皆さん、マンガの「キャプテン」って知っていますか?
漫画家の巨匠、ちばあきお先生によって1972年から連載された漫画だそうです。
このキャプテンですが、約50年前の漫画ですが非常にためになる漫画です。
是非、中古書店(B○○K ○F:伏字になっていない…)でも行って見てください。
文庫本タイブであれば、200円くらいで手に入ります。
僕が初めてキャプテンを見たのはアニメ版で、おそらく再放送だと思いますが、憶えているのは夏休みの午前中に放送さていて、そのアニメを見てテンション上げて自転車で中学の野球練習に行っていた記憶があります。
その後、何度も再放送されたりしていますが、人生で最も観ている野球アニメ(漫画)です。
あらすじとしては
野球の名門青葉学院から墨谷二中に転校してきた主人公・谷口タカオは、野球部へ入部するためにグラウンドを訪れ、練習に参加しようと青葉時代のユニフォームに着替えた。
そのユニフォームに気付いた野球部員は、勝手に谷口を名門青葉のレギュラー選手だったと思いこんでしまう。
しかし実際は、谷口は2軍の補欠でレギュラーにはほど遠い選手だった。
そのことを気が弱くて言い出せない谷口は、周囲の期待に応えるべくすさまじい陰の努力を続け、ついにはキャプテンに選ばれるまでになり、チームを引っ張っていく。
そして…谷口の卒業後も、新キャプテンを主人公として墨谷二中野球部が強豪へと成長する様を描いていった。
Wikipedeaより引用
このキャプテンの主人公が「谷口タカオ」と言います。
この気の弱い谷口少年が、ひたすら努力を続けるといったストーリーが、なんだかとても哀愁があって面白かったんだと思います。
ちょっと切ない気持ちで見てたのを覚えています。
影の努力を怠らず、キャプテンにまでのぼりつめる谷口。
彼を支える両親。
そして谷口の影の努力を見逃さなかった前キャプテン。
ピッチャーの経験もないのに投手としての練習を始め、ついにはマウンドに立つまでにのぼりつめる谷口。
そして彼の精神を引き継いだ丸井、イガラシ、近藤、とキャプテンが代わっていき、それぞれが活躍します。
いやーあげればキリがない。
僕が好きな谷口の魅力は、人を巻き込む力(カリスマ性)です。
「がんばる」一辺倒の練習でメンバーの反感を買ってしまうも、それでもやがて周りの人間をやる気にさせてしまう谷口。
代表的なエピソードとしてこんな話がありました。
強敵、青葉学院との対決に向けて、谷口はキャプテンとしてメンバーに守備の特訓を行います。
毎日ノックだらけで体中傷だらけになったメンバーは次々に不平不満を言い出し、遂には谷口の家まで抗議することになりました。
「ちぇ、まったく、キャプテンがうらやましいぜ!ただノックさえしてりゃいいんだからな!」
「ほんとほんと!」
「みんなキャプテンに抗議しようぜ!」
谷口の家に着くと、お母さんから「タカオなら近くの神社に行ったよ」と伝えれます。
神社に願掛けにでも行ったのかなと笑いながら神社に行くメンバーたち。
そこで部員たちが見たものは、父と一緒に壮絶な特訓をする谷口の姿でした。
メンバーはそこで知るのです。
谷口は、みんなの練習(ノック)に時間を取られ、自分の練習が出来なかっただけで、学校での練習後、メンバーよりもっともっと厳しい練習を自分でしていたのです。
谷口「お、俺たちみたいに素質も才能もないものはこうやるしか方法はないんだ」
メンバーは谷口に声をかけることができず、逆に自らを恥じて自宅までのランニングで帰りだすのでした。
イガラシ「これなんだなあ…キャプテンがみんなをひっぱる力は…」
"キャプテン名シーン 2/6" を YouTube で見る
ううう 泣 鳥肌もんです。
もう涙が止まりません。(大袈裟!)
谷口は、どんなときも決してあきらめない。
あきらめない気持ちが人の気持ちを動かしヤル気にさせるのです。
どうでしょうみなさん?
谷口の「がんばる力」は伝わりましたか?
時間があれば、是非 キャプテンの漫画読んでください。
また、私はアニメ版のオープニング曲を聞いただけで泣けてきます。
(先に述べた野球練習前に自転車に乗りながら、この曲をずっと歌ってました)
『君は何かができる』とエンディング曲の『ありがとう』は、いつ聞いても鳥肌もんですよ。
僕の野球人生で大事なことはすべてキャプテンが教えてくれたと言ってもいいでしょう。
それぐらいスゴい漫画なんです。
是非是非 買って読んで下さい。そして子供(選手)にも見せてあげて下さい。