ショートアーム

2022年08月07日 06時10分00秒 | 少年野球

皆さんはショートアームってご存じでしょうか?

ここ最近、見るようになった、ピッチャーの投球フォームの事です。

今回はショートアームについて考えていきます。

 

ショートアームとは、投手がテイクバック時に腕を伸ばさずに曲げたまま行う投球の事を言います。

昔のピッチャーと言えば、ダイナミックな大きなフォームで投げているイメージがあります。

その投げ方で、テイクバック時に2塁側に腕を伸ばして、しなりで投球している投げ方です。

先に述べた通り、ダイナミックなフォームで投げるので球速も上昇しています。

しかし、近代野球に於いて、この投球とショートアームで投球する方法では、あまり球速に違いない事も言われています。

現に、このショートアームは大谷翔平選手やダルビッシュ選手も使っている投げ方です。

MLBでもこのショートアーム投球は確立しつつあります。

では、なぜこのショートアームが世に広まってきたのでしょうか?

大きく分けて3つの理由があるそうです。

①コントロールが安定する

 余計な伸縮動作(無駄な動き)が無いので最短でボールのリリースができる

②力を上手くボールに伝える事ができる

 トップまでの動作が早くでき、尚且つその動作を早くボールに伝えれるのでパワーロスが少ない

③肩肘への負担が最小限に抑えれる

 トップまで肘のしなりを使って投げるので、肘の負担が大きい

 

投球動作に於いて、M字で投げる投手はこのアーム投げに近い動作になるようです。

要は、右投げの場合、まず右肘が上がります。そして肘が上がりきらなくなったらボールを頭くらいまで上げてトップを作り投球する手法です。

ショートアームは右肘をあげるまではあっています。次の動作が異なります。

まず、ボールを体の前を通しながらトップを作るのです。いわゆる右手前で丸く円を描きながら投げる方式です。

そうすることでアーム投げ防止にもなりますし、肩肘への負担も軽減されます。

 

昨今の時代、投手には投球制限が課せられ、世間的にも肩肘への負担を抑える方向にシフトチェンジしつつあります。

指導者も、投手だけでなく野手の投げ方もしっかりチェックして、

・なぜアーム投げが駄目なのか

・どのようにすれば改善できるのか

を併せて指導教育をお願いいたします。へっぽこ審判員からのお願いでした。



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