さて、今回から新たなベコ旅が始まります!
訪れるのは日光。
歴史遺産の多い場所ですが、てくてく見て回りましょう!
そんなわけでまず最初にやってきたのはご存知、日光東照宮。
徳川家康を祀る神社です。
まずは杉が連なる参道を進みます。
ベコ 「のっぽの杉の木だべこ!」
緑がきれいな下新道。
二荒山神社前のバス停から東照宮へ続く横道ですが、思わず深呼吸したくなる道です。
そして、参道を抜けるとそこには!
ベコ 「東照大権現だべこ!」
そう、徳川家康を祀る荘厳な神社です。
ベコもこれまで幾度となく訪れた東照宮ですが、なんど来ても感動します。
それでは鳥居をくぐって神域に入りましょう。
入ってすぐに目に止まるのが三猿。
ベコ 「三猿登場だべこ」
これもご存知、「見ざる、言わざる、聞かざる」です。
三猿を確認して2つ目の鳥居をくぐると、そこにあるのが国宝・陽明門。
ベコ 「出たっ!陽明門だべこ!」
平成の大修理を終えて間もない陽明門。
できたてホヤホヤの真新しい門でした。
近づくとその壮麗さに驚かされます。
うーん、きらびやかな装飾がすごいですね。
ふむふむ
ふむふむ
意外と愛嬌がありますな。
なんとなく漫画チックかも。
ちなみに、これは陽明門の天井に描かれている龍の絵。
迫力ですね。
そして、こちらが東照宮の本殿や拝殿のある御本社
こちらは現在も平成の大修理の真っ最中。
入口の唐門には精巧な彫刻が施されています。
中国の古典になぞらえた彫刻なのだそうです。
これも何となく愛嬌の感じられる彫り物です。
唐門を支える両側の柱には昇り竜と下り龍。
ちなみに、御本社の中では神主さんの講話とお祓いをしてもらえます。
ただ、残念なことに内部は撮影禁止。
さあ、お祓いが済んだら次の必見ポイントはこれ!
左甚五郎の眠り猫です。
こちらも平成の大修理を終えてきれいさっぱり。
東照宮のネズミくんも身の毛もよだつ心境に違いありません。
そして、眠り猫の先にある門をくぐると、
細長い通路が続いてました。
ベコ 「うっそうとしてるべこ」
木々の隙間からは東照宮の御本社が見えてます。
そして、通路を行き当たるとどこまでも続く長い階段が!
ハアハア、ゼエゼエです。
息も切れ切れに登っていくと、そこには
…急ぐべからず、ということでした。
ベコ 「ふー、なんとか登りきったべこ」
実はここ、家康のお墓のある奥宮。
天下統一を成し遂げ、260年余にわたる泰平の世を築いた徳川家康。
その旗印には「乱れた世を離れ、太平の世を目指す」という意味で「厭離穢土 欣求浄土」(おんりえど ごんぐじょうど)と掲げられていたそうです。
家康は、今もここから江戸の町を見守っているのでしょう。
いやー、なかなか奥深い東照宮でした。
体も心もキリリと引き締まった感じです。
それでは、続いて次のスポットへ進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
日光東照宮
徳川家康を祀る壮麗な神社です。家康が亡くなったのは駿府城で、はじめは久能山東照宮に葬られましたが、遺言により一周忌とともに日光東照宮に移されたそうです。
現在の東照宮ができあがったのは三代将軍・家光の頃で、「寛永の大造替」として大規模な改築が行われました。そんな東照宮の境内には国宝や重要文化財が目白押し。ひとつひとつ見ていたらとても時間が足りません。
また、東照宮は平成の大修理が今でも続いています。ホームページによると平成15年から平成36年までの22年に及ぶ大修理なのだとか。数年前に東照宮を訪れた時は陽明門は修理の真っ只中。完全にシートに覆われておりガックリした記憶があります。
東照宮へ行くには、東武バスの「神橋」か「大猷院・二荒山神社」のいずれかのバス停で下車します。「神橋」からは表参道経由、「大猷院・二荒山神社」からは下新道経由で東照宮へたどり着けます。東照宮にもっとも近いバス停は「表参道」ですが、休日はバスが止まらないため要注意です。
ちなみに、東照宮のお隣にある「大猷院」も見ごたえあり。三代将軍・家光の墓所があり、東照宮と比べると落ち着いて重厚感のある神社です。一方、男体山をご神体とする「二荒山神社」も有名ですが、今風でモダンな様子にちょっとビックリします。
なお、東照宮の旧社務所であった「東照宮美術館」も一見の価値ありです。趣のある和風建築で、にぎやかな東照宮とは対照的。一方、「東照宮宝物館」は値段のわりに内容がイマイチでガッカリ。