信州・白馬で山歩きを楽しんでいるベコ。
今日は有名な八方尾根の八方池を目指します!
ところが、残念なことにお天気はあいにくのドン曇り。
ベコ 「痛恨のドン曇りだべこ~!」
やはり昨日のすじ雲は天気が崩れる前兆だったようです。
予報官は昨日のすじ雲を見なかったのでしょうか?
やむを得ませんが、雨は降っていないのでとりあえず登りましょう!
まずはゴンドラリフトで上昇です。
ベコの気分もいま一つ。
ベコ 「テンションがダダ下がりだべこ」
ゴンドラを降りたらリフトを2つ乗り継ぎます。
ベコ 「なんだか冷えてきたべこ」
標高も高くなって、妙にヒンヤリしてきました。
ところで!
このリフトがえらく低空を移動するのです。
ベコの足が地面に着きそう。
ベコ 「ほげ〜」
ベコ 「地面スレスレだべこ〜」
リフトの乗り換え地点には、長野オリンピックの建物がありました。
ベコ 「おお、オリンピックのレガシーだべこ」
ダウンヒルのスタート地点で標高1,680mとあります。
さらにリフトで上昇すると男子滑空の発射地点も。
なんと標高1,765mです。
見あげると、空にはパラグライダーが気持ちよさそうにフライト中。
そんなこんなで、リフトを乗り継いで登山口に到着。
ほー、ドン曇りながらなかなか雄大な風景が現れました。
昨日も見えた白馬連峰です。
雲がかかっていますが、これはこれで絵になる景色かも。
よく見ると、こんな高いところに普段着で来てる人もいますね。
。
ここはすでに標高1,800m超え。
なかなかツワモノです。
それでは、いよいよ八方尾根を歩きましょう!
ベコ 「よし、出発だべこ!」
登山道は岩場コースと木道コースの2コースがあります。
今回はなだらかな木道を登るコースを進むことに決定。
昨日の栂池自然園の急勾配で体力を使い果たしたのです。
岩場コースは、聞くからに大変そうなのでやめにしました。
ベコ 「木道コースをてくてく歩くべこ」
そんな木道からの景色はこちら。
イマイチ迫力がありませんが、きれいな稜線が見えますね。
緑も豊か。
道端には可憐な高山植物も咲いてます。
小さな鈴のようなお花です。
一方こちらはアザミでしょうか。
トゲトゲなのです。
お、これは、
昨日、栂池自然園でも見た白いお花です。
急な尾根ではありますが、いろいろな高山植物がみられるのです。
そして、夏休み中だけあってハイカーも元気いっぱい。
みんな、思い思いに登山を楽しんでます。
しかし…
いつまでたっても上り坂が続きます。
延々と続く登り坂に、徐々に体力も消耗。
かなりバテ気味になってきました。
しかも!
見上げると、はるか彼方まで登山道が続いているではありませんか!
ひょえ~!
八方尾根は初心者コースと聞いていましたが、
こんなにハードな上り坂だったとは!
ちょっと騙された感が強い登山道です。
けど、周囲の山並みはなかなかきれい。
緑も生き生きしています。
途中で休憩を取りながら、ようやく到着したのは第2ケルン。
ベコ 「ふー、第2ケルンだべこ〜」
この場所でもう1つの岩場コースと合流して、八方池に向かうのです。
ちなみに「ケルン」とは登山道に作られた道しるべ。
ここまで上ると、ふたたび白馬連峰がその雄姿を現します。
ベコ 「白馬連峰と再会だべこ」
いよいよ標高2,000mを超えました。
ちょっと雲が切れて、青空がのぞいてきたようです。
このまま雲が消えてくると嬉しいのですが。
さあ、上り坂でヘトヘトですが、頑張って先へ進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
八方尾根
北アルプス・唐松岳の中腹にあるのが八方尾根。四方八方に尾根が連なっていることから名付けられたのだとか。なかでも白馬連峰を一望できる八方池は有名でハイカーもたくさん。
とはいえ、八方池に至るまでは思いのほかハードなルート。初心者でも気軽に登れると聞いていましたが、それなりの覚悟が必要かも。
登山道は岩場コースと木道コースの2つ。当初は木道コースが楽かと思いましたが、延々と登りが続くので正直バテ気味に。しかも、白馬連峰とは反対側の尾根下を歩くため、せっかくの白馬連峰を眺めることができません。
一方、岩場コースは大変かもしれませんが、尾根伝いに歩くため雄大な白馬連峰が一望できます。どうやら登りは岩場コース、下りは木道コースがベターかも。
ちなみにふもとから登山口までは、ゴンドラとリフトを3つ乗り継ぎます。時間にしておよそ30分、料金は往復2,900円。リフトを降りたら登山口から八方池までは1時間半~2時間程度です。
ただ、人気の八方尾根ではありますが、当日はドン曇りで八方池の景色もちょっとイマイチ。やや感動の薄い山歩きとなりました。これだけ苦労して登ったもののちょっと後悔したハイキングでした。