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こばなし

日々のよしなしごと

だから私は花屋の店頭でユリを見ると、いつでも涙ぐんでしまう。

2009年04月16日 | 日記
いらいらいらいらいら

ほんとうにおもしろいくらい
どいつにもこいつにもいらいらする

書類をぶん投げたい



こんな自分がいちばんいやだ





会いたい人がたくさん
行きたい場所もたくさん
体が時間が足りない



誰かに会いたくて会いたくて
とにかくすきな人に片っ端から会いたい

不安なんだ
きっと

泣き出したい



すごく会いたい人が
いつもいるはずなのに
それがいったい誰なのか思い出せない


もうずっと
そんな感じ


わかんないや






みんなうそつき

くちだけ

わすれちゃう

むかつく


みんないなくなる





すきになりたい










 そしてその後必ずちょっとだけ笑顔になる。
 悲しみよりも懐かしさよりも、楽しかったことがたくさん頭の中によみがえってきて、たとえその日がどんな天気であってもどんなごみごみした街中でも、奇跡のように新鮮な空気がさあっと胸に入ってくるのだ。
 そして胸のところが黄色っぽい暖かい光に満たされて、幸福がじんわりと体中にしみわたる。
 懐かしく切ない気持ちと、今、こうしてここにいることへの不思議な感動の念が私の体中を照らし、その光は私の中にたまっていたつまらないことをきれいに洗い流していく。


アルゼンチンバハア/よしもと ばなな