こばなし

日々のよしなしごと

どこにでも一緒に行ける男なんて、気持ち悪くていやだ。

2008年10月06日 | 日記
朝起きたら
あたまがふらふらして立てなかった
まだ時間があったから
ちょっと寝ればおさまるかも
そう思ってまた寝た
そうしたらだいぶ寝てしまって
慌てて電話した

この場合
寝坊が理由なのか
貧血が理由なのか
ちょっと迷ったけど
とりあえず貧血と言っておいた


泥のように眠り
午後から仕事へ

お金が少なくて助かった


ふらふらするのは慣れっこだけど
やっぱりまた病院行ったほうがいいなぁ
貧血も低血圧も
両方あるんだと思う

女の人は大変です




そんなになりながらも
内緒のライブに行きました

書いていいかわからないから
詳しくは書けないけど
行ってよかった

あの人たちは好きだから

ちょっとずつ
よくなればいいと思います
焦るのはよくない
世界一だから大丈夫だよ


あの曲を聴いて
吐きそうになった
自分の弱い部分
認めたくないのかな

本当はわかってる
みにくいところも
よわいところも
認めなきゃって
だけどやっぱりそれは
なくしたい部分だから
どう折り合いをつけていいのか
わからない

みんなはどうしてるのかな



よごれきったぼくらは
きれいな人間になるために
生きるんだ





王子さま
待ってたっていいじゃない

だけどわたしの王子さまは
白馬には乗っていないし
シルクの服だって
着てないだろうな

理想の人なんていないもの

ハチはどこにもいない

わたしを全部
認めてくれる人が
王子さまなんだねぇ
きっと





わたしは不幸ではないし
自分が思っているよりもずっと
愛されてる


本当は知っています




わたしには
愉快な仲間たちがいます
あっちにも
こっちにも





みんないつも
ありがとう




これだってきっと
愛だよね




なんか最近ほんと
おかあさんみたいな気持ち
だってみんな
かわいいんだもん





ムカついたり
泣かされたりしても
好きでいられる人たちは
大事です
















 ハチには声をかけるべき人がたくさんいた。知らなかった。私はこういうみんなを通行人だと思っていた。町はセットで、みんな背景だと思っていた。電車の中で押し合う肉塊は気味の悪いクッションにすぎなかった。
 自分だけ、それで自分もいない。
 でも今ははじめてみんなを生きている人間だと思った。それはすごくこわいことでもあった。好きになりたくなかった。不安だった。
 みんなお互いを刺せば切れて死んでしまう。でもそんなことしたりしないなんて。
 みんなそしらぬ顔して感情がないみたいにすましてるけど、自分の子供がいじめられたら泣いたり怒ったりして動揺する。でもみんな百年後にはここにいない。そのことをみんなが知ってるなんて。
 すごすぎる、こわすぎる。考えはじめたら止まらない。
 だから、はじめは軽いショック症状が襲ってきて、しばらくは外に出るのがこわくなった。
 それがおさまったとき、世界の様相は一変していた。いつどうなるかわからない中に、自分の手足を泳がせる毎日の喜びよ。


ハチ公の最後の恋人/吉本ばなな