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普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

はかた・そうるふうど

2009-01-02 16:33:25 | Weblog
今年の正月は博多に滞在中である。
1月2日の本日は、満を持して「アレ」を食べにいった。
博多人のソウルフードである。

「アレ」とは、「もつ鍋」でも「トンコツラーメン」でもない。
まして「水炊き」でも「鉄鍋餃子」でもないのである。
それほど知られていないが、実は博多人がこよなく愛す食べ物である。

ナツコにも食べさせたい逸品でもある。
それは、博多のロードサイドの至る所にある。

じゃーん。

「牧のうどん」である。
この看板を見たら、博多人は、まるで「パブロフの犬」のように唾液が出るという。

正月2日から駐車場は完全満車状態であった。


ここの売りは、うどんの常識を根底から覆すものである。
なんと、「柔(やわ)めん」である。
この店では、注文の際、うどんの堅さを選ぶことが出来る。
「硬めん」、「中めん」、「柔めん」から選ぶのであるが、
多くのものは、「柔めんを」選ぶのである。

讃岐がなんだ、腰がなんだ。
うどんは「柔めん」にきまっとろうが、という潔い態度がうかがえる。
信じられないことではあるが、現実である。
さすが「はかたもん」たい。

しかしその味は、想像を絶するものである。
かく言う僕も、数年前に初めてこの「柔めん」と出会い、すっかり「柔めん」信者となったのであった。
博多に来るたびに、「ラーメン」よりも「水炊き」よりも真っ先に「牧の」に足を運ぶ。

今回、僕は「ゴボ天うどん」を選んだ。


見るからに「柔そうな」うどんが、何とも不思議な風情である。
しかもゴボ天が、かき揚げではなく、一本一本揚げられている。
これも「博多」流である。
東京がなんだ、という態度を貫き通しているところが、これまた潔い。

そして食べた「ゴボ天柔めんうどん」。
相も変わらず、最高でありんした。

完食。
星五つでありんす。

ナツコさま、南の地にかようなB級グルマンがございます。
是非、味わって頂きたく存じます。
草々。