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◆カーボンオフセットの取り組み続々

2008年05月15日 | 企業/産業界の取り組み
企業がカーボンオフセットを取り入れたことに関する
ニュースが連日新聞紙上で見られるようになりました。

カーボンオフセットの詳しい説明については,
上のリンクから環境gooで見ていただくとして,
簡単に言うと,自分たちが排出したCO2をお金や
他の削減活動で相殺する仕組みのこと。
(offsetという英単語の意味は,相殺する,埋め合わせる)


企業活動にともなって二酸化炭素は必ず排出されます。
もちろん,排出量は業種によって異なりますが,
この排出したCO2をどういった方法で相殺するか,
これが個々の企業で工夫される点です。

例えば,最近の日経新聞記事で紹介されていたものでは,

ネット接続サービス(朝日ネット
利用時の排出分を,接続料金に上乗せする月額100円で得た
資金でグリーン電力証書を購入するというもの。

間接的に,風力発電やバイオマス発電の普及支援に
充てるという方法を採用しています。


また,近畿日本ツーリストは,旅行中に排出するCO2を
国連が認証する排出枠(排出権)を購入することで相殺します。

この排出枠は,途上国で風力や水力などの発電で減らした
化石燃料分に相当するもの。旅行者一人当たり最大500円
程度を負担することを想定しているようです。
近ツープレスリリース


大手商社の住友商事も,排出したCO2量の分だけ排出枠を
購入する従量制カーボンオフセットを適用した自動車リースの
サービスを5月から開始すると紹介されています。

住友商事のHPを見たところ,実際に開始されているかどうかは
よく分かりませんが,営業車両を多く使う企業に売り込む
ビジネスを検討しているようです。
⇒住友商事HPの関連ページ


上記2社は,それぞれ,株式会社自然エネルギー・コム
株式会社リサイクルワンを通じて購入しています。

カーボンオフセット関連ビジネスも今後大きく成長するでしょう。


※参考書籍

グリーン電力―市民発の自然エネルギー政策
北海道グリーンファンド
コモンズ

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おすすめ度:★★★★☆
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