者は長南集学校さんに話して校舎の方に入っ貰います」

「役場がまだ来ていない」「カギがないって言ってるよ」

　これで、ほぼ決定です、北海道の地震では避難所があくまでに１時間以上かかったそうですがその心配がようやく薄れました。

「カギは災害協定を長南集学校さんと結んで預けてくださいね」・・・ようやくホッとした紅議員でした。（＾－＾）