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12/5@つくば 「サンゴ礁の生物多様性を支える分類研究とその展開」

2010年11月28日 | 大学・研究機関による
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日本サンゴ礁学会第13回大会 公開シンポジウム
「サンゴ礁の生物多様性を支える分類研究とその展開」
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日時:2010 年12 月5 日(日)14:00~16:30
場所:茨城県つくば市「つくばカピオ」 ホール
(高速バス「つくばセンター」、つくばエクスプレス「つくば駅」徒歩7 分)
主催:日本サンゴ礁学会
後援:日本生物多様性観測ネットワーク (J-BON)


開催趣旨
今年は,国連が定めた国際生物多様性年であり,10月には生物多様性条約第10回
締結国会議(COP10)が日本で開催されるなど,生物多様性保全と利用への関心
が高まっている。しかし,生物多様性をどのように把握するかについての議論は
多くない。
生物多様性の保全と利用のためには、「どこに,どのような生物がどれくらいい
るのか」を知ることが必要であり,その基礎をなすのは,生物を命名し,同定す
る分類学である。
最近になって,生物分類群やハビタットの多様性に注目した優先保全地域抽出の
試みがなされ,また,日本近海が世界的に海洋生物の種多様性が高い海域である
ことが認識されつつあるが,同時に,相当数の未記載種や,日本でこれまでに分
布が知られていなかった種の存在も判明している。日本のサンゴ礁においても例
外ではなく,生物多様性について十分理解されているとは言えない。こうした現
状を踏まえつつも,生物種のデータベースが整備され,地域や国,研究者らに広
く活用される基礎情報となることは重要である。このような基礎情報の蓄積と活
用により,サンゴ礁域における海洋保護区が設定されることで,生物多様性の保
全と利用がより効果的になるだけでなく,分類学的研究がさらに進展することが
期待できる。
そこで,本シンポジウムでは,演者の方々に,サンゴ礁域の分類学を基礎とした
生物多様性研究,ならびにサンゴ礁の生物多様性モニタリングと保全施策につい
ての話題を提供していただき,これから日本のサンゴ礁域で生物多様性研究を進
めていくための諸課題に,どのように取り組んでいくべきかについて議論したい。

企画者:加藤亜記(琉球大学熱帯生物圏研究センター)・安村茂樹(WWFジャ
パン)

プログラム
1.趣旨説明

2.第一部 講演
(1)藤倉克則 (海洋研究開発機構) :「日本近海にはどれくらいの生物がいるのか」
(2)寺田竜太(鹿児島大学水産学部):「サンゴ礁生態系における海産植物の種
多様性と群落構造の特性,現状と課題」
(3)藤田喜久(NPO法人海の自然史研究所・琉球大学大学教育センター)
:「沖縄での種多様性研究とその成果を活かしたアウトリーチ活動の実践例」
(4)荒牧まりさ(環境省自然環境局自然環境計画課):「サンゴ礁生態系保全
行動計画について」

3.第二部 パネルディスカッション
「サンゴ礁生態系の多様性モニタリングと保全施策への研究者の貢献」
コメンテータ:杉原 薫(国立環境研究所)

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