右打ち?左打ち?

2018年10月27日 06時31分00秒 | 少年野球

野球は打席で右、左を選べます。

簡単ではありますが右バッターと左バッターの違いを、それぞれのメリット・デメリットで解説します。

※写真は残念ながら今年(2018年)引退されるスイッチヒッターで最強選手であった 松井稼頭央選手



右打者の話から。人間は生まれつき右利きの人が多いと思います。

そのため、はじめて打席に立った時ほとんどの人が右打席に立ちます。

プロの左バッターでも昔は右打席だったという人はたくさんいます。

つまり、右バッターはいちいち矯正する必要がないのです。

さらに右打者は、右投手左投手どちらが来ても大して影響はありません。

デメリットとしては一塁までの距離が左打者よりも遠いということがあります。

 

左打者のメリットは、今書いたように一塁までの距離が近いということ。

そして右投げの投手に強いということが挙げられます。

また、走る体勢に入りながらバッティングをすることもできます。

デメリットとしては、左投手に対しては弱いということが挙げられるでしょうか?(結構自信無い

 

これらを踏まえたうえで、どのように指導していったらよいでしょうか。

右打者と左打者による練習方法の違い選手の特徴を捉えた育て方をしていきたいのですが、基本的に右打者の方がパワーヒッターには向いています。

というのも元々は右利きが多いですから右打ちの方が力が入りやすいのは間違いないのです。

少々の三振には目を瞑って長打狙いでフルスイングさせるのが良いと思います。

普段の練習から細かい技などはあまり気にせず、思いっきり振らせることに重きを置いて練習させましょう。

 

左打者の場合は、巧打者に育てたいので流し打ちの練習やバントの練習などをしてミート力を上げてあげましょう。

普段のバッティング練習では、センターからレフトの方向に意識を持たせておきましょう。

流し打ちをすると内野ゴロになってもいいところに転がれば内野安打になる可能性は左打者の方が高いのですかね?

 

いずれにせよ、右だろうが左だろうが、しっかり振り切り、自分のバッティングをする事が非常に大事ですかね。


秋季あじさいOT 1回戦

2018年10月24日 18時15分00秒 | 少年野球

久しぶりの試合となりました。
あじさいオープントーナメントの1回戦です。対戦相手は春のあじさいリーグで対戦のあった片平イーグルスさんです。
場所は麻生区とあって往復で約90分かかりました。(長い道のり)片平小学校にて14:30試合開始です。
本日、監督が不在でしたので、いつも審判を行っている私が采配を取らせていただきました。
いつも審判目線でグランドの中から選手を見ていましたが、久しぶりにベンチから選手を応援させて頂きました。
では、いつも通りスタメンです。いつもこのオーダー発表は監督が行うのですが、今日は志向を変えて主将コウセイに皆の前で発表させました。
自分のところで、まさかの「3番 俺」でしたので、もう一度しっかりスタメン発表させました。池谷戸タートルズは私の希望通り先攻を選ばせました。
 
1.ユウ 6
2. ゴウ 4
3.コウセイ 2
4.ヒデキ 8
5.コウタロウ 1
6.シュウヘイ 3
7.ダイ 5
8.ユウスケ 9
9.タケル 7
 
1回表 1番ユウは二球目を打ってショートゴロ1OUT。今日は積極的に打っていくように指示なので全然OK。待って追い込まれて難しい球を打つよりはこれで正解。2番ゴウはピッチャーゴロ2OUT。3番コウセイはファーストファールフライで3OUTチェンジ。
1回裏 先発はコウタロウ 約1ヶ月振りの実践登板です。1番は三振1OUT。2番はライト前ヒットしかしユウスケがファーストに送球 これが間に合いライトゴロで2OUT。3番は四球→盗塁→盗塁で2OUT3塁。しかし、4番をセカンドゴロで3OUTチェンジ。
 
2回表 4番ヒデキはサードゴロで1OUT。5番コウタロウはセカンドゴロで2OUT。6番シュウヘイはライト前ヒットで2OUT1塁。7番ダイのところで仕掛けました。ヒットエンドランのサインでうまくライト前ヒットで2OUT2,1塁。8番ユウスケはファーストライナーで3OUTチェンジ。
2回裏 5番はサードゴロで1OUT。6番は三振で2OUT。7番も三振で3OUTチェンジ。
 
3回表 9番タケルは三振1OUT。1番ユウはセンター前ヒット→盗塁で1OUT2塁。2番ゴウはサード内野安打で1OUT 2,1塁。またまた動かせました。ショート・セカンドの牽制があまりなかった事や、ショートの牽制入るタイミングが判ったので2球目にダブルスチールです。キャッチャーの送球がそれた間にユウがホームインして1点を先制します。しかし、セカンドランナーのゴウが積極的な?走塁を試みた結果、ランダンプレーでタッチアウトで2OUT。3番コウセイは鋭いレフトライナーでした、相手チームレフトのファインプレーで3OUTとなりチェンジです。コウセイはヒット1本損しちゃいました。
3回裏 8番は三振 1OUT。9番はピッチャーゴロ2OUT。1番は三振で3OUTチェンジ。
 
4回表 4番ヒデキはキャッチャーフライで1OUT。5番コウタロウはショートゴロで2OUT。6番シュウヘイは四球→盗塁で2OUT 2塁。7番セカンド内野安打→盗塁で2OUT 3,2塁。8番ユウスケは12球粘りましたがあえなく三振で3OUTチェンジ。
4回裏 2番はピッチャーゴロ 1OUT。3番はファーストフライで2OUT。4番は三振で3OUTチェンジ。
 
5回表 9番タケルはファーストゴロで1OUT。1番ユウはピッチャーフライで2OUT。2番ゴウはファーストライナーで3OUTチェンジ。
5回裏 この回からピッチャーをシュウヘイにバトンタッチ。5番を三振 1OUT。6番をサードゴロで2OUT。7番をセカンドゴロで3OUTチェンジ。
 
6回表 3番コウセイはセカンドゴロ1OUT。4番ヒデキもセカンドゴロで2OUT。5番コウタロウは左中間を破る2塁打で2OUT2塁。6番シュウヘイは三振で3OUTチェンジ。
6回裏 8番を三振1OUT。9番はセカンドゴロ2OUT。1番はファーストゴロで3OUTチェンジ。
 
7回表 7番ダイがセンター前ヒット→盗塁(際どいプレーでした)で0OUT2塁。ここは点をとっておきたい。ワイルドピッチで3塁に。8番ユウスケはセカンドゴロまたしてもダイがホームに突っ込もうとしていたのでベンチから全力で阻止!9番タケルはピッチャーゴロ2OUT。1番ユウ記録上はセンターオーバーになっているが…あればセンターエラーだな。まあ、ラッキーなことに1点追加で2-0となる。2番ゴウは三振で3OUTチェンジ。
7回裏 ここでピッチャーをシュウヘイから再度コウタロウへチェンジする。ここまでノーヒットピッチング、継投でノー(ヒット)ノー(ラン)を狙いたい。2番は三振 1OUT。3番も三振 2OUT。4番も三振で3OUT 試合終了です。
 
結果、2-0で池谷戸タートルズの勝利です。
聞くところによると、相手チームはほぼ5年生以下で構成されているとのこと。これでこの点差とは…(´×ω×`)です。
 
まあ、これで まだこのチームメイトで野球ができます。最後の系統は邪道でしたが何としても勝たせて、6年生を1試合でもグランドに立たせてあげたい気持ちだけです。
次のあじさいオープントーナメントですが、来週(10月最後の土日)が寺尾小🎌🐢💨運動会🏃🏻💨🎌で野球活動は無しの為、早くても11月初旬になりそうです。

スタッフも全力で勝てるようにバックアップします。だからあなた達も全力でプレーをして、悔いの残らない野球人生にして下さい。





橋上秀樹 作戦(戦略)コーチ

2018年10月22日 05時22分00秒 | 少年野球

皆さん、野球の戦略(作戦)コーチってしっていますか?

読んで字の如く、チームの戦略や作戦を監督やコーチに助言する役割です。

そこで、私の脳裏に浮かぶのが、以前 読売ジャイアンツ(2011年11月~2012年)で戦略コーチとして活躍しておられました橋上秀樹さんです。

因みに2012年はジャイアンツはリーグ優勝しています。

私もテレビ中継を見ながらこの「橋上さん」が気になりました。

選手のそばに立って、分厚いファイルを選手と眺めながら、なにやらひそひそ話をしているのです。

恐らく、長年蓄積された解析データを見ながら選手と投球分析をして、一番成功する確率の高い選択肢を選手に助言していると思います。

 

この橋上さん 実は野村克也さんの影響を大きく受けている方でもあります。

野村さんのデータ野球や、育成術、組織論、人生法則に関して一番影響を受けている方です。

なんとなく、わかる気がします。

今は埼玉西武ライオンズの一軍作戦コーチとなっています。(2015年から)




ここから、私のぼやき・・・

 

この橋上さん、もう一度 ジャイアンツに戻ってきて頂きたいです。

橋上さんの教えは、本当にすごいんです。

 

以下はネットで検索した内容です。


「たとえばバッターが打席に立つとき、どんな選手でも一球、一球、『次に何がくるのか』と迷いながら待っているんです。

とくにジャイアンツは迷う選手が多かった。それはレベルの高いバッターが揃っているからなんです。

彼らはその能力ゆえ、すべての球に対応できると勘違いしてしまう。

相手が力の劣るピッチャーであれば、それでも結果を残せますが、各球団のエース級と対戦するときはそうはいかない。

すべての球に対処しようという考えでは、なかなかいい結果は得られない。

狙った球以外は捨てる。その踏ん切り、割り切りができるようにし向けるのが私の仕事です」

ジャイアンツでは最初から受け入れられたわけではなかった。

設のコーチ職という部分に加え、一軍で活躍するようなプレーヤーはみな、強いこだわりを持っている。

ましてや強制などできるはずもない。そこでコーチの橋上はコミュニケーションを図りながら選手をじっくりと観察した。

なかでも、阿部慎之助は、試合中、ベンチで橋上と常に会話を続け、打率、打点の2冠に輝いた。

「選手は十人十色で、いろいろな性格の選手がいます。こちらから積極的に言っていい選手もいれば、逆に聞いてくるのを待たなければいけない選手もいる。

みんないままでやってきたスタイルにこだわりがありますから、私のアドバイスを聞いてもらうために、自分なりにアプローチの仕方や、伝え方を選手ごとに変えながらやっていきました。

信頼関係がないと、どんなことを伝えても、選手は上手く活用できないですからね」


今の西武ライオンズの強さ、もしかしたら橋上さんの影響を少なからず受けていると思います。

しかし、今年のCSの西武ライオンズ敗退で来期の契約は保留になったみたいです。

ジャイアンツ取らないかな~。


審判目線から一言

2018年10月21日 04時56分00秒 | 少年野球

ここ最近、少年野球の審判をほぼ毎週行っています。
~2試合、多い時で3試合の審判を行います。
その際、だいたい1試合は球審を行います。少しづつですが、球審も慣れてきたかな~と思っております。

基本、横浜市は3人制で行う事が多く、たまに4人制で行うと?となってしまいます。
「4人制の方が楽じゃないの?」と言われますが、私は3人制が慣れてしまっているので、たまに行う4人制の動きがギクシャクしてしまいます。

また、学童野球の審判でけでなく、たまに派遣審判で大人の草野球審判や中学校軟式野球審判もやってます。
やはり、中学軟式野球は攻守交代や四球の少なさ、試合自体の進行速度が非常に速いせいか、あっと言う間に終わる事も多々あります。
また、中学軟式野球以上からピッチャー投球に変化球があり、球審の判定も若干難易度も上がってきます。

そこで、学童野球の球審を行いながら気が付いた点を少しだけ・・・

よく、キャッチャーは「捕球の瞬間にキャッチャーミットを動かしたら駄目!」と監督コーチからよく指導されているかと思います。
私もキャッチャー出身ですので、この"捕球問題"は永遠の課題です。
また球審目線からも、明らかに「動かしているな~」という場合にはしっかりトラッキングして、コース&高さを念入りに判定してコールしてます。

まあ、この"ミットを動かす行為"自体、悪い訳?ではないですが、やはり球審には良い印象を与えないですね。
そもそも、ストライクではないからミットを動かして、ストライクに見せかけようとしている(悪い言い方をすれば球審を騙している)行為ですので。
だから球審も「こいつミット動かしたな」と思った瞬間、いつも以上(決してストライク範囲を変える訳ではありません)に厳しく判定します。
よって、このミットを動かす行為は、行わない方が良いかと思います。
私以外の審判の方も同意見でした。

理想は、ぎりぎりの際どいコースで捕球して、ミットを動かさず捕球した位置で、ミットを止めてジィーーーーーとアピール。
これが最高のキャッチャーだと思います。また大きな声で捕球後に「ナイスボール!」とあれば尚良し!(捕球前は駄目よ)
高校野球を見ていても、審判に偽アピールするキャッチャーは、まだまだたくさんいますね。
ミットを上手くごまかして、ストライクに見えるように動かして捕るのも「審判をごまかす」良くない行為です。
これはメジャーでやると、退場になるそうです。
福岡ダイエーホークスからメジャーリーグに行った城島選手は、ミットを止めてアピールするクセを、すぐに直されたそうです。

また、塁審の際の「アウト」「セーフ」のジャッジも極々稀にネット外の保護者から「え~なんであれがアウトなのよ。絶対セーフよ!」と、本人はひそひそ話で話しているかとお思いますが、残念!全部聞こえてますよ!
一番近い所で、自信持ってコールしてます。だから、 私は大きな声で自信をもってコールします。

しかし、やはり人間の判断する事、見る角度や速さでコールした後「間違っていたかな~」と言う事も無いとは言えません。
だからこそ、審判は冷静に、状況の一部始終を、しっかり止まって、大きな声で、はっきりとコールします。
そうすれば、際どい判定でも納得して頂けると私は思っております。
新米審判の独り言でした…。


バッティング練習方法

2018年10月20日 06時01分00秒 | 少年野球

我がチームの最大の課題「チーム全体の打率(出塁率)をあげる!」です。
その為、練習では可能な範囲で、毎回バッティング練習をさせております。

しかし、バッティング練習の意味や意識すべき点などを理解せずに行っていると、バッティングの向上は必ずUPするとは限りません。
バッティングを向上させるためには、効果のある(弱点を補う)バッティング練習を行い、かつそのメニューの意味や行う意図などを選手自身が自分でしっかりと理解することが求められます。

バッティング練習自体もバッティングの向上に効果があると思いますが、それぞれのポイントを意識しながら行うことでより効果的だと個人的には思っています。

そのバッティング練習の流れ(優先順位)とは

①トスバッティング(下投げ)
②トスバッティング(ペッパー)
③フリーバッティング

この順番ではないでしょうか。
ヤクルトの山田哲人選手はこの①の練習で約11種類のトスバッティングを今でも行っており、重要性が理解できます。

ではこれらそれぞれの練習について詳しく紹介していきます。

①トスバッティング
トスバッティングとはピッチャーに近い距離から軽く(下から)投げてもらい、それを打ち返すといういたって普通のトスバッティングです。
(詳細は上記の山田選手が取り組んでいる練習を参考に)
この練習は多くのチームが取り入れている練習ですが、正直楽しくないですし、退屈な練習だと思いますし、私自身もそう思っている時期もありました。
そして、その分適当に行っている選手が多いのもこのトスバッティングの特徴です。
バッティングを向上させるために意識すべき点は

・芯で打つ
・打つポイント
・ボール球は振らない

まずは芯で打つという点についてですが、バッティングでは様々なことが重要だと言われ、それを習得しようとバッティング練習をしますが、個人的には芯でボールを打つことがバッティングにおいて最も重要なのかなと思っています。
このトスバッティングでは緩い球を投げてもらうので芯で打つことは簡単にできます。
なので100%バットの芯で打てるようにしましょう。
続いては打つポイントについてです。
どの位置でボールを打てば綺麗に打てるのか?また、そのうえで芯で打つことが出来るのか?
これを意識しながら、いろいろなコースの球に対する打つポイントの位置を確認していきます。
当然緩い球を投げてもらっていますので実際の試合とは違いますが、このコースはこのポイントで打てばいいのかというような感覚でこの段階では十分です。
打つポイントを意識しながらどのコースに球がきても、しっかり打てるようにしましょう。
最後にボール球は振らないという点について。
緩いボールを投げてもらうので、多少のボール球、かなり外れたボール球でもその気になれば簡単に打つことはできます。
なのでこのトスバッティングではボール球も打ち返してしまう選手が多いのですが、これは良くないのでやめた方が良いかと思います。
緩い球とは言えど、しっかりとストライクゾーン以外の球は振らないことを心がけて下さい。
普段からストライクゾーンというものをしっかりと把握するため とうのはもちろんですが、変にボール球を打てるイメージがついてしまうと、試合でも無意識にボール球に手が出るなんてことがあります。
トスバッティングでは以上のことを意識しながら行ってください。

②ペッパー
これについては、過去のペッパー参考に。

③フリーバッティング
最後にフリーバッティングです。フリーバッティングはどこのチームでも必ずやるバッティング練習です。
そして、何も意識せずにただ来た球を打ち返し、その打球に対し良い打球が飛んだ、良い打球が飛ばなかったというようなリアクションをするだけという選手が多いです。
当然、このような ただ打つだけのフリーバッティングではバッティングの向上の期待はそこまでできません。
フリーバッティングでは、ここまでで身につけた各コースの芯での打ち方、自分のポイントでの打ち方、それに加えて、ペッパーで意識したセンター返しを確認しながら打っていきます。
ここまで軽く投げたトスされたボールを打ってきましたが、実戦では当然ピッチャーは強い球を投げてきます。
フリーバッティングではここまで身につけたことをより実戦向きなものに確認、調整しながら仕上げていきます。
実際にピッチャーが投げるボールを打ち、良い打球が打てた、打てなかったという点だけでなく、「もう少しこうしたほうが良いのでは?」というように感じる点や、実際にピッチャーが投げるボールを打つ中で感じた自分の打つポイントに関する点などをより実戦向きなものに修正していきます。
なんとなく来た球を打ち返すのではなく、一球一球にしっかり目的や意味を持ち、打球に対し様々な事を感じながらフリーバッティングを行った方がより良い効率的な練習になるかと思います。




バッティングを向上させる練習として、我がチームが意識している事です。(結果は中々ついてきてませんが…)
また、バッティング練習は選手は楽しい(辛くない?)ですが、楽しい練習があるが故、結構 指導や厳しく叱る場面が少なくなります。
楽しい練習だからこそ、しっかり指導していきたいですね。
バッティングの向上は野球選手が持つ永遠の課題ですね。


タイムプレイ

2018年10月19日 05時44分00秒 | 少年野球

またまた、新米審判からため?になる話を。

 

皆さん「タイムプレイ」って知ってますか?

何となく聞いたことあるな~っていうレベルだと思います。

私もルール的にはわかっており、状況も何となく説明はできますが、それを審判目線で説明して!と言われたら...です。

 

今回はこのタイムプレイについて説明します。

 

まず、このタイムプレイとはなんぞやから。

イニングの第三アウトがフォースアウト以外の時に、その第三アウトと得点しようと本塁に走ってくる走者の本塁触塁とどちらが早いかというプレーです。

このとき、第三アウトが得点しようとする走者の本塁触塁よりも早ければその得点は認められません。

逆に、走者の本塁触塁の方が早ければその得点は認められます。この条件がタイムプレイです。

ルールブックでは、第4章の4.09(a)の得点の記録のところに記載されています。(私も帰って自宅で野球規則調べました!)

これは私も理解しているが、自分が球審を行っている際にはどのように行動(発声)するかです。

ここからは、私がいつも勉強させて頂いております、審判部長から聞いたありがたいお言葉です。

 

まず注目(注意)する所は球審の「目線」「ポジション」と言う事です。

塁走者の"本塁到着"と、1塁走者の"アウト"のタイミングを同一視野に収め、どちらが速いか確認しなくてはいけないとの事。


野球規則の詳細を


規則:4・09(a)
三人アウトになってそのイニングが終了する前に、 走者が正規に一塁、二塁、三塁、本塁に進み、かつこれに触れた場合には、そのつど1点が記録される。
【注一】第三アウトがフォースアウト以外のアウトで、そのプレイ中に他の走者が本塁に達した場合、球審は、その走者にアピールプレイが残っているか否かに関係なく、本塁到達の方が第三アウトより早かったか否かを明示しなければならない。


このプレーが仮に、3塁で「アウト」が宣言され、そのアウトの"瞬間より先"に、走者が本塁へ到達したと判断した場合得点は認められますが、「アウト」が先と判断した場合は無得点となります。

 

球審は、走者の本塁到達とタッグの瞬間を同時に見なければなりません。

そのためのポジショニングも、とても重要になりますね。

そして、このタイムプレイにはポーズ&掛け声があります。

 

得点が認められた場合、ホームプレートを指差し、

「That run score!」「1点」と宣言し「score that run!」「1点」と本部席(バックネット側)に向かい示します。

得点が認められない場合

「No run scores!」と両手を頭上で交差するように振り、無得点を示します。



この『タイムプレイ』1度でいいから、カッコよく決めてみたいですね~

 

また、このタイムプレイは、塁に走者がいた場合ではいつ起こるかわかりません。

そのためタイムプレイが起きそうなときは、審判はサイン交換をして注意し合います。

(腕時計の当たりを示し、塁審にタイムプレイがあるぞ!と示す事)

審判はタイムプレイなど、何か起こった時が勝負だと思います。

いつ何が起こってもいいように準備しておく事が大事ですね。

さあ、また週末に備えて、審判の勉強だ!


テイククバック

2018年10月13日 05時28分00秒 | 少年野球

野球のバッティング動作のひとつに「テイクバック」というものがあります。

そもそもなぜテイクバックを取り入れるのか?そもそもテイクバックとは必要なのか?

今回はそんな謎が多い、テイクバックについての持論です。

 

テイクバックとは簡単に言うと、スイングに反動をつけるために腕を後ろに引く動作のことです。

一般的にはこのように言われていますがこれが全てではないです。

先に言っておきますがテイクバックは必ずしも必要なものではないです。

私自身の考えは、テイクバックは反動をつけるためが半分、タイミングを取るためが半分だと思います。

 

ではそのタイミングに特化したお話を少し。

 

タイミングの取り方は大きく分けると2種類あります。

つは多くの人が無意識にやっている、下半身の体重移動の流れでタイミングを取る方法です。

私はこれを下半身でタイミングを取ると言っています。

プロの選手では巨人の坂本選手が行っています。(足をホームベース側にふっと上げる動作ですね。)

もう1つは、上半身でタイミングを取る方法。

これに関しては人それぞれなのですが、具体的にはテイクバックを利用し、ピッチャーとのリズムを調整することでタイミングを取る事です。

他にわかりやすく説明すると、ヤクルトの山田哲人選手のバットを上に上げるような動き。(ヒッチにも似ているような気がします。)

あれもタイミングを取り方の1つです。

 

つまりテイクバックと言っても、タイミングを取るために取り入れているという人間もいれば、そもそもテイクバック自体を取り入れていない人だってたくさんいます。(最初からグリップを最後部に置くスタイル。昔の原監督のような構えですかね。)

要するに、テイクバックをする意味なんてものはあってないようなものです。

実際、テイクバックで反動をつけなくてもヒットはもちろんホームランだって打てます。

それに私としては自分のバッティングフォームを探すことにおいて、テイクバックは無駄な動きと思っています。

もちろん人によって、テイクバックの意味は変わってきますので必要という人は必要です。




自分にあったフォームは人それぞれです。

自分にあったフォームがどんなものか、それを早く見つけることが大切です。


ノーステップ打法

2018年10月10日 06時02分00秒 | 少年野球

バッティングフォームは様々です。

ホームラン王である王貞治さんで有名な一本足打法や、イチロー選手の振り子打法(懐かしい)などがあります。

そんな数ある打法の中で、ノーステップ打法と言うものがあります。

高校野球で有名なのは、秀岳館(鍛冶舎監督時代)ですかね。

ストライクまでは各打者が自分に合ったスイングをしますが、追い込まれてからはバットを短くコンパクトにスイングします。

打者はこの姿勢でボールを待ち、目線を低くし変化球をしっかり見極めます。

そして身体の上下動を無くしてセンターから逆方向(いわゆる右方向)へ弾き返します。これがノーステップ打法です。

プロ野球で言うとT-岡田選手や、かなり前には日本ハムファイターズの中田翔選手などがノーステップ打法としてましたね。




そんなノーステップ打法ですが、他の打法に比べるとやはり取り入れている選手は非常に少ないです。

メリットも大きいですが、デメリットもその分あります。(私はデメリットの方が大きいような…)

ではこのノーステップ打法の利点やメリット、デメリットを判る範囲で。

 

メリット

最大のメリットは目線がズレにくく、軸を安定させやすいことです。

目線がズレるとボールを正確に捕えられず(ボールの位置やコース)思うようなバッティングが出来なくなってしまいます。

足を上げたりしないので目線のズレは意識さえすればほとんどないと言えるでしょう。

私的にはノーステップ打法の最大のメリットはここだと思っています。

続いては軸についてですが、こちらも足を上げる打法に比べて、足の上げ方や高さによって変わってくる部分もありますが、足を上げたり、ステップをしたりすることがないので軸をスイング時までブレにくくなります。

軸を安定させることが求められるバッティングにおいて、ノーステップ打法による軸がブレにくいというメリットは非常に良いことだと思います。

確実にミートしたい場面など、ノーステップ打法を活用すると効果的かもしれませんね。

 

デメリット

ノーステップ打法のデメリットとして最も大きいと感じるのが体重移動が難しくなることです。

体重移動がバッティングに必ずしも必要かと言われるとそうではないですが、やはり遠くへ打球を飛ばしたい、長打やホームランを打ちたいという場合、体重移動は必要になってきますし、体重移動ができるとそれだけ強く鋭い打球も打ちやすくなると思います。

足を上げる打法に比べて、体重移動がしにくいのがノーステップ打法の最大のデメリットと言えるでしょう。

とは言え、決してノーステップ打法だと体重移動ができないわけではありません。

ノーステップ打法でも体重移動はできますし、体重移動が出来れば、ノーステップ打法のメリットであるバッティングの確実性を高めることができ、かつ強く鋭い打球長打やホームランも打てるようになるでしょう。

ただ、ノーステップ打法が体重移動がしにくく、尚且つボールに力が伝わり難く、難しいというのは否めませんが…。

 

これらを踏まえて、自分でフォームを改善しては如何でしょうか。(監督さん、コーチの方ご指導お願いします。)

もし今のバッティングフォームがしっくりこないという方は、一度ノーステップ打法を試してみてはいかがでしょうか?

(特にバッティング判断を早くしなくてはいけないソフトボールには良いかもしれませんよ。岩城ブルーレモンさん!)

自分に合うノーステップ打法を完成させることで、今よりも良い成績を残せるようになるかもしれません?!


主審と球審の違い

2018年10月06日 20時12分20秒 | 少年野球

皆さん、野球審判の球審てわかりますか?
ホームベース付近で一番偉そうな人(表現の仕方に語弊があればすみません)が、球審では?と思います。

では、主審は?...同じじゃないの?とお思いの方、いるのでは?

恥ずかしながら、私もその1人です。実はわたくし本日まで球審=主審と思っておりました!恥を忍んで報告します。

やれ、インフィールドフライやら、やれ、振り逃げやら、偉そうな事を言いながら、なんと浅はかな事を述べているのか痛感してます。
チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうですね。


では、本題。この、主審とはフィールド上の指揮統括を行っている責任者、いわゆるアンパイヤの長になる方です。
プロ野球であれば、アナウンスで説明する方、最高責任者が主審になります。
よって主審=球審でなく、主審=塁審もありえます。

だから、主審はゲーム全体を見つつ、個々の審判の判断もしなくてはならない大変な役割です。

だらか「今日は私、主審やります!」は間違っており、「今日は球審させて頂きます。」と言うべきなのです。

如何ですか?
本日、審判部で審判しなが、偉い方から教わった事です。
いや~ためになります。日々、勉強になります。有難い。

明日も終日、審判部のお手伝いです。明日も勉強してきます!


フルスイング

2018年10月06日 06時06分00秒 | 少年野球

フルスイングと大振りの違いの私なりの持論(これも違う!という方があれば遠慮なく…)

 

フルスイングとは?

きちんとした自分の正しいバッティングフォームでおもいきり振れている状態。

 

大振りとは?

自分のスイングというよりは、力任せにおもいきり振っている状態。

 

恐らくこんな感じでしょう。違っていたらすみません。

 

細かく指摘すると色々あるのですが、簡単に説明するとこんな感じではないでしょうか。

フルスイング=大振り=やっちゃいけない と思っている人も多いかと思います が、ヒットだけでなくホームランも打てるようになりたいという事でしたら、フルスイングは必要になってきます。

 

大振りと言われるとダイナミックなフォームでホームランを打つようなイメージだと思います。

プロ野球でいうと、ソフトバンクホークスの柳田選手は豪快な打撃フォームで大振りのように見えると思います。

ですがあれは大振りではないとおもいます。

例外はありますが、プロで結果を出しているバッターのボールまでのバットの運び方とバットの入れ方はほとんど同じです。

柳田選手も同じで、コンパクトに振っているように見える選手とバットの入れ方やとらえ方はほとんど同じです。

ではなぜあんなに豪快に見えるかというとフォロースルーや体重乗せ方が他の選手より豪快だからではないでしょうか?

コンパクトに振る=打球が飛ばないわけでもありません。

要はフルスイングでもフルスイングじゃなくても、一見豪快なスイングもコンパクトなスイングも、全部打つまでの動きは同じなのです。




おもいきり振れという言葉をかけられ、つい力が入ったり力強く振ろうとして自分のフォームを崩さないで下さい。

自分のフォームで打つことを大前提に、フルスイングして下さい。