ベコの長崎紀行でオランダ坂をお散歩中のベコです。
お天気も回復してきて気分もウキウキ。
あまり観光客もおらず、静かな雰囲気です。
てくてく坂を進みましょう。
さて、次にやってきたのは東山手十二番館。
道沿いに建つ洋館の一つです。
瀟洒な木造の建物ですな。
訪れる人も少なく、ひっそり。
広いベランダにあるベンチは、なんだか古い駅舎のようですね。
建物の中もレトロな雰囲気。
木の廊下を進み、広間を拝見。
かつては領事館として使用されていたようです。
時間が止まったような部屋が印象的でした。
さあ、続いて坂道を歩きましょう。
徐々に下り坂になってきましたが、オランダ坂もそろそろおしまい。
そこに建っているのがこちらの洋館。
東山手甲十三番館です。
ちょうどオランダ坂の入口近くにあり目立ちます。
もともとは銀行のお偉いさんの住まいだったのだとか。
こちらも異国情緒豊かな洋館です。
バルコニーにはお洒落な椅子とテーブル。
午後のひととき、お茶を楽しめそうですね。
1階ホールでは演奏会が行われていたため2階へ。
木造の急な階段を上がって2階へ行くと、
これまたレトロな広間がありました。
ベランダに出ると、日差しがたっぷり。
写真には写っていませんが、お客さんもそこそこ来館中。
けっこう賑わっていました。
というわけで、オランダ坂の洋館巡りはここまで!
レトロな洋館を楽しめたのはラッキーでした。
ぼちぼち陽が傾いてきたので、本日最後のスポットへまいりましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
オランダ坂と洋館(2)
続いて訪れたオランダ坂の洋館は「東山手十二番館」と「東山手甲十三番館」。一つ目の「十二番館」は東山手エリアでもっとも古い洋館だとか。外国の領事館や宣教師の居宅として使用された洋館で重要文化財。
訪れてみるとひっそりとした佇まいで、静かな邸宅でした。領事館の後は近くにある活水学院の所有になり、1970年代には長崎市に譲渡。現在はミッションスクールの歴史資料館として公開されています。
次に訪れた「甲十三番館」は、もともと香港上海銀行の支店長の住まいとのこと。その後は領事館として利用され、昭和に入ると下宿や喫茶店などとしても使われたのだとか。
紆余曲折があったようですが登録有形文化財です。現在は長崎市の所有で、市民ホールや喫茶スポットとして運営されています。訪問当日は1階のフロアで演奏会が行われており、観光客で賑わってました。
そんな二つの洋館はいずれも情緒のある洋風建築。横浜や神戸の異人館を思い起こしました。横浜や神戸などと比べてお客さんも少なめで、ゆっくり見学できるのはラッキー。
ただ、オランダ坂全体でそれほど洋館が多いわけでもなく、横浜や神戸の異人館と比べるとむしろあっさり気味。これならわざわざ長崎に来る必要はなさそうで、ちょっと肩透かしでした。