ホラ吹きの日々

趣味のもの作りの記録と日々のつぶやき。

ぺるけ式トランジスターMini-WatterPart5 19V制作

2021年04月25日 | トランジスターAMP

15Vバージョンを制作してみて19V版も何とか出来そうです。

まずはトランジスターの選別から

2SK170-BLのペア取りから

つづいてFETの選別

ユニバーサル基板の配線はゆっくりと慎重に配線します、

急ぐと必ず誤配線に成りますね。

続いて電源部の制作、電圧のチェックを忘れずに

 

少し高めですがOK

Rチャンネルの制作

ヒートシンクは手持ちの銅板をカットしてみました、通電テストをするも

電圧がおかしい、出力トランジスタの発熱は凄いですが許容範囲です、

頭を冷やして配線を調べてみると、1ヶ所見つかりましたミスはこれだけで済みました。

組み上がって、各部の電圧を測定しますこの段階では設計数値には成りませんので

誤差は気にしません、

基板の裏を調べ ハンダのミスをチェックします。

現物合わせしてケースの加工、部品の取り付け

配線は何度も確認します、この段階で音出しテスト 大丈夫でした

音が出るまでは とても心配です。

蓋をして2時間程度通電して 電圧を調べ 誤差の範囲に収まるか調べます。

OKならDCオフセット電圧の調整3mV以内に収まる様に10ΩVR回して何回か調整します。

パワーが3Wに増したので 音に迫力を感じます。

 


FET式差動バランス型ヘッドフォンアンプ-2

2021年02月21日 | トランジスターAMP

Rチャンネルを制作します

電源部は省略してアンプ部

電圧を調べ異常の無い事を確認します、基板の回路図から電圧測定位置を確認します。

ケースはタカチのHEN110520 穴あけ加工はキャノンプラグの穴24mmΦはホールソーが有れば

難しくは有りません、取り付け穴は現物合わせ、4連VRは基板を配置しトランジスタの高さを確認、

1ヶ所トランジスタの高さを低くしないと収まりません、ケースとのシールドはするべきか

は組み立てて最後にテストしてから決めます。

左右のHOT COLD GNDの配線に注意してXHコネクタで組み立てます。

続いてヘッドフォンの改造といっても凄く簡単でした、3.5mmの4芯ケーブルをネットから購入

SONYのMDR-7506の内部ですがMDR-CD900STも同じです、

Rチャンネルの細い赤のHOTを残し残りはすべて取り外します

4芯ケーブルに取り換えて左右のHOTとCOLDを間違えないようにハンダします ここを間違えると左右の音が分離しません。

RチャンネルのCOLDは空中配線してスリーブし、ハウジングにティシュペーパーを円形に

切ってハウジングに詰め込みしますと音の濁りを改善出来ます。

私は間違えまして一日原因の解明の時間が必要でした。

キャノンプラグ5Pも配線して完了、接続して音出し、アンバランス接続と比較です。

2台のヘッドフォンを使用して音の違いを確認します

3日間色々なジャンルの音源を聴き比べしました、私の感想ですが

バランス型とアンバランス型との違いは一枚のベールを剥がした様な音がバランス型は出ています

アンバランス型は もやっとした音がバランス型ではかっちりとした音に変化しています。

曲によっては高音域がきつく感じるかも知れません、低音域は出過ぎる位出ます。

プロの音響機材はこんな音が出ているのでしょうね、

まったりと聞くにはアンバランス型でも良いと思います。

 

 


FET式差動バランス型ヘッドフォンアンプ

2021年02月19日 | トランジスターAMP

バランス型回路はプロ機材に多く使用されています

アースを左右で共用しないで別々に配線するとどんな音が出るのか気に成ります。

ぺるけ式差動バランス型ヘッドホンアンプのプリント基板がヤフオクに出ていました

ポチって制作してみます。ペア取りのトランジスタは2SK170-BLだけですので

まだ選別済が手持ちに、4連ボリームとキャノンコネクタは今回初めて、

背の低い部品から取り付けていきます、5%抵抗は選別済。

プリント基板 制作は楽ですが、回路の理解が進まないですね、考えなくても出来てしまいます

電源部はLチャンネルのみ制作 XHコネクタでRチャンネルに供給します。(11.8V GED -2.3V)

トランジスタはハンダの熱の影響を避ける為少し浮かせてハンダ付けしてます。

つづく

 


ぺるけ式トランジスタアンプを制作してみる

2021年02月01日 | トランジスターAMP

真空管に近い音が出ると言われるので作ってみます。

タカスのユニバーサル基板は初めて見ましたが、どのように配線すればよいのか

理解するのは 大変です、

電源部から配線していきますが、最初にアースラインを銅線で繋ぎ 部品の配線も

銅線で配線していきます、

プラス15V、 マイナス15V、アースラインを先に配線ハンダをして 部品を刺して繋げて行きます。

電源部が出来たら 電圧チェック 次にRチャンネルを制作 電圧チェック

ここまでは順調に制作出来たと思いきや、最新の回路では無くてその前の図面で制作をしていました

一部手直しを、高域の補正を追加して Lチャンネルの制作に進みます。

出来上がって RチャンネルとLチャンネルの電圧のチェックをすると 0.02V違う事か判明

何処から違うのか どうも初めからLチャンネルの電圧が低い 

抵抗はすべて選別しているので 間違いは無いはず、と思っていましたが、チェックリストを制作して

すべての電圧を測って比較してみると 15Vからドロップする電圧が怪しい、

5.6Ωのはずが7.2Ωが入っているではないか、何日も悩んで無事に解決。

ハンダ付けヶ所もミスは無いか 拡大鏡で何度も調べました、真空管のアナログ配線は

楽ですが、トランジスタのハンダ付けは手強いです。

ヘッドフォンも配線して ジャックでスピーカーと切り替え出来ます。

ケースは丸穴ばかりですから真空管よりも加工は楽です、

ケースに入れて2時間ほど通電し、DCオフセット電圧調整 10Ω半固定抵抗で何回か調整して

1mV以下になるまで調整します。

24時間通電して 真空管6N6Pミニワッターと比較視聴してみました、

トランジスタアンプの音は癖が無く優等生です、とても澄んだ音色が出ています。

長時間聴くと どちらが良いのかは 個人の好みの問題になりますね。

1月は鼓膜の手術で11日ほど入院しました このヘッドフォンアンプはlpdとともに

大変楽しませていただきまして有難かったです。

小型でほぼ発熱はないですからとても便利です、真空管では無理。